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同棲してから料理にハマった話

「僕、料理はしないって決めてるねんっ」

と恋人に胸を張って言われたのはいつのことだったろう。
そうだ、同棲をするということが決まって、しばらくしたころだった気がする。

それまでの恋人の一人暮らしの食生活、

朝 菓子パン
昼 会社のお弁当
夜 カップラーメン

というのを聞いていたので、何となく料理をしないことは予想していた。
友達にその話をしたとき、

「うーん、なんか早死にしそう!」

と明るく言われたのも忘れない、爆笑してしまった。その通りだもん。

恋人「なので料理を作ってほしい」
と言われた際は
私「じゃあ皿洗いはお願いね♪」
と交換条件をだしたけれど。

いざ料理を始めてみると、キッチンは私の城になった。

実家では母が料理をしていた。
母は料理が好きで、ストレス発散方法は料理だった。

そのためちょっと小腹がすいてジャガイモを食べたくなっても、料理好きの母が使うかもしれないからと、なにか食材を使うときは在庫に余裕のあるものにしか手をつけなかった。

それじゃ今は、私が好きなものを買って、好きなように調理できてしまう。

自由!

わたしは料理の自由を手に入れたのだ。
冷蔵庫は恋人と二人で使っている小さめサイズ。
とはいえ、4人で暮らしていた実家の冷蔵庫と比べて、2人暮らしだと物が少なくてゆとりがある。

好きな食材を好きなように買って、好きなように調理できる!(二回目)

フルタイムの仕事をしていない私にとって、料理は新しい遊びだ。
実家では使えなかった、家族が苦手としていた食材を思う存分使えるのも楽しい。

親が苦手だった牡蠣を存分にいれたパスタ

実家では4人分の料理を作らなければならなかったけれど、二人分なら手の込んだ料理も負担なく楽しめる。


オーブン焼きしたローストチキンにヨーグルトソースを添えたもの

今までつくらなかったスイーツにも手を出したりして。

スイートポテト。里芋も入ってる。

ちなみに恋人の、

朝 菓子パン
昼 会社のお弁当

は健在である。まあ晩ごはん以外の食事に口出しするのも野暮かなと思い、できるだけ野菜を取り入れた食事をつくるようにしている。

料理は大変なときもあるけれど、今の私には娯楽なのだ。
無理のない範囲で楽しく料理していきたい。

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ねね@ライター_作家
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