釣りコンテンツについて考える【第1回目】
愛媛県の釣りコンテンツについて考える月として、
南予地域を中心に取材に回ってきました。
ツッテ編集長の中川めぐみさんと一緒に
取材にまわった際にお聞きしたことが、
とても勉強になりました。
地域資源を最大限に活かした釣りを
地域活性化としてのコンテンツに昇華するための
お話しを数回に分けてお届けします。
初心者は陸釣りよりも船釣り
僕自身大きな勘違いをしていたのですが、
初心者にとっては手軽にできる、
陸釣りが一番だと思っていました。
ここで考えなければならないのが、
初心者にとって重要なことは、
「魚が釣れる」という体験価値です。
初心者が釣りをする際の最初の壁は、
道具(竿・仕掛け等)・餌です。
親切な釣具屋さんに出会って準備ができた
としても、実際に釣り場に行くと、
釣ったらどうするとか、
そもそも陸釣りで釣れる可能性は
船釣りに比べて極端に低いという事実があります。
私も仕事仲間と数回陸釣りに挑戦してますが、
なかなか釣れず、釣りに面白さを感じなく
なってきていました。
反面、船釣りの場合には船長が釣れる場所まで
連れて行ってくれ、適切なアドバイスのもと、
魚を釣らせてくれます。
また、安全面でも海のことを知り尽くした
船長がいることで、安心して「魚を釣る」事に
集中することができます。
・道具
・釣り場
・安全性
・体験価値
の面から考えると、
地域資源を最大限に活かすための
釣りコンテンツのファーストステップは、
「初心者向けの船釣り」コンテンツを
地域に準備することが重要なことがわかりました。
釣りをアクティビティーとして認識する
次に地域が準備することの1つに、
船長が釣りをアクティビティー=サービスとして
認識することが必要です。
私は船釣りに詳しくないのですが、
全国にある船釣りサービスの中には、
限られた玄人向けのサービスで、
初心者には理解できないサービスを展開している
ところが散見されるようです。
船長はお客様に釣っていただく価値を提供する
ことです。
こうやって文章にすると当たり前の話なのですが、
実際にはアクティビティーとは程遠いサービス
提供になっている事もあるようです。
釣りを地域活性化の1つのコンテンツとするには、
地域が一体となり、この意識統一をすることから
はじめる事が重要なようです。
次回は釣ってからの周辺コンテンツについての
お話をしようと思います。
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