=歴史的、豪雪孤立の中でのおもてなし=【ゼンマイ煮、実山椒風味】
直売所で買ってきた干しぜんまい。
灰がかかっているものと、そうでないものと。
これは、灰がかかっていないもの
一袋 1500円
結構なお値段でしょ。
でも、山行って採ってきて、始末して、
干して、揉んで、干して、揉んで・・・を繰り返し
この状態。
妥当です!!
柔らかく、そして崩れず、風味を逃さず。
まるで山菜の季節に戻ったかのように、戻す。
(なんか変な言い回しですが・・・)
コツと手間が必要です。
(私なりの掟がある)
↑ ここまでに二日。
この戻したゼンマイ、うす揚げと実山椒で煮物に。
実山椒は、新緑の季節に夜な夜なチマチマ始末して
塩水に漬けて保存して置いたもの。
塩水も山椒味なので、これも入れてしまいます。
色は福井の郷土料理らしく地味ですが
代えがたい味。
うす揚げも地元のものでないと、この美味しさになりません。
外はこんな風景だけど、
昨年の保存食を口にして、
来たる春、ゼンマイの、山椒の季節に思いは巡る。