咲森一紀

字を書きます。よろしくお願いします。

咲森一紀

字を書きます。よろしくお願いします。

マガジン

  • 思ったことなど

    思ったことなどを書いたやつのまとめです。

  • 小説のようなものなどです。短編とかで完結したら別のやつにまとめたりします。

  • 詩とかまとめたやつです

  • 短歌まとめ

    つくった短歌をまとめていきます。

  • 映画・本の感想

    映画とか本の感想を書いていこうと思います。

最近の記事

  • 固定された記事

センチメンタル、ごちそうさま。

「エモい」とか「センチ」みたいな言葉にどことない良さを覚えていた自分が段々遠退いているのを感じる。どうしてだろう、と思ったときに、そのどちらも明文化出来る自分になっていたからだと気づく。言葉にしない良さがあり、言葉にすることで感情に居場所が出来る、それもまた心地よいと気づいてしまった。そして言葉にしないであやふやにして余地を残すような余裕がもう無いことも。 センチメンタル、ごちそうさま。今までありがとう。あやふやにしておくことで多少はおいしく飲み込める現実があったから。強くは

    • 2024.06.12

      まるで「仕事が趣味です!」みたいな振る舞いをしていたら、普通にぶっ壊れてしまった。私には向いてなかったみたいだ。 最初から分かっていたのに諦められなかった。したい生き方が今の自分では出来ないこと、受け入れられなかった。 ふつうに、ふつうに生きたい、それだけなのにな。普通って何?知りません、だってそれはそこにあるじゃない、規範として概念としての「普通」、そこにあるじゃない?  * 鬱なのか適応障害なのか、よくわからないけど仕事に行けないことだけが確かだった。動けない日は

      • 20240326

        死に損なったまんま生きていて早3年が経とうとしている。 去年はほとほと頑張った、頑張ったけれど、その頑張りが正しかったのかなんてわからない。 ただ、頑張らなければ生きていけなかったから頑張らざるを得なかっただけで、結局なにかに成れたわけでもなんでもない。 大切なものやひとは徐々にメンバー交代みたいに人生にひょっと現れたりいなくなったりして、結局ひとりのまま変われない変わらない自分が居た。 なんにもない。なんにもないことを受け入れる度量もない。 たのしいことがしたい。ひとりは

        • エンドロール

          丁寧に時間をかけて綴った物語だった。 ずれるたびに直した歯車で、何度も再生したビデオテープだった。 エンドロールはとっくに終わった映画だった。 味わって、名残惜しくて、ただずっと座っていた。 まばらに席を立つ人たちのなかで、わたしたちだけが所在なく手をつないで座っていた。 言葉を尽くしても尽くしても足りないのは、「やり残したこと」を減らすためか。 もっと何か出来たかもしれない、でもこれが最善なのかもしれない、なにも分からなかったから、同じ映画を何度も何度も上映した。

        • 固定された記事

        センチメンタル、ごちそうさま。

        マガジン

        • 思ったことなど
          130本
        • 13本
        • 30本
        • 短歌まとめ
          20本
        • 映画・本の感想
          7本
        • 写真
          3本

        記事

          10/1

          自分のことを深く見つめる余裕がない。それは嘘ではないのだけど、深く見つめたときに自分がどうなってしまうか分からなくて、出来ない。 現在のわたしのどうしようもなさの原因を追求したくて、過去を紐解いていけば、他人のどうしようもなさにぶつかる。 それって許すしかない。責めたり怒ったり出来ない。だって私はあなたがそのとき「どうしようもなかった」んだと分かるから。 気圧の変化の頭痛と吐き気に教われながら久しぶりに字を書いています、みなさんお元気ですか。 誰が見ているかもわからない

          お昼休み

          朝ご飯を食べてから仕事に向かって、実際に仕事をしてからお昼休憩に入るまでの間って短すぎると思う。朝ご飯を食べすぎなだけかもしれないけれど。全然おなかだって空かないし、でも仕方なくお昼休憩の時間にお昼ご飯を食べてから、お昼以降の仕事をして夕方に退勤するまでの時間は、午前中に比べて長すぎてダメ。どっちもバランスが悪い。 お昼休憩に入るといつもそう思う。今日も昨夜の残り物と白米を適当に詰め込んだお弁当を開く。 ゆっくりと、静かに冷めていった熱を取り戻すことは出来ない。 台数の少な

          12/18

          忙しいことを言い訳に言葉を重ねるのは違うなと思っていたら、少し期間が空いてしまいました。 * 年の瀬がいよいよ近づいてきて、1年をさらさらと振り返ってみたけれど、去年と今年は個人的に本当に激動だったと思う。やっと腰を据えて頑張るべき場所を見つけられた気がするので、しばらくはまたそこで足掻いてみようと思う。 笑えるくらい真剣に深刻にお金がない。あまり向き合いすぎるとしんどくなるので、長年続けていた家計簿をつけるのをやめた。私は私をある程度大切にしながら生きてみる、誰もそれ

          10月

          煩わしいことに煩わしいと言えなくて、こう思われているんだろうな、とか、色んなことを感じては忙殺されて日々が過ぎていく。本当に日々が流れるように過ぎていくばかりで、気づけば10月。今年は各月に色んな出来事があって、一年を長く感じるし短くも感じる。この年齢になってすこしでも一年を長く感じられる要素があるのは割と良いことかな、充実していると言い換えて良いのかなと思案しながらこれを綴っている。 前回の日記に書いたけれど、長いこと書き連ねてきた日記を半分ほど処分した。ちらりと見返した

          9/23~25 東京

          久方ぶりにキャリーバッグを引いて旅行に行った。敬愛する推しのライブのため。関西を出てから遠征するのははじめてで、やっぱり田舎からのほうが色々とお金がかかるし、大がかりな遠征の感じがした。 東京の街はなんでもあるけどなんにもない、に少しだけ触れられた気がしている。目的を達成することが容易い街で、こんなにもあらゆるものが溢れた街で、それでも虚無を感じて生きていく人が居る事実が、どうにも信じられない気持ちと、そうだろうなという納得感のふたつがある。 永遠に時間を潰せる街のなか、行

          9/23~25 東京

          7月末

          なんか、壊死している。感性が。そんな気がする。 * 生きていくためにあまりに忙しく働いていたら、月に1度ぐらいのペースでしか更新できなくなってきました。読んでくださる皆さんはお元気ですか?わたしはもうダメです。 忙しさのあまりおちおち病んでる暇もなくて、流れるように、流されるように日々が過ぎる、もう濁流に呑まれていると言って差し支えない。 死にたくても死ねないこととか、逃げたくて逃げても良いこと無いとか、そういう色んなことに徐々に諦めがついて、そうやって色んなことに折り

          7月

          こんなはずじゃなかった、の繰り返しで生きている。生きていかねばならぬ、と思えるようになった。死にたいと定期的に形だけ思うけど、死のうとはしなくなった。それだけでも充分すぎる進歩のように思える。 * 書き連ねるほどでもなく日々はまわり、今日は明日で明日は今日になる。疲れているけど心地よくて、最近は調子がいい。 調子がこのまま崩れなければもっといい。 * 時折全部吐き出してしまいたくなる。洗いざらい、過去のこと、わたしがどんな風に生きてきて何を思い、どう対処してきたか。そ

          6月

          週末行く場所と言えば大きなショッピングモールしかなく、探して当てるみたいにして少々の映えを求めてあちこち行って、それでも都会には程遠い、この田舎町の暮らしを案外気に入っている自分がいる。 都会も田舎も一長一短で、結局人間関係と同じように合う合わないで済んでしまう程度の事かもしれない、と思う。都会は干渉しない自由さがあるし、そのぶん誰かと繋がろうとしないとずっと孤独だ。繋がろうとしてうまく繋がれない私は、干渉されない自由よりも孤独を強く感じたし、繋がるために自分をさらけ出すこ

          振り返り

          ずっと布団にくるまっていたら平和だけど退屈で、どこかに行きたいけどどこにも行く宛なんてなくて、そういうことばっかりだなと思う。 大切にするって言葉より行動で、いくら「あなたが大切です」なんて言われても、全然、全然伝わらない。どうでもいい人には適当に、どうでもよくない人にも適当に。なんだか自分が薄まっていく気がするな、気圧が低いと全部ダメだ。そんな設計で人間を作らないでほしかった。 忘れられないのに忘れられてゆく。人生ってばほんと諸行無常です、嫌になるほどそれに救われて明日

          5月

          5/18 どうすれば私の元気は戻ってくるのだろう。もう長いこと旅に出たまま帰らない。旅というか失踪に近い。 一人で居ると、孤独とか、そのさきの暗闇とか、多分あんまり正面から向き合いすぎると良くないものと向き合うことになってしまう。それが嫌で今日も明日も誰かに会う。今日は明日の繰り返し。 向き合わないために、そうやって視界に入ろうとするものから逃げ仰せるために誰かと居たくて、でもそれって他人を利用しているだけだよね、と自分に突き刺す。利用し合うことを許容できる関係性になりた

          日々振り返り

          充実した日々を送っていたといえば聞こえは良いが、見つめるべき様々な問題を先送りにしていただけな気もする。去年以前のことは記憶が白飛びしていて覚えている部分と覚えていない部分がある。去年のGWのことは全く覚えていないけれど(GWどころか4~8月あたりの記憶がほぼない)、今年のGWはとても楽しかった。 深くて浅い話ばかり繰り返して、実はちっとも大切に思われていない。京都で出来た友人の多くはそんな気がしてしまった。地元の友達の方が互いの至らなさを許しあえている気がして居心地よく思

          日々振り返り

          かみさま

          まやかしに触れて 神様なんていなかったと嘆く 神様なんていない 神様なんていない 昨日は眠れなくて 朝まで歌を歌った いびきをかく母の横で 小さく歌を歌った 昨日は眠りすぎて 夢の中を旅した 夢は夢のまま あのころを模倣する 静けさは腐って もうあなたも凪 神様なんていない 神様なんていない? 昨日は眠りたくて 叶わない夢ばかり見て もう二度と目を開けたくないなんて 信じる者のために在るだけ 夢は夢のまま あのころを模倣する もう二度と叶わない夢ばかり まや