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Vol.7スタートアップM&A_DDについて

スタートアップはVCなどからDDされる側ですが、DDする側になった際に実際にどういった内容をすればいいのか。

M&Aでは、DD時点である程度勝敗決まるぐらい、DDが重要ステップとなります。

各種DDの関連性

DDには複数種類が存在し、ベースとなるのは、ビジネスDD(BDD)・法務DD・財務DDになります。

出典 ビジネスデューデリジェンスの実務

各種DDは独立しているようで、上記のような連携があります。
しかし、DDに慣れていない企業だと、全てが独立に動いてしまうことが多いです。

各々DDのプロジェクトオーナーがいる中、各種DDをまとめる、全体のプロジェクトオーナーが必要となってきます。

DDオーナーの適正

いくつか適正項目あるが、それを挙げても教科書的な内容を並べるだけになります。マネジメントができ、事業開発ができ、プロジェクトマネジメントができ、、、、、などなど

PLがかけること

ビジネスDDでも財務DDでも、ビジネスプロセス、ビジネスインフラ、マネタイズモデルがわかっていないと、浅いDD結果が終わります。

そこでビジネスプロセスとビジネスインフラを踏襲した上で、事業計画を作り切ることが大切です。

ここで「あれ?事業計画は対象会社(売り手)が作って出してくれるんじゃないですか?」とよく質問をいただきます。

確かに売り手が作って出してくれますが、想定以上にあまいPL設計されているケースが多いです。改めてバイサイド側で対象会社のPLを書いてみて、買収後のPL構造を見直します。

事業構造や業績構造を詳細が反映されているPL構造を作成しておくと良いです。