精神科医グレゴリー・ベイトソンによって提唱された「ダブルバインド」について組織開発の観点から、chat GPTと対話しながら考えてみました。
そもそも、ダブルバインドとは、
二つの矛盾した要求や情報を受け取ることで、どちらの選択肢を選んでも罪悪感や不安感をおぼえるような心理的ストレスのある状態
です。
具体的にはどういうことでしょう。
どうでしょうか。
イメージしやすく、あるある~と思う方は多いのではないでしょうか。
私は各社の組織開発を支援したり、自社の組織開発を行う上で、このダブルバインドはかなり重要で、組織全体でダブルバインドリテラシーのようなものを高めていくことが必要だと考えています。
直感的に"危険そう"な感じがするダブルバインドですが、何が問題なのでしょうか。
個人視点と組織視点、それぞれの問題を聞いてみました。
このように矛盾したメッセージは大きなリスクがあり、個人にも組織にも大きなダメージを与えかねません。
しかし、実際組織は"矛盾"に満ちており、多くの場合誰かの悪意によって、ダブルバインドが引き起こされているわけではないように思います。
実際に多くのマネジメント研究の大家や著名な経営者も、いかに矛盾をマネジメントするかが大事だ、と言ってます。
最近は、パラドキシカルリーダーシップという言葉もあり、矛盾を活かしたリーダーシップ発揮についても研究されていたりもします。
では組織にとって”矛盾”がある良さは何でしょうか。
どうでしょうか。
私はわりと、その通りだなと、思いました。
実際矛盾がない状態をつくろう、と考えるよりも、活かそうと考える方が建設的なように思います。
一方で発信の仕方や発信者が矛盾に気づいていないといったことで、上述のようなリスクにもつながるように思います。
これ自体も矛盾ですね(笑)
では矛盾のメリットを最大化しつつ、リスクを最少化するにはどのようなことが必要なのでしょうか。
組織はまさに、だと私は思っており、矛盾に対する対話とリーダーシップが必要だと考えています。
個人については、ちょっと概念的過ぎるかなとも思いつつ、そうかな、という印象ですが、少なくともこのnoteくらいの前提理解があるだけでも、過剰反応せずしなやかに対応できるのかなとは思います。
パラドキシカルリーダーシップについても面白くなってきているので、またどこかで深めたいと思います。