どこまでいっても、人

                         (2021.3.18)

 こどもの日まであと48日。昔、学校の黒板に卒業までのカウントダウンが表示されていたような気がします。半分嬉しくて半分追い出されるようなちょっと寂しかった気持ちを思い出しました。 いつかは何事も終わるものですね。ゴールの日まで1日1日を大切に過ごそうと思います。
 
 今日は「どこまでいっても人」という話をしたいと思います。これは西野亮廣さんも昔から言っていたことでした。今ようやくその言葉を自分のことに置き換えて考えられるようになりました。 どういうことかというと、商品は今の時代「誰から買うか」になっているということです。 結論としては自分の作品を届けるためには「お客さんに選んでもらえる人になる」 です。私の経験、感想を加えてお伝えしたいと思います。

  私はスーパーで野菜を買う時、無意識に生産地と合わせて生産者も見ることが多いです。「この人が作ったんだな」と言う安心感も一緒に買っているのだと思います。自分が消費者の立場になると、それを作った顔が分かると安心します。 信頼している人から物を買いたい、これは至極もっともな話だと思います。 そしてレジへ行く時は、空いていれば無人のレジへ、次に笑顔で接客してくれる店員さんのところへ並びます。 店員さんの列が他のレジより混んでいても、 です。スーパー以外でも購入する時は誰から買うか、を無意識に選んでいます。不快な思いをしたところには次は行かないようにしたり、 人を見て列を選ぶ。最近特にそうなってきました。

  自分が提供する側になって、改めて 接客を誠実にしようと思いました。 時間とお金を使って自分の作品を選んでもらっている。 これは実は本当にありがたいことなんだと身をもって知りました。 一人一人の発信が増え、誰からでもどこからでも物が購入できる時代。そんな時代に自分の作品を買ってもらうためには自分が選ばれる人でなければなりません。「同じカードならsizuku工房から買おう」と 思ってもらうためには、店長の顔がしっかりと相手に伝わらないといけません。 私がどんな思いで作品を作り、どんな思いで届けているかをきちんとお客様に伝える。思いは目に見えませんが、しっかりと相手に伝わっているのだと思います。この見えない想いを大切にこれからも作品作りを頑張りたいと思います。