閑話
洗濯物をたたんでいたら、ふわり、綿毛が舞った。引きこもるだか塞ぎこむだか閉じ籠るだかの生活をしている間に過ぎ去った春が、急に舞い込んできた気がした。窓から吹き込む風が心地よくて、気づかされたそばから春が消えていく。
もう夏を感じさせる気温、
GWもあけて、心を引きずってスーツを着る人とか、今年は比較的すくない気がする。
少しずつ、「もう戻ってこない日々がある」ことに皆が気づき始めていて、在宅勤務や家にいることも当たり前になってきた感がある。だからといってストレスが減るわけじゃないし、好きな店、好きな場所、人のいる場所が寂れ、普段人のいないところに人が集まっていて、後者にしか出没しないような私はというと家に缶詰である。
あんまりにも陰鬱として、それを燻らせすぎた結果、自分で自分を傷つけまくっていたことに気づかされた。
いつかたまたま聞いた説法で、元々苦しみの多い人生、更に苦しみを抱えたがる人がいる、と聞いた。わたしだなぁとしみじみ思った。その後に、(意訳)ありのままを、磨いて、少しずつ。というようなことを続けていた。今の自分にすごく大切な気がした。
自分の外にある色んな理由に傷つけられて、どうしようもなくて自分を傷つけている人に、なんとか寄り添ったり守ったりすることは不可能ではないかもしれない。でも、自分から火に飛び込んで、火傷して帰ってきて泣いている人のことを、どんな気持ちで見ればいいのか、どんな言葉をかけたらいいのか。私にだって分かりはしないから、そういうことで、私が私を傷つけることによって私の周囲の人を困らせることをやめたいなと思った。
きちんと息を抜こう、と思う。なにもすることがないなら、それでいいじゃないか、って自分に言いたい。私が、私に対して、求めても苦しくないだけの期待を適度に捨てたり背負ったりして、のらりくらりとやりすごしていこうと思う。
もしかしたら、こうやって私が休もうって決意したことが、誰かにとっては怠慢かもしれなくて、怒られてしまうかもしれないけれど。
雑記でした。皆さんの近況も知りたいです。元気でいてね