次年度の日本私学教育研究所の委託研究員募集が始まっています
Google for Education認定トレーナー&コーチの笠原です。
一般財団法人 日本私学教育研究所では、毎年、委託研究員を私学の教員向けに募集をしています。
今年も例年通りに研究員の募集が始まっています。
令和4年度に自分も委託研究員になりましたが、20万円の研究費は様々な面でありがたかったです。
また、こういうきっかけがないと、なかなか自分の実践を積極的に振り返ってまとめたり発表したりする機会はとれないので、スキルアップのためにもよいきっかけなのではないかと思います。
どういう制度なの?
分かりやすくこの制度を紹介するのであれば「私学の現場に携わる方が日常的にテーマを持って取り組んでいることを支援するので形にまとめることに挑戦してください」という制度です。
次年度の自分の取り組みについて簡単な研究計画と予算を書いて申請して、選考に通ると新年度から研究費の支援を受けられます。
面白いのが教員に限らず、事務の方なども応募することが出来るので、事務からの視点の研究なども紀要には掲載されています。
基本的には学術的に厳密な実践を求めているというよりは、現場にいる方だからこそ見える「具体的な問題」に対してアクションしてみようという挑戦へ支援がつくという印象です。
倍率がどの程度かは分かりませんが、自分も普段から問題だなぁと思っていることをダーッと書いたものが採用されたので、ポイントは普段からやりたいなぁと思っていることがあるかどうかなのかもしれません。
何を書類に書くの?
「研究の目的・意図」と「研究の実施計画」をだいたい800字ぐらいずつ記入し、「予算」をしっかりと書く必要があります。
特に「予算」については色々な縛りが多くついているので、しっかりと要項を読み、禁則事項を犯すことなくしっかりと書くことが重要です。
「研究の目的・意図」や「研究の実施計画」については厳密な字数や枠は決まっていません。
どちらかというと、書く時には枠が足りなくなるイメージです。書きたいことややりたいことが一杯ある中で、少しずつ切り詰めて推敲していって枠に収めるという感じですね。
逆にそのくらい言いたいことがあるときに、試しに書類を書いてみたら支援してもらえました……くらいの感じが良いのかもしれません。
自分のやっていることを聞いてもらうチャンスがもらえると思って楽しんで書いてみるのがよいと思います。
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