![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/157996560/rectangle_large_type_2_21466635e6382fd947f2a75178a0aaa6.png?width=1200)
Photo by
isshi_projects
なおりたガールの憂鬱
昨日、何気なくTVを見ていたら、ケイン・コスギが出演している「センチュリー21」のCMが流れた。
ケイン・コスギは長らくセンチュリー21のイメージキャラクターを務めている。
CMの中で、ケインの「century twenty-one」というセリフを聞いて
「トゥエンティ ワン」ではなく、
「トゥエニィ ワン」と聞こえるところに、
「あー、さすがアメリカ仕込みの発音」と思ったが、同時に
「日本のCM界も変わってきたな〜」と思った。
というのは、昔、バイリンガルのアイドル西田ひかるが鎮痛薬のCMで「なおりたgirl」というセリフを言ったところ、会社の上層部から「girl」の発音がネイティヴ過ぎて視聴者に伝わらないといけないから、日本語英語で録り直せ、というお達しが出たというエピソードを思い出したからだ。
なんだか鎮痛薬なのにアタマが痛くなるエピソードだが、ホントの話らしい。
一方、2024年日本では、ケインが「トゥエニィワン」と言っても咎められることはない。(もっとも、センチュリー21がアメリカにルーツを持つ会社であることも無関係ではないと思うが)
若者が「party people」を「パーリーピーポー」と発音できる時代だ。昔の西田ひかるだったら「パーティー ピープル」と録り直しさせられるところだ。
数十年で我々を取り巻く言語環境はどんどん変わっていく。