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メンタルトレーニング メンターさんのアドバイス
今日は、弊社とアライアンスを組み、スケート選手のメンタルトレーニングのメンターをしてくれている方と、意見交換をしました。良いお話でしたので、メモを取りつつ皆さんとシェアです。
メンターさんがいつもいう言葉
1)コントロール可能なことにフォーカス(集中する)
例えば、「この試合で優勝する!」「バッジテストに受かる!」「〇〇ちゃんには絶対に試合で負けたくない!」というような目標を立てがちですが、よく考えてみるとコントロール不可能ですね。自分は頑張っているかもしれないし、点数上では優勝できる実力があるかもしれないけど、スケートはノーミスで本番滑れるか分からないし... テストもジャッジによっては合格にしてくれる人もいたり、落とす人もいるし... 達成不可能な目標を立てるのは宝くじに近いので、目標を立てるときに、自分ができる限りコントロール可能な目標を立てることが大事だといことです。例えば、「確実にレベル4をスピンで取れるように、回っている回数をカウントする」「落ち着いてジャンプに入れるように充分なスピードを出す」「体調を整えるために、9時にはベッドに入る」などだそうです。
2)プロセス目標を立てる
「この試合で優勝する」「バッジテストに受かる」という ”結果” に目標を置くのではなく、プロセス(過程)目標を立てる方が良いそうです。プロセス目標とは、「自分が実現したいことの実行プロセスを具体化する事」です。例えば、
ダブルサルコウが飛べるようになりたい
>>P1 スリーターンの後の踏切のエッジは深く
>>P2 フリーレッグは小さく動かす
>>P3 スケート がジャンプを跳びながら後ろに滑り続ける
>>P4 バックスクラッチスピンの姿勢に入れるように
>>P5 体幹を安定のために、ブラケットやループが上手に書けるように練習
こんなことを書くのがプロセス目標だそうです。
3)感謝日記をつける
今北米で流行っているgratitude journal (感謝日記)。コロナでストレスが多い毎日の中、感謝日記が非常に流行しているようです。今日良かったこと、誰かに何かをしてもらって嬉しかったことを書き留めると、自分の嬉しい、ありがとうという感情が脳にインプットされ、心が穏やかになるということです。
例えば、「お母さんお弁当を作ってくれたので、スケートの練習の時元気が出た。いつも忙しいのにおいしいお弁当を作ってくれてありがとう。」とか、「今日は先生が新しいステップを教えてくれたので、もっとやる気がでた。先生ありがとう。何度も練習して次のレッスンでは出来るようになりたい。」などだそうです。
スケートノートにこれを数行書いてみるというのは手軽にできるスタートですね!
まだまだありますが、印象に残ったメンターさんの言葉、これはスケートとは関係なく、誰にでも役立つ話だと思いますし、手軽に始められるとっても効果的な行動、メンタルトレーニングだと思いましたのでご紹介しました。