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散ったり走ったり

友人が教えてくれた歌集を大切な人に教えた。同じことばで泣いて、心をふるわせて、ふたりの本当の言葉を交える。こんなこと、この人と出来たんだ。新しい私達を見つけていけるのかな。ダメなのかな。ダメにしてしまったのかな。わたしが。



停滞は死だ、と、昔の自分は思っていたし、今もそう思う。多分、時を重ねて、放っておいても目まぐるしく日常が(仕事なりなんなりによって)変化するなら、きっとどこかで安らぎは必要なんだと思う。
とどこおっていては、いけない。息が出来なくなる前に走り出さないと、呑み込まれてしまう気がする。
楽しいままでいたいなら、等速で走り続けなくてはならない。
2年前くらいからそう思い続けている。
「ここにいちゃいけないってのとどこかにいきたいってのは おんなじ意味なのかな」っていつかのミュージシャンも歌っている。

線香花火みたいな生き方でいい。



言葉を探し続けている。半分収集癖に近いのだと思う。不器用にしか生きられないよ。それでも、少しでもきちんと伝えられたらなって思って今日も本を開く。積ん読が楽しい。本棚が足りない。
楽しいと思えることが楽しい。儚い。生きてるって痛い、痛いから生きてる、痛覚と温度と空気と表情と。



短歌を詠むのが楽しい。
ツイッターにも投稿しているけれど、少しずつnoteにもまとめていけたら、と思う。

わたしには、わたしたちには、いましかない。今しかないのだいつだって、放っておいても朝は来るし飯が食えなくても夜になる、眠れなくても夕焼けは綺麗で、風や香りは優しい。世界は少しだけ優しいし、どこまでも無関心だ。生きてるって最悪、生きてくってもっと最悪、でも、もがいてきて、よかった。


写真は「詩のホテル」にいったときの。


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