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【クリエイター向け】イラスト制作の料金ってどう決めたらいいの?

こんにちは!SKIMA公式です。

クリエイターのみなさんは依頼を受ける際
どのように料金を決めていますか?

イラストの依頼を受けてみよう!といざ準備を始めたとき、
どのくらいの金額にしたらいいんだろう?と
料金の設定に悩む方も多いのではないでしょうか。

今回は、そんなイラスト制作料金の決め方をご紹介いたします。


料金はどう決めたらいいの?

基本的にイラスト制作の料金は、
「この制作内容ならこの金額」
というような一律の明確な基準はありません。
クリエイターの実績や依頼内容、点数、制作物の利用用途などをもとに
個別に決定されることがほとんどです。

この料金設定にすれば絶対に依頼が来る!というものもないため、
良く言えば、クリエイターは売りたい値段で自由に料金を設定することができます。

ただ、あまり取引の実績ががない場合は特に

…自分の料金設定は高いのか?安いのか?
…高めの料金にしたら依頼が来ないかもしれない
…他の人はどうやって決めているんだろう

など色々と不安になることがあると思います。

自分の料金は高い?低い?と迷っている画像

料金設定に迷っているという方は、ぜひ下記の方法を参考に考えてみてくださいね!

依頼内容から!

制作するイラストの数や
イラストがキャラクターのみか、背景やエフェクト、差分の有無など
依頼の内容によって料金を計算していく決め方です。

  • キャラクターの立ち絵×1で〇〇円

  • 表情差分×3で〇〇円

など料金の内訳を整理できるので
依頼内容にあわせて計算が行いやすいです。

依頼内容から料金を設定しようの画像
メニューを作ると料金設定が分かりやすく!

料金の内訳を整理できていると
依頼内容どおりの料金では購入者の予算を超えてしまうといった場合でも、
「背景をシンプルにすれば〇〇円で予算内におさめられますよ」など
予算オーバーを理由に購入者が去ってしまう前に
購入者の希望と、予算内で可能な対応をすり合わせる提案を行いやすくなります。

時給×制作時間から!

自分の時給を設定し制作にどれくらいかかるかを考えて、
時給×制作時間を元に料金を計算するという決め方です。

自分の作業ペースに合わせて設定できます

料金を変更する場合、
時給の値段を変えて計算を行えばよいので
料金の値上げをする際にも対応しやすい方法です。

時給×制作時間での計算方法を用いる場合、
この描きこみだと完成までに約〇時間かかるなど
自分が制作にどのくらい時間がかかるかを把握しておくことが重要です。

相場を参考に!

いくらくらいの料金にしたらいいか全然わからない!という場合、
まずは自分のスキルと似た商品内容の商品価格を参考
料金設定を行ってみるのをおすすめします。

自分のスキルと似た商品など相場を参考に料金を設定しようの画像
相場の価格帯で様子を見てから調整も可!

自分の提供するスキルと似た商品をいくつか探し
それらに近い金額にすれば、
相場から大きく外れてしまう心配がなくなります。

なおSKIMAでは商品出品時の料金設定の際に、
参考として同じカテゴリの出品相場が表示されますので
そちらも参考にしてみてください。

日本イラストレーター協会(JIA)の参考価格のご紹介
https://jpn-illust.com/guarantee.html
プロのイラストレーターの為の支援団体である日本イラストレーター協会がイラスト料金の参考価格の表を掲載しています。
相場の把握や料金変更の際の参考に、ぜひご覧になってみて下さい。

追加料金の内容・価格を決めよう

イラスト制作の取引では、一般的に、
イラストを制作するスキルの基本的な料金設定の他に
追加料金が発生するケースがいくつかあります。

商用利用料金

直接的か間接的かにかかわらず
購入したイラストを利益につながる活動に利用する場合、商用利用にあたります。

そのため、購入者から依頼があった際は
イラストの利用用途を確認し
商用利用にあたる場合は追加料金が発生する旨を伝えるようにしましょう。

なお、どのような活動が「商用利用」にあたるかは一律で決められていないため、
利用を許可する範囲や金額などをあらかじめ考えておくと、
お取引の際に慌てずにすみます。

商用利用の例

  • 購入したキャラクターイラストをグッズ化して販売する

  • スーパーチャットといった金銭の発生する動画、配信活動で購入したイラストを使用する

購入キャラクターの商用利用の例を説明する画像

二次利用料金

購入したイラストを依頼時とは別の用途に利用することを二次利用といいます。

たとえばSNSアイコン用として依頼されて制作したイラストを、
購入者がチラシにも利用したいとなった場合、
SNSアイコンは一次利用、チラシは二次利用となり
二次利用料が追加で発生します。

購入キャラクターの二次利用の例を説明する画像

クリエイターそれぞれで料金設定は異なりますが、
二次利用料の相場は、一般的にイラスト制作料金の2~8割とされることが多いようです。
また、利用先が有名な媒体などの場合は、料金が高くなる傾向があります。

著作権譲渡料金

著作物が創作された場合、原則として著作物を創作した人、つまり著作者が著作権を持ちます。
しかし、著作権を持っている人と譲受人との間で合意が成立すれば、著作権は譲渡することができます。

なお、著作権を譲渡した場合でも、著作者人格権は譲渡することができず、著作者人格権は著作者に帰属します。

著作権譲渡をしても著作者人格権は譲渡されないことを説明する画像

購入者が著作権ごとイラストを買い取った場合
さまざまな用途へ自由に使うことができます。
譲渡料金の相場はイラスト制作料金の2倍~数十倍とされていることが多いようです。

特急料金

イラスト制作の料金は、一般的に、通常のペースで制作し納品することを想定し決定されています。

クリエイターの中にはイレギュラーとして
通常よりも早い納期となり、急ぎでイラストを制作することが必要な依頼を
特急料金で受注している方もいらっしゃいます。

特急料金は急ぎで制作する際の特別料金ということを説明する画像

他スケジュールとの調整が出来そうな方や筆がはやい方などは
特急料金を定めて、急ぎの依頼の相談を受けられる旨を記載するといった方法があります。


商用利用、著作権譲渡って何だろう?
と思ったらぜひ下記の記事もご覧ください。

イラスト依頼でよく使う用語26選の紹介記事への画像リンク
三面図?ラフ?リテイク?などなどご紹介

料金調整に便利なSKIMA機能

購入者の依頼内容によっては
出品している商品の金額に追加が必要なケースや
既に開始している取引の金額に追加が必要なケースが出てくる場合があります。
そんな時、SKIMAには金額を調整しやすい機能があります。

オプション価格設定

SKIMAのコミッション商品は商品価格とあわせて
追加で対応が可能な作業についてオプション(追加料金)を設定することができます。

例えば「キャラクタ―の立ち絵1点〇〇円」の商品を出品する際に、
「表情差分1点につき●●円」というオプション価格を設定できます。

出品の際のオプション価格設定を紹介する画像
出品時と、あとから商品編集でもオプションの設定ができます!

差分を希望する購入者は
商品購入の際にオプション価格にチェックをいれることで
追加料金分も含めた価格で購入することができます。

商品ページのオプション価格の表示を説明する画像

取引中の増額機能

SKIMAには、取引を進行中に取引金額を増額できるという便利な機能があります。

取引を開始した後に
イラストの制作枚数を増やしたいなどとなった場合でも、
取引をやり直したりせず料金を上乗せして取引を進行することができます。

取引中の増額申請方法を説明する画像
お取引を続けたまま増額できる便利な機能です

増額の方法など詳細は下記をご覧ください。

>>>【ご利用ガイド】スキルを購入したい
>>>【よくある質問】取引金額の変更について


定期的に料金設定を見直そう

クリエイターとして依頼を受けていると

依頼が多くスケジュールがきつい
短期間にたくさんの依頼を受注したい
自分のスキルの価値を高めたい
など

その時々で異なるモチベーションやスケジュール状況のなか活動する時期があると思います。

料金を上げて依頼1件ごとの単価を高くしたり、
一時的に料金を下げて集中的に依頼を受けてみたりなど
料金設定の変更によって依頼の受け方を調整できる場合があります。

最近、忙しさや受注の考え方が変わったかもと思った時は
ぜひそのタイミングで料金設定を見直してみてくださいね!


今回は、イラスト制作の料金の決め方についてご紹介いたしました。
料金設定について迷っているという方は
ぜひ記事を参考に考えてみてください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございます!
次回の記事をお楽しみに♪

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