未来の司法書士事務所の開業に向けて③(不動産登記法勉強編)
今回は不動産登記法の勉強について書きたいと思います。
不動産登記法の勉強に当たり使用した参考書と問題集は、伊藤塾の3300と厳選過去問集、ポケット型のひな型様式、リアリスティック記述問題集の基本編、伊藤塾の模試で出た記述問題です。
伊藤塾の3300の基本部分を読んで、小問題を解き、最初はAランク部分を意識して覚えました。Bランクなどは次に覚えるという感じでした。また、小問題、厳選過去問集の問題を解く際には、常に登記申請をイメージしました。
例えば、相続登記がされた後、共同相続人のうちの1人に特定の不動産を相続させる旨の公正証書遺言が発見されたときは、当該相続登記の更正の登記を申請することができる。といった問題の肢があったときに、正解は、正しい。となります。
なぜ正しいのかその理由を口に出す、または、イメージができて◯として、進んでいました。
イメージとしては、次のとおりです。
更正登記は、権利者が総入れ替になるときはできない。
共同相続登記からその相続人の1人への登記であれば、総入れ替にはならない。
更正登記できるな。
よって、正しい。
登記目的、登記原因、更正事項、権利者、義務者、添付書類をイメージできたか。
こんな、感じで1肢ずつ解いていました。
時間はかかりますが、理由をつけて解いた方が頭から抜けづらかったからです。
しかしながら、どうしても暗記しないと覚えられないものもありました。根抵当権の元本確定事由などです。
そのときは繰り返し問題を解く、自分にとって覚えやすいものをまずしっかり覚える。
次になかなか覚えられないものにターゲットを絞って覚える。
何か覚えるにあたり一定の法則に似てるものがないか、一定のグループに入らないかなど関連付けして覚えるようにしました。
不動産登記法の勉強は、6月から7月下旬までの期間で、3300の基本部分と小問題をざっとやりました。
10月からは厳選過去問集を中心にやりました。
記述のひな型集については、勉強時間以外のときにパラパラめくっていました。これだけで別途勉強時間をとることはしませんでした。
最初は登記原因などを正確に覚えようとするよりはパターンを意識していました。
単独申請、共同申請なのか。
添付書類は、◯の申請と似てるな。
どういうときに印鑑証明書をつけるのか。
登録免許税は、◯と同じだな。同じグループがあるんだな。
などです。
リアリスティック基本編の記述問題を2月に購入し、そこからは毎日1問解きました。この中で記述の自分にあった解き方を見つけていきました。
なお、試験前日まで記述問題は毎日最低1問は解き続けました。
たまたまですが、不動産登記の解法は、姫野先生がユーチューブで出されているような、解き方になっていたことに試験終了後に気がつきました。
最初は、リアリスティックに記載されているようなものや伊藤塾で紹介されているようなものを試しましたが、その方法だと模試の中で時間が足りなかったので、自己流のやり方になっていました。
伊藤塾の模試の記述問題は、何度もやりました。
ものすごい数の論点が散りばめられていたので、1つの問題を解くだけで、すごい勉強になりました。これも暗記ではなく論点や論理をしっかり理解しているかを意識しました。問題を解く際には、そういった論理や論点も紙に書ければ◯としていました。
まとめると
択一問題を中心にして、早い段階からひな型を見る。2月から記述問題の基本をやり、模試の記述問題で色々な論点や論理の知識をアップさせる
感じでした。