42の背中・・石川雄洋
『42の背中・・石川雄洋』
それは
彼が一番感じていたこと
「来季の構想外」
ここで引退表明をすれば
華やかな引退セレモニーが
用意されただろう
だけれど
俺は
まだ引き際ではない
彼が一番感じていたこと
自己表現が苦手で
多くの誤解を招いた
でも
言い訳はしない
そんな彼だからこそ
DeNAの初代キャプテンに
抜擢されたんだ
言葉で語らず
背中で語る男
古臭いのかもしれない
不器用なのかもしれない
僕らは目にした
彼の
泥臭さを
代打ホームランを
夢を
期待を
彼と共に
叶えた史実
背番号7から42
ヤクルト坂口に憧れて
自らを鼓舞し
己の復活を重ねた
ならば
ストーリーはこれから
もう一度
燃え尽きるまで
走り抜けろ!
振り抜け!
石川雄洋
42の背中