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「スキー・スノーボードは夏に上手くなる!」①オフシーズンの始め方(4~6月)

シーズンオフ=シーズンスタートという考え方が大切。

そして「思い切り楽しむための身体づくり」が何より大事です!

・一般スキーヤー・ボーダーの方は、休日にゲレンデを満喫しグルメや温泉まで楽しむために

・コーチや選手の方などは技術向上や成績UPの為にも夏(オフ)の時間に体を作っておかないとシーズンを棒に振る可能性があります。

体力が無いと気持ちも折れやすくなります…そうなってしまうと待望のシーズンが台無しになってしまいます。

そんな悲しいことにならないように日頃から「運動の習慣」「目標をもって」充実したシーズンを迎えましょう。

スキー・スノーボードだけでなく、他の競技や部活・一派のの方~スポーツマンの方まで幅広く役立つ内容になっております。ぜひ参考にしてください。


4月「積極的休養」

「超!超回復」

スキー・ボードのコーチや選手などの「マジ組」のストイックにトレーニングに励んでいた方は、満身創痍な状態です。ただの「お休み」ではなく「自宅療養」が必要です!傷だらけの身体を回復する期間を設けてください。

私も若かりし頃に過酷な雪山生活を終えて下山し、自宅のベッドで横になって目が覚めた時に3っ日程経っていた時には、驚きました。さらに身体が一回り大きくなっていました(半分はむくみかも?)俗にいう「超回復」ってヤツです。

きっと完全なオーバーワークで身体の回復が間に合っていなかったのでしょうね。「異常な程の疲れ」が抜けるまでは、「しっかり休む」意識が大切です。無理せず療養してください。

「積極的休養」

身体の修復期間として休養は大切なのですが、ゴロゴロしてばかりでは生活を崩してしまいます。

怪我や病気で入院した際にも睡眠・起床・食事などの生活の基本サイクルは維持されますよね。それだけ生活リズムは大切なので「異常な疲れ」を脱したら用具やウェアなどの手入れや片付けをしながら徐々に体を動かしてください。

そして軽い筋トレ・ストレッチ・ウォーキングなどで身体能力の維持や回復に努めて下さい。軽い運動で「血流を増やし」「体の隅々に酸素を送る」事で回復を早め,気持ちも前向きにしてくれます。

あくまで「休養・回復の為の運動」を心がけましょう

この時期にシーズンの反省やイメージの更新をしておくのも良いと思います。

5月「ウォーミングアップ」

「柔軟性向上」

「柔軟性」と聞くと新体操の様な身体の柔らかさを思い浮かべる方も多いとと思います、ストレッチなどで身体を柔らかくする事も大切ですが、ココでいう柔軟性とは「動きの柔らかさ」「動きの自由度」の事を指しています。

失敗の多くは「苦手な動作」が原因であったり、苦手意識から心理的にブロックする事で身体が動けなくなってしまっていることが多くあります。そのまま無理を続けると故障や怪我の原因になる可能性も高くなります。

このような場合は、自分の身体を理解する事が大切です。

鏡を見ながら・人に見てもらいながら、「イメージとの違い」「得意と苦手の違い」を理解し同時に原因を探し解決策を日ごろの運動に取り入れていきましょう。

難しい事のように思いますが、ちょっとした姿勢の違いや意識の違いで大きく変わってきます。リラックスして動く為にはどうしたらよいのか?を自身の身体に合わせて研究してみてください。(自身を理解する事が重要)

普段の生活やストレッチ・筋トレなどの運動の中で意識的に動かしていると理解が深まり自由に動けるようになってきます。

「バランストレーニング」

人間は、普通に立っているだけでも自動的にバランスを取っています。歩行の際には非常に複雑なバランスを取っているのですが、それを意識している方は少ないと思います。

ただの起立姿勢も意識してみると真直ぐ立っているつもりが片側に重心が寄っていたり、片足で立った際に左右で得意不得意があったり色々発見があると思います。

いきなり高度なバランスに挑戦するよりも簡単な事・出来る事からです。「自身の特徴を知ること」から始めてください。

また筋力トレーニングなどで特定の部位を鍛えた後には、全身を使ったバランストレーニングで身体自体のバランスを整える意識が大事です。

偏った筋力や姿勢は、身体自体のバランスを崩し怪我や故障の原因になる事もありますので注意してください。

6月「基礎体力向上」

これまで行ってきた「柔軟性・動きの自由度・バランス」を強化していきましょう。

動けるけど力が弱い部分を強化したり、力は出せるけど動けなかったりといった部分の可動域を広げたり(原因は姿勢や意識だったりもします)より自由に動けるように運動していきましょう。

バランスに関しては、出来る事・簡単な事から始めて「ちょっと不安定」な状態をキープしたり・動作を加えてみたりしながらバランスの幅を広げていきましょう。

フラフラ・ピクピクする「アンバランスな世界」を楽しんでください。

「クロススポーツ」

同じスポーツを長年やっていると知らないうちに頭も体も固まってきます。同じ動きや考えは一貫性があり良い事もありますが、伸び悩みや故障の原因になっている場合もあります。

興味・関心のあるスポーツや未経験のスポーツを行う事で、運動の幅や考え・感覚のが広がります。

特にコーチ・選手の方には、苦手意識のあるものに「あえて挑戦する」ことをお勧めします。「できる自慰分では気づけない」「できない自分にしか解らない」感覚が難問を解く「鍵」であったりします。

全く関係ない様なスポーツでも、その経験が主として行っているスポーツ自体の大きなパフォーマンスアップにつながります。


「計画的トレーニング」(まとめ)


「日頃の運動習慣が大切です」

今の世の中は、手元のスマホで何でも済ませられるほど便利になりましたが、意識して身体を動かさなければ運動量は僅かになってしまいます。

私は、長年スキー指導の現場で色々な方を見てきましたが、運動している方とそうでない方の差が年々広がっているように思います。

これは一般の方だけでなくコーチや選手の方も同様で、ジムやスポーツクラブに通っている方よりも、通学や通勤で長い距離を歩いている方・趣味やスポーツで普段から身体を動かしている方の方が筋力や体力・応用力(適応能力)が高い傾向にあると感じています、これらは日常的に運動する習慣が大きく影響していると思います。

「ウィンタースポーツは夏に身体づくりを」

スキー・スノーボードのシーズは、12月から3月末までの約4ヵ月で終わってしまいます。

一般的にトレーニング成果が出るのは3ヵ月程かかると云われます。シーズンに入って慌ててトレーニングをして成果を出そうと思っても、体力が無ければ上手くいきません。また、疲労は事故や怪我・故障の原因にもなります。

これでは、「成果も出ない・努力もできない」悪循環になってしまい精神的にも参ってしまいます。

トレーニングを考えると特殊な運動や最新テクニックなどに目が行きがちですが、その多くは「できる人」「特殊な人」の運動で万人向けでは、ないものだったりします。

まずは、「自身を理解する事」「基礎能力の向上」に努めて、対応できる身体を手に入れましょう。その上で「特殊OO・最新OO」は「隠し味」程度に試してみてください。

「計画的運動習慣」

本格的トレーニングの前に「目的を持つ事・自分の身体を知る事・トレーニングできる体にする事」が大切です。

いきなり特殊なトレーニングやハードルを上げてしまうと、挫折の原因だけでなく怪我や故障の元にもなりかねません。

長期の計画は修正・調整が可能です。トレーニングを行いながら自身の身体や目的に合わせて内容や期間を自由に変化させてください。

まずは「運動の習慣」を身に着ける事から始め、自分の成長を楽しんでいただきたいと思います。

充実したシーズン(人生)の為に「柔軟で対応力のある身体」を手に入れましょう。

※三日坊主なんて全然OKです。三日間の経験を活かし再スタートしてください。それを何回か繰り返せば立派なサイクルが出来ているかも知れません。

※自由な発想や発明を邪魔しないよう、余白を残した説明にしております。自分で創造する楽しみを大切にしてください。

※相談があれば、気軽にメールして下さい。

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スキーの先生
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