シリコンバレーのスタートアップ支援プログラムへ参加中
先々月、10月末から6週間に渡って神戸市とシリコンバレーの500 Startups(ファイブハンドレッド・スタートアップス)というベンチャーキャピタルが共同で開催している、スタートアップ企業の素早い成長を支援するプログラムへ参加しています。こうしたプログラムはアクセラレーション・プログラムと呼ばれ、今回のプログラムは500 Kobe Accelerator(ファイブハンドレッド・神戸・アクセラレーター)という名称です。
厳しい選考を突破し選ばれた約20の企業が4週間神戸へ滞在し、朝から晩までトレーニングやメンタリングセッション(先輩起業家や専門家への個別相談)が提供されます。分野は多岐にわたり、マーケティング、セールス、グロースハッキング、資金調達、ピッチ(プレゼンテーション)の訓練を、シリコンバレーのみならず世界中で活躍した起業家から学ぶことができるのです。
そして、参加したスタートアップは、プログラムの最後にデモデイと呼ばれるお披露目会で自社の事業について大勢の投資家の前で2分間のピッチ(プレゼンテーション)を行います。今回は12月7日に神戸で、12月10日に東京・御茶ノ水開催されます。400名(?)もの前でピッチすると聞いて驚いています。
このアクセラレーション・プログラムの多くは英語で行われます。同時通訳が入るため英語が話せなくても採択される場合がありますが、参加している日本人起業家の多くは英語を流暢に話しますし、四分の一以上のスタートアップが海外からきている起業家です。アメリカ、オランダ、シンガポール、南アフリカ、香港、台湾など多くの海外起業家が神戸に来ています。
どのようにスタートアップを選択したかという話は、とてもユニークで驚きました。シリコンバレーの有名ベンチャーキャピタルで毎年3,000以上のプレゼンテーション書類に目を通している幹部が、あまり聞いたことのないビジネスをやっているスタートアップを選択し、素直さと強さを持ち合わせている起業家をインタビューで選択したといいます。
さて、来週12月10日(月)に東京で開催されるデモデイですが、まだ参加登録が間に合うようです。投資家や大企業の新規事業関連の担当者でなくてはならないなどの要件はあるようですが、もし該当する方でご興味のある方がおられましたら、いらしてみてはいかがでしょうか。
500 KOBE ACCELERATOR Tokyo Demo Day
時間が空いたらより詳細について書いていくつもりですが、取り急ぎのご案内です。
参考:
500 Kobe Gears Up for December Demo Day