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オカメインコをお迎えしました(2022年9月17日)

※これは2022年9月17日に書いた記事です



先日、パートナーインコに不幸があり、フリーになってしまったワイ。

寂しさに耐えられず、色んなペットショップを巡っていました。

ホームセンターのペットコーナー、イオンなどのショッピングモールに入ってるペットショップ、町の小さな鳥獣店。

本当に色んなところを巡りましたが、時期が悪かったようでほとんどインコに出あることができませんでした。

いいとこセキセイインコが2、3羽いる程度でした。


新たにお迎えするパートナーはインコに限定していた訳ではないのですが、熟考した結果、今度はセキセイよりも少し大きめのインコをお迎えしようと決めました。

選考で最後までインコと競り合ったのがウサギさんでした。

ネザーランドドワーフかホーランドロップイヤーがいいかなと思っていました。

ウサギがいいかなと思った理由は、闇金ウシジマくんでウシジマくんが大量に飼っていて羨ましく思ったのと、里親募集に結構出ていたからです。

ペットのおうちという里親サービスや、ジモティの里親掲示板などを見ると、東海地区だけでもまだ生後数ヶ月のウサギが結構出ていたのです。

金銭的にも、倫理的にも里親になれるのはペットショップから購入するより好ましいと思っています。


ウサギに限らずですが、命をお迎えする以上、介護をしなくてはいけない状況も考えなくてはいけません。

ウサギはそこそこ大きいので、温もりを感じられて嬉しい反面、介護しなくてはいけなくなった場合に、それだけ負担も大きくなります。

我が家ではこれまで、犬と猫の介護をしたことがありますが、心身ともに大変な思いをしました。

例えばワイがバリバリお仕事をできるようになって、毎日お仕事に行くことになったとして、その時にウサギを介護する状況だったとしたらどうでしょう。

ありがたいことに実家暮らしなので、仕事の間親に頼るということも可能でしょう。

ですが、親も高齢です。

愛玩動物が大きければ大きいだけ負担をかけてしまうことでしょう。

もちろん、インコを飼ったとしてインコの介護が簡単だなんて思ってはいません。

そんなこんなで仕事もせずに考えた結果、またインコをお迎えすることに決めた訳です。




出会い

ということで、インコをお迎えすることは決めましたが、ペットショップにもおらず、里親募集でも見つからず、これは秋雛のベビーラッシュを待つしかないのか、そう思っていた頃でした。

市内にある鳥専門のペットショップがイオンに移転したという情報を入手しました。

そのイオンは土日はいつも駐車場で渋滞することで有名なところでした。

ベビーラッシュを待ちきれなくなっていたワイは、早速そのイオンに行ってみました。

たいていペットショップは1階にあるのですがそこは3階にあり、スカされた感じを受けながらもペットコーナーに向かいました。

ペットコーナー自体はそこまで大きくはなかったのですが、さらに奥に鳥コーナーがありました。

そこが鳥専門店が移転した一角だったのでしょう。



このような感じで3面鳥たちが飾られており、鳥カフェのようなものも用意されていました。

今の時期にここまでの数がいるのは初めてみました。

すっかり魅入られたワイは時間を忘れて魅入ってしまいました。





コザクラとボタンが多く、それに続いてオカメが多い感じでした。

小型のインコから大型のインコ(オウム)まで、幅広く取り扱っている感じでした。

また、まだ差し餌が必要なコザクラや、まだ販売できないような幼体のオカメもいました(販売はされてませんでした)。

正直、他のペットショップより価格帯が高いように思いました。

この時期にこれだけの品揃えがあるだけ、仕方ないのかとも思いましたが、おそらくそれ以外の理由もあるようでした。


ここで取り扱っている鳥たちは、すべてトレーニングをおこなっているとのことでした。

人馴れしていることは当たり前で、手乗りになっていたり、中には芸を仕込まれているものもいるとのことでいした。

実際、レジ横のコーナーでは、店員さんが1羽のインコと楽しそうにコミニュケーションをとっていました。

ワイが見てきたホームセンターなどのペットコーナーの動物たちは、愛情を受けていたとしても、そこまでの愛情を注いでもらっていることは見たことがありませんでした。

それが価格に反映されているのかなと納得ができました。



インコの中でも、コザクラインコ、サザナミインコ、オカメインコのどれかがいいなと思っていました。

セキセイより大きいのがよかったというのと、ラブバードと呼ばれる愛情が深いコザクラ、不思議ちゃんでおとなしめのサザナミ、飼いやすさナンバーワンのオカメ、という点で悩んでいました。

ラブバードのコザクラは愛深きゆえに気性の荒さがあるので、ワイ以外の母上様などへの攻撃性や、鳴き声の大きさが気になるところでした。

サザナミは正直金額的な点がネックでした。それ以外は特に思うところはありませんでした。

コザクラは若干金額に思うところがあるのと、飼っている人が多いのかなという点が気になるところでした。

見た目の可愛さはみんな一様に可愛かったのでその点では甲乙付け難かったです。


インココーナーをぐるぐる回っていて気がついたことがありました。

オカメインコの中で、WFルチノーという種類の子が少しリーズナブルでした。

WFの意味はわかりませんが、ルチノーということは1色で統一されてるタイプのインコなのかと予想ができました。

オカメのケージの中で1色なのは、白色1色の2羽でした。

オカメといえば、ほっぺたのまん丸いマークですが、真っ白なのでそれがありません。

見ようによってはチャームポイントがないということ。

逆にいえば珍しいということ。


その白色の2羽を見ていると、1羽は活発に動いていて、他のオカメたちともコミュニケーションをとっていました。

もう1羽は、エサ箱の上で寝ていたり、起きたと思ってもあまり動かず、ちょっかいを出してくる他のオカメをあしらっている感じでした。

ワイは、なんとなくおとなしい方のオカメに興味を惹かれました。



ファーストコンタクト

人見知りのワイは、勇気を振り絞って店員さんに声をかけました。


ワイ「ちょっと見たい子がいるんですが」

店員さん「はい、どの子ですか?」

ワイ「このWFルチノーってのはこの白い子ですか?」

店員さん「そうですね、ホワイトフェイスルチノーで、この白い子です。どちらの子かはちょっと確認しないとわからないので確認してきます」

ワイ「片方は売っていない感じですか?」

店員さん「そうですね、予約済みの子ということになるので。連れてきますのであちらのテーブルでお待ちください」



片方の子はもう家族が決まっていたようです。

言われた通り、テーブルで待っていると、店員さんがオカメさんを連れてきてくれました。




連れてこられたのは、ワイが気になっていたおとなしい方のオカメさんでした。

オカメさんは怖がりの子が多いこともあり、完全にビビり散らしていました。

ジョジョのポルナレフぐらい髪が逆立ってますね。


程なくしてこの子についての説明がはじまりました。

他の子と価格が違ったのは、ルチノーだったからではなく、この子が生まれつき障害を持っていたからでした。


この写真でもよく見るとわかるのですが、足の指が短いのです。

インコ(オウム)の足の指はX状に4本あるのですが、そのうち、片方は2本、片方は3本が、第一関節から先がないのです。

指の先がないということは、爪もなく、止まり木や人間の指に止まるための引っかかりがないということです。

とはいえ、止まり木や指に止まるだけの長さや力はありますし、歩くこともできます。

問題があるとすれば、力の入り方や足の指の設置面が異なることから、足にタコが出来やすい可能性が高く、そこから問題が起こる可能性があるとのことでした。





確かに爪がありませんね・・・。

でも爪がないというだけでは愛せない理由にはなりません。少なくともワイには。

問題なく歩くこともできるといいますし、店員さんの指にも止まっていました。

その点に関してだけならワイには問題ありませんでした。



ワイ「わかりました。この子をいただいて帰りたいんですが」

店員さん「わかりました。ではこの書類を・・・」



事務処理的なやりとりがありました。



店員さん「お渡しする前に爪を切るのと羽を整えることができるのですが、いかがしますか?」

ワイ「うーん、爪は・・・(本数少ないし短くなると止まりづらいかな?)・・・残しておいてください。羽はお願いします」



爪はそんなに伸びている感じもしませんでしたし、感覚が変わるのも可哀想かと思ってそのままにしてもらいました。

羽はなんだかボサボサしている感じもしたので整えてもらうことにしました。

おめかししてもらって、帰ってきた時にさらに店員さんから隠しネタが明らかにされました。



店員さん「すいません、お伝えし忘れていたのですが・・・この子、こっちの羽のこの部分が生えてきていなくて、今後も生えてこない可能性があるんです・・・」

ワイ「はい・・・それ飛べるんですか?」

店員さん「・・・飛ぶのに際して、左右の羽の生え方が違うと、上手く飛べない可能性もありますね・・・すいません、伝え忘れていて・・・」

ワイ「・・・うーん・・・(前のインコもいつの間にか上昇の飛行はできなくなっていたし、室内飼育だけって考えればそこまでちゃんと飛べないことは問題にならないか?)・・・・・・・・・わかりました、大丈夫です」

店員さん「ありがとうございます! よかったねぇ、いい人に貰われて・・・」



まあ愛情はそのぐらいの障害なら揺らがないだろうから大丈夫だろうと思うけど。

でもそうか、ワイが連れて帰らなかったら、この子はたぶんずっとこのままここにいて最後には・・・。

それにしてもこの子、すごい冠羽立ってるけど大丈夫なのだろうか・・・。



ごきたく……そして

なんなこんなで、やることを諸々済ませて、急いで帰宅しました。

その途中、車の駐車場所を忘れたりして大変だったりしましたが、なんとか帰宅できました。





帰宅後早々にオカメさんを入れた箱を開封しました。

ところがビビり散らしたオカメさんは出てくるどころか微動だにしません。




微動だにしません。

30分近くそのままにしてみましたが、全く動かないので、仕方なく実力行使で引っ張り出しました。





伽藍堂になったハウスに入っていただきました。

怖がっているのか端っこに行って動きません。

いきなり知らないところに連れてこられたので仕方ないと思います。

慣れてくれるまで待つしかありません・・・。




1日後・・・



エサ食べたー!




2日後・・・



出てきたー!



やっと慣れ始めてきてくれたようです。

嬉しい・・・。






手にも乗ってくれるようになりました。

やはり爪はないですね。

生えてくる感じもしません。

もうこれは個性として受け止めます。





そして家族として迎えるのに重要な名前も決めました。

かなり悩みましたが決めました。



雪風(ゆきかぜ)です!



オカメの中でも顔まで白いホワイトフェイスルチノーということと、雪見だいふくのような体型!

もしかしたら風を切って飛ぶことはできないかもしれないけど、それでも自由に風に乗って欲しいという願いを込めました。

もしかするとこの子は前途多難な人生を歩むかもしれませんが、みなさま、よければこの子を暖かく見守ってやってください。



しかばね一葉

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