12/29 LILI LIMIT size L
山口で生まれたバンドを山口で観てきました
この間の大阪は始まった途端涙こらえながら観ていて、こんなに素敵な音楽を作り出すバンドのこれからを楽しみにできないことが、とにかく悲しくて寂しくて終わってからもぽっかり穴があいてしまったみたいにどうしようもない気持ちだったのに
この日は最初から最後まで食い入るようにステージを観てた
これが最後やってわかってたから、一瞬も逃すことなく全てを記憶に焼き付けたかったんやと思う
SEなしで1人1人ステージに集まって牧野さんの「あの日々にバイバイ」から始まって
旅立ちの歌だと思っていたLAST SUPPERがこの日のためにあったようにも感じて、ライブも曲も私の感情とともにあるんやなって改めて実感
open~h.e.w.~Girls like ChagallはいつもCDで聴いてる流れのままで、途切れることなく音が続いてて気持ちよかった
これぞ私の好きなLLL…!
個人的に衣食住EPで特に好きな3曲目の曲たち、Unit Bath,ERAION,ENCLOSEを余すことなく堪能できてにやにやしてた私
どれも3曲目なんて偶然やけど並びに特別な意図はないみたいなので、私の好みがそうさせてるんかな
空気感ががらっと変わるLIB EPも大好きで、LLLには色んな顔があってどれも心地よくて美しくて見惚れてしまう
この日初めて聴けたsignalもRIPもこの日で最後なんやなあと思うとちょっとしんみり、
seta gayaでちょっと歌詞飛んだ牧野さん観てフロアの空気が柔らかくなった気がして、Entranceのときのブラックアウトカバー思い出したり
曲間でところどころこぼれ話が、この曲で加入を決断したとか今のLLLで初めて作った曲とか実はメンバーへのエールをこめて作ったとか娘に向けた曲だとかメジャーへいくきっかけを作ってくれた曲だとか
その話を聞いてから聴くと、私の生活とともにあった曲に新しい色がついて、見える景色が変わって嬉しかった
最後だからと特別扱いするわけでなくこれまでのLLLでいてくれて、最後に言いたいことある?って牧野さんがメンバーに振ってたときにもそう感じて、こういうところも私がLLLを好きな理由の一つで
大洋さんがところどころつまりながらも話してくれてるのにつられそうになったり、マルさんの声が聞けたり、いつもと変わらないりよさんみかさんがそこにいてくれたり
それぞれに口にしていたけど、観ていた側としてもこれが最後なんて実感は全然わかなくて、この日もLLLにしかない空間を感じられてただ幸せで
LLLの最後を見届けて、満たされたような、自分の中にあるものが昇華されたような、すっきりもしたような、今までに経験したことのない感覚
RIPで終わりを迎えて、その後フロアで流れていたSTREET VIEWまでがsize Lなんだと思うと全てがすとんと私の中に収まって、愛おしい気持ちでいっぱいになった
終わりがあるからこそ新たな始まりがあるんだなと思えた日
最後になるなんて思ってもみなかったけどLLLの故郷でLLLを観ることができてよかったな
size Lはもちろん、初めて出会ったEntranceにArchive、ミナホ、エレキレストラン、ライブだけじゃなくて私の生活とともにあったこれまでのLLLとの記憶はどれだけ時間がたっても思い出せる
これからも私の生活とともにある曲たちを大切にしていこうと思うし、5人のこれからの生活も素敵なものになるといいな
またどこかで会えそうな気がしてる