需給のバランス
取引先からありがたいことにカレンダーや手帳をたくさんいただく。それはもう両手に抱えきれない量で、家がいくつあったらこのカレンダーを貼り切れるんだと思うほどである。
世界の絶景や可愛いキャラクターたちが綺麗に印刷されたカレンダーを泣く泣く処分しなくてはならず、今年はカレンダーの切れ端たちをスクラップして事務所に貼ろうかと考えていた。
処分されるカレンダーの費用のことを思っては涙が出そうになる。もったいない。日本中で処分されるカレンダーの金額を考えると叙々苑何回分になるんだ…とゾッとする。もったいない(2回目)
大金を例えるときに大抵焼肉で例えがちなところは気に入っている。自分の推しポイントである。
毎日お昼休みにうちの事務所に出入りしてる保険屋さんが「カレンダーがほしい」とぼそっとおっしゃっていた。これはラッキーと思い、すぐさま余っているカレンダーをごそっと持って帰ってもらった。
「全部持って帰っていいの?」と何度も聞かれたけど、そんな心配無用だ。持って帰ってもらった方がゴミを処分する手間が省けてありがたい。むしろお届けにあがりたいくらいだ。
きっと1人では抱えきれない量だったのにどうやって持って帰ったのだろう…見る限り、かなりのご年配の方だったが、ひょっとして超サイヤ人にでもなれるんだろうか…とても不思議だ。
どうせ処分するものだったから欲しい方にお譲りをできて環境にもお財布にも優しい。これこそSDGsでは。なんて流行りの言葉を使って少し鼻が高い。
後日カレンダーのお礼をいただいた。しかもわたしが大好きなサロンドロワイヤルのチョコレート!カレンダーがチョコレートになった!頭の中でドラクエのアイテムをゲットしたBGMが流れた。とても嬉しい。とても嬉しくてその日は5倍くらい多めにおしゃべりをした。
環境に優しいことをした気分にもなった上に好きなチョコレートをもらえるなんて!ああ、神様、仏様、ありがとう…保険、契約してないけど保険屋さんと仲良くしといてよかったなと心底思うのでした…。
自分にとって不要なものが他の人にとっては必要なものだから世の中面白い。
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