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「新しい私」で歩む年

新年あけましておめでとうございます。
私の住んでいる場所では、大晦日には月と星が瞬く美しい夜空が見れ、その清々しさをそのまま引き継いだ気持ちのよい青空が広がる元旦となりました。先行きの良い青空。世の中の状況はなかなかよくならず、むしろ悪くなっていく一方だけれど、落ち込まずにいられるのはこの快晴のおかげかなと。改めて、上を向く、というのはよいことなのだとここ数日感じています。

noteの記事を書く時、見出し画像の作成はCanvaですることが私は多いのですが、「お正月」などのキーワードで出てくる豊富な素材を見ていたところ、あるセンテンスを使ったものがいくつか目につきました。

『New year,New me』
このセンテンス、私はこれまでに聞いたことがなく馴染みのないものだったのですが、A Happy New Yearと同様に新年の挨拶としてスタンダードなものなのかな?と調べてみたところ「新年に心機一転、新しい自分になる」という意味のものなのだと知りました。

心機一転、新しい自分になる。
新しい自分で、新しい年を過ごしてゆく。

改めて思うと、なんだか背筋がしゃんとするような心持ちになり、すごくいいなあと思いました。去年に思い残したこと、やり残したこと、叶わなかったこと、できなかったこと。いつも以上に多いように感じるけれど、意外とそうでもないかも?とも思っていて。できないなりに打開策を見つけてきたし、気持ちに折り合いをつけて新しいやり方を見つけてきたことがたくさんあった。そう思うと、思い残したこと・やり残したこと、というよりも、新しくやり方や捉え方を変えたこと、という切り替えを得たことの方が大きかったのかなと。それを得て、新年心機一転、新しい私で歩んでいくのは、わくわくするしすごく楽しいことに思うのです。

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毎年この時期になると、その一年がどうなるのかの占いをよく読みます。あらゆるサイトの占いを探して見つけては読み、良い出来事や出会いに期待をし、ドキドキするのが好きなのですが、今年はなんだかどの占いを読んでもそもそも内容が頭に入ってこない。いいことが書いていないからということではなく、どれを読んでも「そんなこと言われなくても分かってる」と思ってしまうのです。

ひねくれているのかな…と思っていたのですが、唯一、石井ゆかりさんの空模様に関してだけはすーっと体にしみこむように入ってきました。石井さんの占いは、具体的にどうこう書いてあるわけではなく小説や詩のようにそっと文章が綴られているのですが、それを読んでいると、さあっと頭にかかっていた靄が晴れていくような心地になりました。何かを指示されているのでもなく、肯定や否定をされているわけでもなく、物語のデッサンがごく薄く描かれているようなイメージ。それを自分の視点で眺め、ふと気付くものがあり、そこに色や線を足していく。そんな風に、「自由に見る」ことを手渡されているような、柔らかく優しい占いに思います。

石井さんの占いはここ数年ずっと読ませていただいているのですが、今年の空模様には特に心を動かされたので、この一年で描いていく物語の手がかりにしていけたらと思いました。

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新しい私を見つけていく日々でもあり、新しい私で歩いていく日々でもある。物語を紡いでいく。なんだかとても、前向きになれた2021年の一日目なのでした。改めて、ゆくぞ、2021年。

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