とりあえず塗りたいのよ。
10年ほど前、気まぐれに立ち寄ったトイザらスで小さいズゴックのプラモデルを手にとったのが、いわゆる「出戻り」のきっかけ。
そこからごりごりと、数百個のプラモデルを組んでは塗り組んでは塗りしているうちに、いつのまにやらスケールモデルの人みたいなイメージがついてしまいまして。
今は「組立説明書」の指定色をほぼ守りながら、改造・ディテールアップ少なめで作ることが多いです。
こんな風に、律儀に指定色一覧のページだけコピーして、ずっと見られるようにして作業しています。
そのまんまで塗っても味気ないので、スケールエフェクトを意識して彩度を下げて明度を上げたり、影の部分の色は明度をいじらず彩度だけ下げたりすることもあるんですが、基本的に指定色遵守。
そうしているうちにこうなりました。
実在の兵器の専用色がごっちゃり。
セットもたっぷりあるよ。
おかげで、以前作ったのの親戚みたいなものを作るときには、ほとんど塗料を買い足すことなく作れます。
(箱を開けて組むときのハードルが低いのはこのおかげがあるかも)
* * *
たまにはガンプラを作りたいときもありまして。ほんとは好きなので。特に一年戦争のあたりの。
ただ、そこは40年ほど前のアニメ。指定色ってだいたい派手。
そういうのあんまり好きじゃない。
一昨年買った安いエアブラシを使って、グレーサフで色をリセット。
もう君はスケールモデルと同じ。
で、さっきの引き出しをゴソゴソして、実在した兵器の色を選んじゃう。
(今回はドム「トローペン」なので、Bf109F-4「Trop」の配色)
ついでに余ったデカールも拝借。
パーツで塗り分けるから、マスキングいらずのお気楽塗装。
フィクションでも兵器だから、実在した迷彩色が馴染んで当たり前。
そんなことを時々やっています。
誰がやってるとかそんなのは把握してませんが、おそらく古からあるガンプラの楽しみ方です。
ガンプラのコンテストに出すにはレギュレーションに合わなかったりします。
でもその分、自分の楽しみのために気持ちが集中できるので、特にスランプ気味の時なんかにはいいと思いますよ。