Kyashが不正利用された時の対処方法を教えます
残高利息の発表と撤回など、最近ニュースを賑わせていたキャッシュレスサービス「Kyash」をご存知ですか?
最近はメインのクレジットカードを変更したため使用頻度は下がりましたが、妻と少額のやりとりをする際など今も愛用しています。
そんなKyashがこないだ不正利用に遭いましたので、同じ状況が起きた時の参考になればと思ってことの経緯を残しておきます。
先に結論を書いておくとやるべきことは以下の3つです。
1、アプリを起動してカードをロックする
2、警察署へ行って生活安全課にて被害相談し受理番号を受け取る
3、ヘルプの問い合わせフォームから状況報告と補償制度の利用希望を伝える
通知をオンにしていて助かった
火曜日の夕方ごろKyashアプリに「BEAMS ONLINE SHOP」から2円決済したと、身に覚えのない通知が来ました。
「気持ち悪いな」と思いましたが、少額かつ仕事中ということもあったのでひとまず放置したんですが、1時間後に今度は「WALMART CANADA INC」で7,317円決済されました。
「あ、これは完全に不正利用されてる」と思ったのですぐに通知からアプリを開いてカードをロック。そこから立て続けに4件の決済エラー通知がきました。
STEAMGAMES.COM 125円
FOOT DISTRICT S.L 13,823円
SneakersnstuffINC 10,567円
VANS CANADA 0円
どうやら僕のカードを使ってゲーム課金したりスニーカーを買おうとしているようですね。カナダのキッズ恐るべし。
最後の0円はなんだよ0円ならカードいらないだろ。
いやー危ないところでした。
普段は使うたびに通知がくるのをうっとうしく思うこともありましたが、オンにしていて良かった。
気付くのが10分遅れていたら3万円以上も被害が出ていた可能性があります。
不正利用分は返ってくるのか?
次にKyashの問い合わせフォームから状況を報告して、補償制度の利用方法について調べました。
ひとつ注意点としては、Kyash Card Liteや口座の紐付けが未設定だと補償の対象にならない点です。これはやっておきましょう。
さて、被害額の補償には警察への被害報告とその受理番号が必要になるとのことです。
さっそく最寄りの警察署に電話をかけて受付の方に事情を説明しましたが、対応する部署がハッキリしないようで少し待たされました。
15分ほどやりとりした後、生活安全課の方が応じてくれたんですが「被害届を出すのであれば交番で大丈夫です」とのこと。
でも交番ってけっこう無人のところもあるので「いまの時間ちゃんと人がいる交番はどこですか」と聞いておくことにしました。すると駅前の方に案内されました。
10分ほど歩いたところにある交番に伺い、また同じ話をして調書を取ってもらうことに。
ところが話を進めるうちに食い違いが発生。
お巡りさんは被害届を受理して作成した調書を元に捜査という段取りを想定していたようですが、
一方ぼくは犯人を捕まえたいわけではなく、被害相談の受理番号をもらって補償制度を利用して被害額を取り戻したいだけでした。
その点を改めて伝えると「ああ、そういうことですか。被害相談だけということであれば交番ではなく警察署の生活安全課で報告してもらう必要があります」とのこと。
せっかく歩いたのに。。
Kyashの場合は被害届ではなく「被害相談」
交番でこのまま相談として受け付けてもらえないのは残念でしたが、すぐに警察署へ移動しました。
到着して受付でまた同じ話をします。3回目なのでかなり説明がうまくなっています。
少し待つと上の階から生活安全課の刑事さんが降りてきて、奥の部屋に通されました。
補導室。
いや、ぼく万引きしてませんが。。
そこで刑事さんに4度目の説明です。もう開き直ってプレゼンさながら、とても流暢に説明してやりました。
15分ほどで調書は取れたようで刑事さんはいったん離席。
これでようやく受理番号がもらえる。。
そして戻ってきた刑事さんが申し訳無さそうにそっと僕に渡したのは、なんと「969」とだけ書かれた付箋でした。
「すいません、こんなカタチでしか出せないんですが。。」と言われ、さすがにズッコケました。
しかし聞くと本来、カード不正利用の被害者はカード会社なので、その利用者自身が被害届を出すことはないからだそうです。
それならまぁ、、と納得。
帰りの電車内で補償制度の申請を済ませると、自宅に着く頃には7,137円が返還されていました。
取り返した残高をどうするか
しかしカードはすでに無効化されており、クレジットカードからのチャージ残高なので出金もできません。
運営からの案内によると、アプリからカードを新たに新規発行する必要があるそうです。まぁそうですよね、同じ番号のカードは危ないですし。
発行時にかかる900円はあとから残高として返還してくれるそうなので無料で再発行できるということなんですが、冒頭のサービス改訂によってクレカからのチャージが今後は不便になるようなので、僕としてはいったん再発行は見送ろうと思います。
まとめ
途中でも書きましたが、必要になるのは被害相談の受理番号です。
うっかり「被害届」というフレーズを出してしまうと調書に時間がかかってしまうので気をつけましょう。
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