ながめ 手 みる

こんな　こんなところでわたしは歩いている？　だから　もとよりみよりはさがさない　こたえるてらいもなかった　なにかに　なにかにしゅうちゅうすることが　うまくできない　じぶんはせいぎょするものではないから　じゆうにあるいたらいい　けど　あちらのけしきも　わたしのいちぶであったからどうしたら　いい　

あなたににたひとをみたことがある　ふたごではなかったけれど　おおよそそのようなすがたかたちをして　べんちにすわるおとこをくどいていた　やまのてせんで　あるひとえきをさかいに　けしきはいっぺんする　わたしとおなじくすわりつづけているひとのかお　みえてくる　そのひとはひとびとのかおをのぞいている　ふぁすなーのすきまからにもつがはみでている　ぱんをちぎってたべるだろう

あなたににているのに　にていてはなんだかいやだとおもうのだ　にていても　あなたではない　といいきるくちのかたちで　ふゆのこがらしがふいて　ばかばかしく　どんなにみつめていても　そのひとはほんをよんでいる　ねむっていたり　いびきをかいている　だんだんとあなたではなくなっていき　うつしえだとおもっていたのに　からだごとまるでべつのげんごをふるまう　わたしのめがしぼんでいたことにひどくおちこみ　またこきゅうを　もどしていく　そのようなおうふくで　ねむたくなってきたからだをよこたえる　あしのはえたおとことおんなが　めがねをかけて　しょっぴんぐばっぐをもって　しんきろうのなかで　わらう　しびれたあしでそのふたりにかけよることはできないが　かいわをききとれるていどのきょりにいるのです　するとじんぶつが　こうけいにかわり　ながめていると　これはひとではないのではないかと　どうぶつなのか？　うごいてはいる　うごいてはいるが　あなたたちはなんだかあったかそうにわらう　いまにはじまったことではない　わたしににているひとをみたことがあるとあなたにいわれるとき　そのようにみえていたことはごくあたりまえとされ　それだからひとはくせをみにつけるでしょう　もでるにもなって　しょうぞうがをかいてほしくなる　3さいのころか　17さい　23さいでもいい　46さいにもあなたらしさはある　76さいにはしんでいるかもしれない　なぜ75さいにかかなかったのと　ひとはくいるかもしれない　76さいにしんだのに46さいのわたしが　あなたのきおくにのこって　しんだあとに　あなたはわたしににたひとを　わたしだとおもわなくなっていく　それはとてもずるいことでないですか　いきているじてんで　あなたとはなしたないようが　ななめにながめられてゆくことに　いわかんを　かんじないのですか　うつくしいともおもう　おもうけれど　だから　いまのあなたと　だれにもにていないあなたと　はなしてみたかった