メカニズムデザインを学ぶ-1-
みなさん、こんにちはこんばんは。S.Kと申します。
動画のネタもないし、さて何を書けば・・・と思って周りを見渡せばメカニズムデザインの本がありました。
これ、大学院時代に読んでたのですが、どこかに行ってしまったので、
つい先日Amazonで買い戻しました。
メカニズムデザインとは
さて、メカニズムデザインとは何か?
簡単に言えば、
「何かしら達成したい目的があり、
それを達成する手段としてメカニズム(制度、仕組み)を考えましょう」
というものです。
メカニズムデザインのデザインは、設計するの意味です。
メカニズムデザイン=制度設計と訳されます。
何かしら達成したい目的、というのが曖昧なので補足しておくと、
よくでる例としては資源の配分の話です。社会的に望ましい資源配分が、例えばパレート最適性を満たすような配分がある場合、それをどうすれば達成できるか、を考えます。
しかし、パレート最適は人々の選好(好き嫌い)や効用をもとに定義されるものです。さらに制度を考える側からしたら、人々の選好なんて、わかりませんよね?人々に「選好を示してください」と言ったところで、示された選好が正しいかどうかなんてわかりません。
望ましいメカニズムとは
これを考えると、メカニズムとして、どのようなものが望ましいのでしょう?
1つは先ほどの選好を何らかの形で正しく取得できるようなメカニズム。
もう1つは選好はわからなくても、自動的に目的を達成できるメカニズムとなります。
後者の例としてよく出てくるのは、第二価格オークション(セカンドプライスオークション)でしょう。詳しくはまた別記事で話します。
終わりに
さて、この「メカニズムデザインを学ぶ」は僕のメカニズムデザインの復習をつらつらとアウトプットしていく記事になります。
ある程度まとまってきたら、動画か何かで解説します。
では、また別記事でお会いしましょう。
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