見出し画像

海外からの空輸受け入れ ご遺体搬送の形はいろいろです!


1月も下旬に入り、
この間新年を迎えたと思いきや、時間が経つのは早いですね。

最近、SKKでは葬儀屋と並行している
ご遺体搬送業務へのご依頼を多くいただいております。

ご遺体搬送は、名前の通り
亡くなられた方を病院や警察署、ご安置先などにお迎えに行き
寝台車や飛行機、フェリーなどで目的地へ送り届けること

今回は、そんなご遺体搬送業務について
最近受けたご依頼の話も絡めつつお伝えしようと思います!





ご遺体搬送の業務あれこれ


前述した通り、ご遺体搬送とは
亡くなられた方をお迎えに行き、目的地へお送りすること

ただ、その形は様々、業務内容も細かく色々あります。

お迎え先も、近隣の病院や施設の場合もあれば
時間をかけて遠方までお迎えに行くことも。

もちろん、そのままSKKの安置施設にご安置し、
SKKでご葬儀まで執り行う事もありますし、
遠方や他社の葬儀社さんに引き継ぐ場合もあります。

先月も、京都にお迎えに行き、
SKKの施設でご安置して、ご葬儀まで執り行うご依頼がありました。

搬送業務のみの場合は、
お迎え先の施設、そしてお受けいただく葬儀社やご家族様と連携をとり、
必要な場合は「死亡届」を代行して提出する事もありますが、
基本的にはご搬送のみを行う事がほとんどです。

ただ、葬儀社としての業務では死亡届の代行は必須なので、
SKKでご葬儀まで執り行う場合は、
死亡届の提出なども併せて行っていきます。

死亡届の提出先は、
死亡者の本籍地届出人の所在地(住所地)死亡地の3ヵ所のみ。

例えば、届出人の住民票がある場所が遠方で、
亡くなられた方の本籍地も遠方にあるなど、
条件的に近隣での提出が難しい場合は、
亡くなられた場所の役所で提出してから搬送する事もあります。



◆搬送先が国外の場合


遠方へのお迎え・ご搬送は、日本国内だけとは限りません。

国外への空輸国外からの故人様の受け入れも行っています。

国外への空輸の場合、
国内遠方への空輸とは段取りが変わってきます。

国内への空輸であれば、
お受け先の葬儀社やご家族と連携をとり、
ご希望の時間帯に到着するようにカーゴ便の手配をするのですが、

国外への空輸の場合は、各国の大使館とのやり取りが必要になります。


国によっては、英語で書かれた書類が必要になったり、
エンバーミングの処置が必要となったりします。

どんな書類や作業が必須かを大使館に確認し、
また相手の国での受け入れ先を確認し、
ご家族様と連携を取りながら進め、
目途が付いたら空輸の手配を行います。


◆国外からの搬送を受け入れる場合


国外からの故人様を受け入れる場合は、
そこまでの準備は必要ありません。

日本に到着する日時を擦り合わせ、ご家族様と連携をとる。

ただ、国によってお棺の形状や素材梱包方法などが異なります。

日本のように木製のお棺もあれば、金属製の頑丈なお棺も。
そして、空輸の場合は必ず梱包しなければならないので、
その梱包方法や材料も国によって異なります。

先日、SKKでお受けしたフィリピンから空輸された故人様の場合は、
木製の奇麗なお棺に、木製の大きく頑丈な箱に梱包されていました。



国外から空輸されてきた場合、
日本の火葬条件に合わなかったり、大きさも合わなかったり
故人様やお棺の中の状態も含めて
多くの場合は日本のお棺に納棺し直します。

という事は、空輸に使われたお棺や梱包の箱は処分する事に。

この処分も、普通に処分する事はできません。

東京都杉並区では、産業廃棄物の扱いになるので、
業者に依頼して産業廃棄物として処分していただく事になります。

国外から受け入れる場合の流れは、
空港でお棺を受け取り、その後釘打ちされている箱やお棺を開けて
必要であればご納棺し直し、
故人様を整えてご安置したり搬送したりします。

その後、お棺や箱を解体して業者の方々にお渡しします。

国内から発送するときとは反対に、
お受けしてからの細かな業務がいろいろと発生してくるのです。




献体ご希望の故人様を搬送することも


亡くなられた方の中には、献体をご希望されている方もいます。

以前も書きましたが、
献体とは、医学や医療従事者の技術発展の為、自身の体を提供する事。


献体を予定されている場合は、
死後は速やかに所定の病院へ搬送しなければなりません。

そしてポイントとしては、
多くの場合「ドライアイス」を当ててはいけないという事。

これも病院のによって変わることもありますが、
ドライアイスでお身体を冷やすことによって、
凍ってしまったり状態が変わってしまう事を避けるため。

とは言え夏場などは暑さによりお身体の変化も激しいもの。

布で巻いたドライアイスをお身体に当たらないように置くなど
細かな配慮は必要となります。

ご遺体搬送は、季節環境条件故人様の状態など
様々な要因によって作業が大きく変わってくるのです。



最近では、ご遺体搬送での事前相談なども増えてきました。

終の棲家に遠方の施設を選ばれた方、
都内の専門病院に入院されている方など、
離れて暮らすご家族が、事前にお見積もりをされる
というパターンも少なくありません。

病院から早い引き取りを求められる事も少なくない中、
最期を迎えて焦ることなく事前に段取りをしておくことは
無駄な出費や心労を減らすためにも有効です。

特別なご希望がある場合なども、
事前にできるのか確認しておくと安心ですね。

終活が定番化してきた昨今。

色々なパターンを想定したり、頼る所を決めたり、
いざという時のための準備もしておきたいですね!






ご遺体搬送のご依頼・事前相談はこちら


ご葬儀のご依頼・事前相談はこちら


いいなと思ったら応援しよう!