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clusterのワールド制作でUnityと和解した
こんにちわ、Skipと申します
Skipお前は一体何者なんやという事で簡単に自己紹介から
元々、福岡の印刷会社で営業をしておりました
その後
営業→DTPデザイナー→無職
といった具合に順調にキャリアアップを果たして今に至ります
非エンジニアですがVRやARが好きで、福岡XR部やAR福岡のイベントに参加しています
また趣味で360度動画の編集などもやっています
↑めっちゃバズった
↑動画編集を担当
そんな私がはじめてVRSNSのclusterでワールド制作をしたのが昨年(2021年)の8月頃でした
ワールド制作にはUnityを使用しないといけないのですが、普段UnityはVRChatなどにアバターの3Dモデルをアップロードする時くらいしか使っておらず、Unityなんもわからん状態だったので、本格的に触って何かを作るのはこの時が初めてでした
わからない事はその都度調べながらという感じでしたが、clusterにはワールド制作用のCluster Creator Kitというものが用意されており、また解説記事も豊富にあるので、初めてにしては割と思い通りのワールドを作ることができました
ちなみに自分のお墓を建てました
学習の裏テーマを設定する
そしてここからが本題の「今年がんばった技術」についてです
Unityの操作にもちょっとずつ慣れてきて、今年は新たに3つのワールドを制作しました
ワールドを作るにあたって技術的な裏テーマを毎回設定し、制作に取り組みました
3つのワールドを例に具体的に挙げていきたいと思います
1つ目のワールド
1つ目は「絵 空 事-pipedream-」というワールドです
このワールドを作るにあたって学習しようと決めた技術はUnityの「Terrain」という機能と「PostProcessing」という機能です
Terrainは地形のモデリングや草木を生やしたり、テクスチャを塗ったりといったことが直感的に出来るとても便利な機能です
ワールドの舞台を廃墟になったゴルフ場にしようと思っていたので、起伏のある地形を作りたくてこの機能をつかってみることにしました
簡単に起伏が作れたり、木をスタンプのように配置したり、テクスチャに直接影を描きこんだりと、本当に便利でした
以前よく使っていたUnreal EngineのTwinmotionのような感じで直感的に作業ができます
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PostProcessingは映像制作でいうところのカラコレやカラグレといったことが出来る機能です
色補正はもちろんのことBloomといった光の強さを調整する機能もあったり、この機能を使うことで見た目の印象を大きく変えることができるので、とても便利です。
![](https://assets.st-note.com/img/1670665000344-hN5C5F2lbV.png?width=1200)
こういった感じで作りたいワールドのイメージを出来るだけ効率よく見栄えよく作るために、今まで触ったことのないUnityの機能を学習するという裏テーマを設定して制作をすすめていきました
2つ目のワールド
次は「OKONOMIYAKiiii!!!!」というワールドです
こちらは毎年10月10日に行われている福岡のお好み焼レストラン「どんどん亭」さんのジュッジュワァァァァァァァ!!フェスティバル2022にあわせて制作しました
このワールドで設定した裏テーマは「Particle System」と「Reflection Probes」です
巨大なお好み焼き型ステージを作りたいというイメージがあり、紙吹雪も降らせたいと思っていたのでParticle Systemを使ってみることにしました
Particle Systemは粒子を発生させる機能なのですが、設定項目が多くなかなか一筋縄ではいかない感じです
ただマスターすればかなり色んなことが出来そうなので、今後も積極的に使っていきたいです
地味にこだわったのはparticleがライトに当たってキラッと光る演出です
![](https://assets.st-note.com/img/1670665559142-Ig2DY6XDWS.png?width=1200)
Reflection Probesはワールドに設置しているオブジェクトに対して映り込みを擬似的に再現する機能です
お好み焼きの鉄板を舞台にしたワールドなので金属の小物がいくつかあり、それらの見た目のクオリティを上げるために使用しました
事前に周りの景色をベイクし、それをオブジェクトに適用する事で映り込みを再現するのですが、リアルタイムではないのでプレイ中の人物が映るということは出来ません
それでも見た目のクオリティはかなり上げられて金属感もよく出せたと思います
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3つ目のワールド
最後は「Abyss in Wonderland」というワールドです
裏テーマに設定したのは「Shader Graph」という機能です
これはshaderをノードで編集出来る機能なのですが、めちゃくちゃ色んなことが出来ます
ノードはたくさんあってどう組み合わせるかとか、とても難しいんですが上手くいった時はパズルがぱちっとはまったみたいな感じでめちゃくちゃ気持ちいいです!
予期せぬshaderが作れた時なんかもすごく楽しいです!
なんか難しそうと思って今まで食わず嫌いで敬遠していたのですが、Shader Graphを触りはじめて逆にUnityがめちゃくちゃ楽しくなりました
制作をする上で1つ道がひらけたというか、なんだか新しい武器を手に入れた感じがしています
多機能すぎてまだまだ使いこなせていないので、来年はShader Graphをガンガン学習していこうと思います
![](https://assets.st-note.com/img/1670665776850-guFbD6wHqt.png?width=1200)
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まとめ
こんな感じでclusterのワールド作りを通して、いろいろとUnityの勉強をがんばってみた一年でした
とても楽しかったので、来年もいろいろ作っていこうと思います
よかったらclusterのワールドに遊びに来てみてください
それでは、よいお年を!