ここ数日に考えてたこと
・何か問題が起きると、自分及び仲間や相手の持つ感情の本質的な所在はどこにあるか、背景はどうなってるか、意識の流れがどう絡んでるか、等々の思考が巡り、しばらく観察してしまう。余計な要素が必ず混ざってるので、どうしてもそうなってしまう。
・それはさておき……これまで、たまたま知り合った年配のおじさん、一見気違いの人、有名/無名問わず素晴らしいミュージシャンやアート関連の人達、たくさんの人々からあらゆる面で教わってきて、今は自分より遥かに若い人達から教わる事が多く、とても恵まれた環境にいるなと思う。
・一方でくだらない事もたくさんあった訳で、そんな場面に遭遇したからと言って、それを具体的に書いて批判するのも時間の無駄だなと。
・今の"鋭い"人は、かつては鋭かった旧感覚のままでいる人達では捉えきれない形で世界を飛び越えると思う。今の~というのは年齢関係ないけど、若い世代のそれは、上に比べるともっと天然で成し得る気がする。そのあらゆる可能性を、旧感覚では感知できない。特に今の時代は。
・形は違えど、いつの時代も似たようなものかもしれないが、一昔前は鋭い人達が連帯できる状況があったように思う。それで、裏が表になると、旧感覚の知識人は世間一般と一緒になって手の平を返す。
・"海外の文化に比べて日本の文化が遅れている"という部分があるとしたら、それは上の世代がそういう土壌を作ってきたからで、そんな世代の人達がその文化の発展や向上を考えるなら、若い世代の為にも道を作り続ける、または自ら奮闘するべき。
・これは尊敬する先輩に教わってきた事だけど、
世代問わず、「わかったつもり」になるのが一番良くない。
年配のそれは特に酷い。「わかる」ことは一生ないと思え!
・シャズナ・ズボフ著「監視資本主義」が書かれたのは数年前だけど、そこから更に早いスピードでそれは進んでる。
昔も今も、資本主義/権力者が大衆を誘導する為にあらゆる方法を試しているのは変わらないけれど、現代は人々の行動、思想、性格さえもコントロールする事が容易くなってる。
同世代~上の世代がその急速な変化の危険な側面に気が付けない、或いは気が付いていても知らずの内に飲み込まれる(ここ1、2年でよく感じる)のは論外として、初めからそういう時代で育ってる若い世代は、我々にはない発想なり可能性も持ち得る反面で難しい所もあるだろうなと思う。
大事なのは、あらゆるモノに興味や関心を持つこと、好き嫌いを簡単に判断しないこと、アンテナを鋭敏にしつつ、自分を肯定して自信を持つこと。
それらを邪魔するいまの空気感を無視すること。
・そんな事を考えつつ、
「キルマゲドン」は改めて最高だと思う。関われて良かった。
小泉京介&戸巻のぞみ監督は、今後さらに凄いモノを作ると思う。