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noteを始めて1ヶ月記念日〜振り返りと『書く習慣』を読み終えて

1日に2回も投稿するとは思わなんだ。
今日でnoteを始めてちょうど1ヶ月経った。今日はスピッツデビュー33周年目で、毎月の楽しみの月刊誌『アフタヌーン』の発売日で、私のnote1ヶ月記念日。…何とも一緒に並べるのが烏滸がましいが。ちょっと振り返りも兼ねつつ、今日読み終えた本の感想も綴ろう。

拝啓 1ヶ月前の自分と『書く習慣』の作者いしかわゆき様へ

まずは1ヶ月前の自分へ。
そもそもこのnoteを始めたのは、仕事を続けようかどうか悩んで、色んなことにモヤモヤしだして、気持ちの整理がつかなかったから。
普段口下手で人見知りな自分は、自己表現が下手で「何を考えているかわからない」と言われたり、思うように自分の気持ちを伝えられなくて、もどかしさを感じたり。
ここ一年くらいは、仕事へのストレスから、気分が塞ぎ込むことが多くて、吐き出す場がなくて苦しんでいたよな。仕事上での自分は、極力穏やかにイライラしても感情に出さず、納得いかないことでも自分の意見を飲み込んで我慢していた。合わない人には心のシャッターガラガラ閉店。社会人はそういう忍耐も必要という考えもあると思う。でも、仕事を終えても心の引っ掛かりが取れなくて、モヤモヤ、しょぼん。会社で何重にも鎧武装をしているので、とにかく仕事が終わるととつもなく疲れていた。暗い気持ちで日々を過ごすことが多かった。自分の想いをしっくりくる言葉で、相手に伝わる言葉で伝えられない不器用さがしんどかったんだと思う。

そんな時にnoteを始めたのは、数少ない心許せる友人から、「私に話しているように、書いてみたら?」と何気ない一言がきっかけだった。信頼できる友人との会話から、普段腰の重い自分が、とにかく今のモヤモヤや、二の足を踏んでいる状態から抜け出したいと、半ば勢いで始めてしまった。
誰の目に触れるかなぞわからん状態で、そもそも自分から発信することは全くなかったのに。気づけばぽちぽちと続けていた。でも、書いてみると意外と凹む内容ばかりではない、案外ポジティブなのかもしれんという気づきもあった。

書いていく中で、もっとこうしたら良かったかなあとか、ちょっとダラダラ書きすぎたなあとか日々反省点はある。けど、とにかく書きたいと思った時に、ぱっと出たその時々の気持ちを書き留めようという一心で書いていた。あっという間に1ヶ月経っていた。

そして、いしかわゆき様へ

そんな1ヶ月目を迎えた今日。タイムリーなタイミングで、いしかわゆきさん著『書く習慣 自分と人生が変わる一番大切な文章力』(クロスメディア・パブリッシング)を読み終えた。
この本を知ったのは、3月初めくらい。きっかけはとある本屋さんのインスタだった。
その投稿を見た時、「あ、なんか可愛い表紙。ちょうどnote始めたところやし読んでみよかな」と気軽な気持ちだった。

読み出したのはほんの2日前から。
実際に読んでみると、平易な文章でスルスルと頭に入ってきた。
私は今まで文章を書くということに抵抗感を持っていた。文章=堅苦しい、型にはめて、起承転結もつけて書かないといけない。難しいものという認識だった。作中では、「素直に自分がいいと思ったものをやればいいんじゃないか」とか、「『うまい』文章だけが、読まれる文章ではない」とか。自分の書いた文章が、良き相談相手になってくれるとか。
他にも、イライラした時は、取り繕わずありのまま書くという内容には、思わずクスッと笑ってしまったし、「えっ、そんなん書いたらとんでもない罵詈雑言書き散らすよ!??」とツッコミも入れてしまった。まあ、そっちの方が生身の感情がこもっていて、より伝わりやすいというのもわかったんだけど。
挙げ出したらキリはないけど、どれも書くことを肯定してくれている内容で、書くことは自分の支えになると思わせてくれる内容だった。
作者のいしかわさんが一番最初に日記を始めたきっかけも、「モヤモヤ」とか「生きづらさ」。
今の自分に重ねてしまうところも多くて、本当に自分に向けて書いてくれたんじゃないのか?と感じた。

最近受けたキャリア面談で、私はインプットが圧倒的に多いという指摘を受けたことがあった。
多分良いことも悪いことも全部自分で飲み込んでしまうんだろう。そんな自分だからこそ、思ったこと、感じたことを言語化して意識的にアウトプットすることが必要だと言われた。
その指摘を受けた後でもあったので、尚更この本の内容が響いた。作中にも「会話に自信のない人こそ、書いて思いを伝えてみて。」とあった。
この言葉は一番今の自分にシンクロして、不意に泣けてしまった。いしかわさん、片田舎でポツポツと独り言垂れ流している猫背な奴ですが、そんなあなたの紡いだ言葉が、私の「これからもちゃんと自分の思い伝えていこう」という意思に繋がってます。まだまだ書き始めて、未熟な奴ではございますが、そんな文章ビギナーに優しく寄り添ってくれる本を届けてくれてありがとうございます。
自分が悩んでいる時とか、これをしたい!こうなりたい!と強く思ってる時に、そこにピタッとハマるモノやコトに出会えるとすごく気分が上がるよね。いしかわさんの本は、まさに私の今の心にピタッとハマる内容だった。いしかわさんは、私のなりたい、ありたいと思える姿だと思ったし、まだまだ程遠いけど、ぽちぽちと自分の思ったこと感じたことを綴っていこうと思えた。

まずは過去の自分を肯定してあげられるように。今の自分も認めてあげられるように。ちょっとずつでも、前向いて進めますように。
明日以降もぼちぼちやっていくぞー。おー。


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