
今治市がまたやっちゃいました。
今治市が3連覇の快挙!
宝島社の『田舎暮らしの本』で、今治市が2025年版「住みたい田舎ベストランキング」で3年連続4冠を達成しました。快挙ですね!
このランキングは、移住者数だけでなく、住環境・コミュニティ・仕事の充実度といった多角的な視点から評価されるものです。今治市の持つ豊かな自然、しまなみ海道のサイクリングスポット、そして「今治タオル」に象徴される地場産業。これらの要素が調和し、多くの人に注目してもらえている結果なのだと思います。

数字にとらわれない移住・定住促進が大事
移住・定住促進のプロジェクトに関わっていると、どうしても「何人移住したのか」という移住者人数を追いがちですが、“移住者を増やす”だけでは不十分だということ、それって本当に大事なことなのかな?と疑問を感じる場面が何度もありました。
移住者を増やすために数字を追いかけると、無理な誘致や短期間での定住が進むこともあります。ですが、それは本当にその人や地域の幸せに繋がるのでしょうか?この問いを深く考えたとき、最も重要なことは「今治市のライフスタイルに共感し、その価値を見出してくれる人」に情報を届けることだと気づきました。
その結果、今治市の暮らしのリアルを発信し、「フィットする人たち」と出会うプロセスを大切にしました。それがウェルビーイング、つまり個人と地域がともに豊かになることに繋がると確信しています。
地域間で取り合いをしても意味がない!
日本全体が人口減少に直面する中で、移住促進で移住者を奪い合うような地域間競争は意味がありません。本当に必要なことは、それぞれの地域が持っている強みや暮らしの魅力を発信して「その地域にフィットする人たち」を迎え入れることです。「ここが自分に合う!」と思ってもらうことが大事です。
地域の強みを活かして「どういう価値観の人にフィットする場所なのか」を明確にすること。それこそが、これからの地域活性化において重要なポイントです。
今治市の場合は、風光明媚なしまなみ海道、瀬戸内のどかな風景、そして何よりも住民の温かさ、これが大きな魅力だと思っています。「自分らしい生活ができる場所」としての価値を伝え続けることで、今治市にフィットする人が集まり、そこで新しいストーリーが生まれていく。それが一番大事なことだと思います。
これからも続く挑戦
3年連続4冠という結果は本当に嬉しいです。でも、これがゴールではなくスタートだと思っています。今治市に興味を持ってくれる人が増えた一方で、まだまだ知られていない魅力がたくさんあります。
これからも「数字」ではなく、「どんな人と出会えるか」「その人がどんなふうに幸せを見つけられるか」を大切にした情報発信を続けていきたいです。そして、その結果として今治市のウェルビーイングがどんどん高まれば最高ですよね!
移住・定住促進は、地域と人が一緒に育っていくプロセスだと思っています。これからも今治にフィットする“よい出会い”を紡いでいくために、もっと面白い仕掛けを考えていこうと思います。