大学を卒業した。
4年間さしたる思い入れも無いと思っていたけれど、やっぱり、もう2度と入れない場所や戻らない時間にギュッと郷愁じみた気持ちになる。連絡を取り合って会うような友達はまだよくて、大学ですれ違ったときに挨拶する程度の関係性の人が、今後もう2度と言葉を交わすこともすれ違うこともないのかと思うと、寂しい。
そう思えるぐらいにはこれまでの学生生活に比べて、人間関係を排他的になりすぎずに頑張れたのかなと思う。これからはもっと頑張らなきゃいけないのかと思うとちょっとしんどい。

まだまだ大学で学びたかったけど、大学の自由さや責任を負うことから許されている感じが気楽だっただけかもしれない。学んでいるだけなら楽で、研究になると苦しそうだなって思う。でも大学院行きたかったな、その後の進路は分からないけど。


 *


何度も書いてきているから、繰り返し読んでくださってる方は耳タコかもしれないけど、20歳の頃、23歳になる前、22歳のうちに死んでしまおうと思っていた。
社会にでる前に死んでしまいたかった。
今でもそういう気持ちがない訳じゃないけれど、ここなら生きられるかも、これなら頑張れるかも、みたいな道を探すようになった。生きていく事にこだわりがある訳でもないけど、別に早急に死ななきゃいけないわけでもない。死のうと思えば人はいつでも死ねるし、死のうと思って死ねなかった人間は生きていくしかない訳で。当たり前に。踏みとどまった人間が偉いとかそういうことは全くなくて、ただ、そういう事実だけが遺る。
死のうと思って死ねなかった人間って、「死のう」と思った時点で多分一回死んでしまっている。もうその後の人生とその前の人生じゃ全然違うものだと思う。

どうせ生きていけてしまうんやろうなぁって思ってきたし思っているけど、その通りになりそうです。

くだらないことで悩んでいるって共通の悩み、捨てきれないでいる。

次に乗り越えられない苦しみがきたら、その時こそ私は死んでしまうのかな。
どうせ生きてるだろうなぁ。


 *


どこの界隈や集団も深入りすると良い面も悪い面も見えてきて、関わらざるを得なくなるのが重たいなと思う。
長くどこかに属したことがないから、華やかに送り出されたり深く誰かに慕われたりということがなかったな。

あーあ、もう誰のせいにも出来ない自分の人生になっちまう。背負いたくないし責任転嫁はしてたい、しないけど。
大人ってならなきゃいけないだけで別になりたくない。多分それこそが「大人」の考え方であるという矛盾。
美しく見えるものは大して美しくない。

なんかそうやって皆生きてんだろうなって思うのに、どうしてもそこに近づききれなくてもどかしい。


 *


メンタルが終わり散らしていることを理由に、大切にするべきものやこと、人をなんだかぞんざいにしているな。よくないなって思う、思っているはずで、なんだかよく分からない気もしている。
手を取り合うって小学生でも書ける簡単な字が、こんなにも難しい。あなたのことは分からないし、わたしのこともあなたには分からない。
いろんなことに少しずつごめんねって思いながら、諦めている。

少しずつダメな自分になって、どんどん自分がきらいになる。もう誰とも繋がりたくないなんて、繋がってる人間しか言えないようなことを思う。
もうちょっと遊んでおくべきだったな。遊びたかったな。大学生、なんやかんやずっと焦っていた。大学生はそれらしいことしておけばきっとほんとはなんだって良かったんだろうな。この後悔はきっと取り戻せないんだろうな。少しずつまた「皆」とズレていくんだなぁ。


 *


ばらばら書きました。おすすめしたい本も映画も溜まっているから書いていきたい。

いいなと思ったら応援しよう!