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「スキーは夏に上手くなる!」シーズン終わりに来季は始まっている!オフシーズンのロードマップ。

冬季は12月~3月末までのザックリ100日、その3倍以上時間のあるシーズンオフの過ごし方次第で来季のパフォーマンスは大きく変わります!そこで「スノースポーツは、夏に上手くなる!」をテーマにグリーンシーズの過ごし方について書いていきます。

楽しむための体力!

3月になると気温が上がり徐々に春、真っ白だったゲレンデも雪が減り、ほとんどのスキー場が春休みを最後にクローズします。

スクールのコーチなどは、団体が終了し練習に励む時間でもありますが、モチベーションの維持が難しかったり、シーズンの疲れが出て頑張れなかったりと、やっと練習する時間が出来ても思うように楽しめない方も多く見ます。

ハイシーズンのオーバーワークもあると思いますが、残念ながら体力不足…特に新人の方は、デモレベルの人や元気な達人と比べると滑走量も圧倒的に少ないのに更に下回る体力…残念ですがそんなもんです。

標高の高い場所での運動は思いのほか、体力を必要とします。しかもスノースポーツは日常と違う運動だったりしますから尚の事、その事を理解しオフシーズンに身体を作くる事で、やっと練習する事ができ、2年目3年目とキャリアを積んで上手くなっていく訳です。(最近は頑張る人は残念ながら少ないです)

一般の方も同じ

コーチの例を上げましたが、受講生の方でも一般の来場者の方でも皆さん同じです。みんな同じ人間ですからw

受講生の方でも、部活や趣味でスポーツなど特別な運動をしている方だけでなく、通勤や通学で日常的に身体を動かしている方は、楽しい時間が多いように思います。

これは単にレッスン中の上達や課題の消化ではなく、レッスン後のフリーで滑る時間の充実も含めたのもで、体力があればナイターを滑ってから、アフタースキーで街に降りて温泉や食事など…と楽しみ方も広がります。

体力が落ちてくると、集中力を維持できなかったり・とっさのリカバリーが効かず「おっと危なかった」で済む所が、大きな事故や怪我に繋がることもありますので、自身の体力を過信せず、こまめに休憩を取る事も必要です。

シーズン中じゃ、間に合わない?

スポーツ愛好家の方やトレーニングに興味のある方は、聞いたことがあると思いますが、「カラダづくりには、3ヶ月」程かかります。

これは単に筋トレでムキムキになるというより、その運動に対する身体の対応力が付くまでの期間のように思います。

筋肉は負荷をかけることで壊れ、それが修復されて徐々に力がついていきます。それと同時に、効率的な運動や身体の使い方を徐々に筋肉・関節・感覚などが覚えていき、その効果を発揮してくれます。

シーズンは「3ヶ月ちょっと」ですよね?単純に考えると、シーズンに入ってからトレーニングしても「ちょっと」しか成果を感じることは出来ないのです。しかも修復の時間が取れなければ、疲労がたまり怪我などの故障のリスクが高くなってしまいます。

そうならないためにも「計画的なカラダづくり」を心がけたいものです。

基本は9月~(秋)から

先程の3ヶ月を目安に考えると、だいたい9月頃からトレーニングをすると良いと思います。(実際、私も9月から始めるのが調子良いです)

スキーでもスノーボードでも自分の身体と競技に合わせて、下半身の強化を中心に、持久力と柔軟性を高めてシーズンに備えましょう。

凄いトレーニングをしなくても少し運動量を増やすだけでも日課になればその効果は高くなります。自身の体調や体力に合わせて運動して下さい。

板やウエアなどに意識が行きますが「カラダを変えると」シーズンの充実度が変わりますよ。

6~8月(夏)の過ごし方

普段から何か運動していないと「暑くてやってられない夏!」です。

最近は異常気象で気温が上がり、熱中症で倒れる人もいるほどなので、長時間の運動には向きません。

短時間で済む最大筋力を高めましょう!いわゆる筋トレです。

慣れていない方は、負荷の軽いものからはじめ徐々に重くしていきましょう。その場合でも短時間で終わる・水分を取る事はお忘れなく。

準備体操やストレッチで柔軟性や可動域を広げることも大事です。

4~5月(春)

前半はシーズンの疲れを取るためにシッカリっと休み、用具の手入れをしたりして過ごしましょう。

疲れが取れた頃から徐々に運動し始めますが、ウォーキング~軽いジョギング・ストレッチやバランストレーニングンなどを中心にして「積極的休養」を意識して休息と軽い運動を心がけましょう。

運動を意識した一年

シーズンインの12月から逆算して来ましたが、一年間計画を持つと来季は確実に変わります。よりハードなトレーニングを行うと成果も大きいように思いますが、その事で体のバランスを崩したり怪我をしてしまっては、元も子もありません。自分の体と対話しながら行って下さい。

またカチカチに計画を詰め込んでしまうと失敗するものです。徐々に生活に取り入れて無理のない範囲で、気軽にできる日課にするのが一番です。

種目にこだわり過ぎると運動も視野も狭くなりがちです。水泳でも球技でも興味のあるスポーツに挑戦することもおすすめです。

おわりに

カラダの運動能力向上を主にかいてきましたが、目的を持って体を動かしていると「あれ?この感じ?」なーんて「滑りのヒント」が思い浮かぶ時があります。そんな閃きが、上達の鍵になることは多いです。

是非、皆さんが充実したオフシーズンを過ごし、多くの体力と閃きを持って雪上に立っていただきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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