見出し画像

新人看護師さんが準備する事

ナース丸です。

最近Twitterでは看護学生の卒業式を終えた様子がアップされているのを見かけます。まずは…


ご卒業おめでとうございます!!!


コロナ禍での国家試験の勉強はストレス発散もままならず、不安も大きく大変な思いだったのだろうと思います。

そして本来ならこれから卒業旅行など羽を伸ばしたいところですが、内定の事を考えると迂闊に出かけられないと思います。

そんな中4月からの入職対して何か出来る事はあるのかなど、混沌とした毎日を送っているようなところもあると思います。

今日は少し限定的(新人看護師さんに向けた)な記事になってしまいますが、4月から看護師さんになろうとしている人達に向けて、今の時期にどんな準備をすればいいか紹介したいと思います。


1,この一カ月は教科書を閉じる。

今の時期は勉強しないでください。

というと、より不安を煽りそうな言い方ですが。(笑)

まずは死ぬほど辛かったはずの国家試験勉強を乗り越えた自分を労わってください。

今の時期、4月にどこの部署に配属されるかわからないのですから準備のしようがないです。

あてもなく勉強をしていても頭に入らないですし、時間を無駄にしているだけだと思いましょう。

なので教科書は本棚にしまって良いです。

※ただし絶対捨てない事!捨てたら後に後悔します。

2,この一カ月を自分自身に使いましょう。

前項と似たような事を言っているかもしれませんが、何をしてほしいかというと、自己分析をすることに時間を割くと良いです。

①自分の性格

②自分の長所と短所

③自分の好きな事、苦手なもの

④自分のやりたいこと

⑤看護師としてのキャリアについて   

正直、毎年入職してきた新人さんを見て、自分の事を知らなすぎると思う場面が多いです。

自分がどういう場面に強いのか。逆にどういう場面に弱いのか。

自分は将来どうなりたいのか。

など、自己分析が出来ていないがゆえに様々な壁にぶつかっている新人さん達を何人も見てきました。

3,自己分析の方法

2にある内容についてノートに書きだしてください。

書き方としてはなるべく簡単に箇条書きで書いてください。そうすると案外たくさん書ける事があります。

そして書くときはあまり悩まず、自分に対して感じている事を直観的に書くことをお勧めします。なおかつ看護師に関係ない事でも構いません!

ノートに書きだす事の何が良いのかというと、自分の事を客観視できる事です。

自己を客観的に分析できるツールを作る事。これは、自分が壁にぶつかった時の行動変容を容易にしてくれます。

4,自己評価と他者評価について

入職してからは、この二つの評価のギャップを見るクセをつける事が大切です。

他者評価と自己評価のギャップがわかれば、それを埋めていくだけになります。

看護業界は人をアセスメントする仕事からか、他者から厳しい評価をされがちです。

中には毎年新人看護師の格付けを行うような低俗な人もいます。(僕も苦労したので言葉は選びません。)

しかしながら相手がどうであろうと他者評価された内容は見抜かれている事が多いのも事実です。

また、他者評価に怯えるようになると自己評価ができる時間もなくなれば、気力もなくなってきます。

ですから、気持ちが落ち着いている今だからこそ自分の事をしっかりと考えてあげてください。

最後に

社会に出たらミスは必ず起こします。

看護師だけじゃなく社会人は皆トライ&エラーを繰り返して成長していきます。

私達の仕事柄ミスは人の命に直結するので起こしてほしくはないです。しかしながら、どの看護師もミスをしながら成長しているんです。

ミスを避ける事を考えるのではなく、ミスをどのような形に変えるのか考えられるようになった方が新人看護師さんとしては意義のある事だと思います。(ミスしても先輩がカバーするのでどうにかなります。)

そしてまず看護師になるというよりも、社会人1年目にどっぷり浸かってください。例えば、

報告する。連絡する。相談する。

それぞれにやるべきタイミングがありますし、すべての意味を正確に踏まえて行動するのは思いのほか難しいです。

コンピテンシーという言葉がありますが(いつかnoteに書きます…)、すべての看護技術はその土台となる人間性の上に乗っかります。

土台が大きくないと看護技術は大きくなりません。

なのでまず、土台から。ゆっくり時間をかけていいので土台作りからやっていきましょう。

読み返すと少し脅しのような記事になりかけていますが、エールだと思ってください。(笑)

一緒にこれからの看護業界を盛り上げていきましょう。

楽しみに待っています!

いいなと思ったら応援しよう!