
Self-Direction: これからの目標
この記事は日本トップアスリート達を沢山コーチングしてきた、メンタルコーチの白石豊教授執筆の本「夢をかなえるコツ」から参考にさせていただいてます。
**セルフ・ディレクション (自己方向付け) **とは言葉かけとイメージの力でセルフイメージを強烈に拡大し、僕らを夢の実現にぐんと近づける方法です。
セルフ・ディレクションには、「タイムライン」と「自己指示の確認書 (アファメーション)」の二つのメソッドから構成されています。
僕自身、自分のタイムラインとアファメーションを書いてみました。僕のテニスにおいての過去の強み、これからの目標、それを達成するため日々頑張らなければならない事、をまとめました。
Timeline (タイムライン)
タイムラインは、それまでの人生の歩みの中から、自分の強みや長所を確認し、更に夢をかなえた「未来の自分」の姿に向かっていく具体的なステップである「経過の目標」を定める方法です。
このメソッドを実践すると、以前とくらべて、自分のセルフイメージは拡大され、より大きな夢が描けるようになるはずです。
細分化された経過の目標を定めることにより、確実に達成への現実的な道筋が見えてきます。
Affirmation (アファメーション)
アファメーションは (自己指示の確認書)は、自分自身への言葉かけにより、夢をかなえた自分のイメージを想起させることで、僕らのセルフイメージを直接的に変えてしまう方法です。
段落を4つに分け、1段落目に結果の目標内容と期限を書きます。
2段落目に目標を達成することにより、どのような意義や価値があるかを書きます。
第3段落には、結果の目標を達成するための経過の目標と、具体的な方法を書きます。
第4段落には第1段落と同様に結果の目標を書きます。
これを毎日目に付くところに貼り、目にするたびに、夢を実現した自分の姿を鮮明にイメージしながら声に出して読みます。
ジョコビッチが小さいころに、自分で作ったトロフィーを掲げてチャンピオンになる事を想像していた方法と似てますね。
まとめ
これらのセルフ・ディレクションを行うと、やみくもに行っている人に比べて、目標が達成される確率が飛躍的に高まってきます。
アファメーションに書いてある目標は強制されるのとは違い、自分自身が心の底から達成したいと思っている目標だからこそ、大きな効果を発揮します。
そして、アファメーションをすることにより、イメージするなりたい未来の自分になりきり、より自然に今、ここで向かい合わなければならない実行目標に意識的に集中することができるため、僕らのセルフイメージは気付かないうちに、夢を叶えた姿へと変化していくと思います。
英語の表現で「fake it until you make it」とありますが、それに似てますね。「目標を達成するまで、すでに達成した後の自分になりすせ」といったような意味です。
皆さんもセルフ・ディレクションを実行してみてください!
最後までお読みいただきありがとうございました。