目標や目的を持って練習に行く
前回のnote後に質問が来ましたので、インソールや足の話しでは無いのですが、メンターさんの話しは、怪我や技術向上にはとても良い内容なので、要望が多かったトピックから順に説明を付け足します。
大事な貸切時間、練習時間、限られた時間を無駄にしないために。
毎回の練習に行く際に、
最低限、以下のことを決めて練習に行く必要があるとメンターさんからのアドバイスです。
1)具体的な今日の目的やゴールを決める
2)今日達成する内容 what を決める
3)何故 why それをやるのか、出来るだけ明確にする
具体的な目的とは、例えば「3月の春の大会に向けて今日の練習があると言うことを認識して練習に行く」と言うこと。
具体的なスケジュールが未定な場合は、最低限1年以内に目指す目標、例えば「4級を1年以内に楽々合格できるような実力をつける」などが良いのではないかと思います。
羽生くんになりたい!と言うのはあまりにも壮大過ぎる目標で、達成できるかどうかわからない目標はやる気がなくなってしまうそうです。
春の大会迄にやるべきことをリストし、
出来ていること、
もう少しで出来そうなこと、
チャレンジすることを書き出す。
リストの中で優先順位をつける。
チャレンジすることは、どうやったら出来るようになりそうかを書き出す。
なぜその目的や目標をやりたいのか明確にしておくと迷わないし、計画したことが出来なくても慌てない。またその場の雰囲気や感情に流されない。
練習中は、目的、目標に向かい、まんべんなく練習する。
一つのジャンプでヒートアップして、全体力や精神力を使い果たさないように!
因みに、足が痛かったり、怪我を繰返すことがきっかけでインソールを作成しに来る人は、スケーティングスキルや基礎練が嫌いな人だったり、その重要性がまだ理解できていないビギナーさんだったり、身体がまだ出来ていない小学生低学年や中学年のうちにジャンプ練習比率が多過ぎるスケーターです。
年齢や級が低いほど、子供にとってスケートは所詮遊びなので、目先の分かりやすい事や好きなジャンプばかり練習する傾向があり、親が上手にマネジメントしないと、コーチはレッスン時間以外は目が行き届かないので、幼少でも知らない間にオーバーユースの怪我になってしまうことがよくあります。
私がインソール作成していたカナダチャンピオンのアレインシャートランドさんは、スケートを始めた最初の数年間は、氷に乗る時間は必ずコーチのレッスンのみと決めていたそうです。レッスンで自主練のやり方を身につけさせ、同時に親もレッスン内容を記録し、ホッケー選手だったパパがレッスン後にアレインと一緒にレッスン内容を復習していたそうです。アレインが12歳の時パパがアレインと付けていた練習記録や目的•目標を見せて貰いましたが、記録は詳細で緻密でした。
練習後は記録を取る。
目的やゴールで達成したことを書き出す。
改善すべきことや方法を書き出す。
今日の目標を達成出来たら、小さなご褒美を自分に与える。
これもメンターさんからのアドバイスです。まさにアレインはそれを実践していたのですね!
すごい。これだけ準備して練習に行くだけで、私自身も自分のスケートの練習がどんどん前進する気がします。時間がなくてもさっと地下鉄の一駅でリストを書き出してみようかなと思いました。またこれをやると、やらなくて良いことや心配しなくて良いことが明確になり、リンクの上でもそれ以外でも無駄な時間が減る気がしました。メンターさんありがとうございます😊
最後に一つ、
私がSK8INSOLL 足病学・スポーツバイオメカニクスソリューションを自ら起業し、必ずやり抜こうと決意した理由は、2018 年平昌オリンピック金メダリストのアリオナサフチェンコのサポートを2015年から4年間したこと、それに加えて彼女の金メダル獲得の瞬間の感動なのです!!!
2015年に彼女と初めて会った時、出会って1分以内に彼女は私に目標を鋭く言いました。”私は次のオリンピックの金メダルを必ず獲得する。私は手段は選ばないの。私の為にRYOKOは何が出来る?やるのやらないの? 私はもう銅メダルは獲得したし、世界選手権は勝って当たり前だから”
今日のお題を証明するのにぴったりの動画です。こちらをクリックしてください。
アリオナはオリンピック後も、勿論次の目標や目的がクリアなので、着々と人生を進め(結婚・出産)し、彼女にとっては当たり前なのですが、次のチャレンジの為にリンクにいます。
メンターさんのアドバイスをアリオナは当たり前に日々実践しています。強いメンタルの凄い良いお手本です。
***SK8INSOLL ではスケートインソール以外に、NATIONAL ACADEMY OF SPORTS MEDICINE に基づきスケート選手の為のメンタルトレーニングを数量限定ですが英語・日本で提供しています。
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