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湯シャンは可能です

 結論から申しますと、湯シャンは可能です。ただ私自身がショートヘアなので、ロングヘアの方だと、より意識して丁寧に洗わないと頭皮や髪に汚れが残りやすいので注意が必要です。

 私は2年以上湯シャンを続けています。真夏に外出して大量に汗をかいた日のみ『シャボン玉石けん』のシャンプーとリンス、ボディソープを使います。
 湯シャンに抵抗がある方は、『シャボン玉石けん』を使うことをオススメします。よく、きしむと聞きますが、リンスをつければすぐ元に戻ります。

 【日本人の7割が頭皮に炎症を起こしていると言われている現代】

 炎症の原因は洗い過ぎです。
 頭皮は、乾燥を防ぐために皮脂腺から皮脂を出す役割があります。現代人はそれを「汚れている」「ベタつき」と感じ、必要以上に頭を洗います。
 洗髪により頭皮の皮脂が無くなると、身体は、「(皮脂が無くなって)頭皮が乾燥したからもっと皮脂を出さないと!」と皮脂腺を広げて皮脂を多く出すようになります。これが洗い過ぎによる強いベタつきの原因です。
(毛穴が広がればそこから界面活性剤が経費毒としてどんどん内部へ入っていきます)
 一方で、洗い過ぎで乾燥している人は、頭皮が皮脂を出す力よりも洗う力が上回り、頭皮を皮脂で潤す機能が弱まっています。
 どちらも頭皮が正常に機能していない状態です。
 また、皮膚の常在菌が皮脂や汗を食べて弱酸性の成分を作りだしています。我々の身体はアルカリ性なので、常在菌が皮膚の表面を弱酸性にしてくれることで外部からの刺激をバリアしています。つまり、界面活性剤で常在菌を殺すことは皮膚のバリアを壊すことを意味します。
 「皮脂が酸化しちゃうからしっかり洗わないと」とよく聞きますが、人間の皮脂はお湯で丁寧に洗えば落とせます。100%落とせなくても、界面活性剤で肌をボロボロにするのと、少し皮脂が残っているのとでは、どちらが健康的でしょうか?皮脂が少し残っているくらいが自然です。
 私は湯シャンを始めてから、変なにおいがするとか、ベタつきや乾燥、痒み、炎症など何もないです。湯シャンで問題が発生した人は他に原因が考えられます。

【食生活の乱れは体臭に出る】

 湯シャンを続けても体臭が出たり頭皮が荒れている方は、丁寧に洗えていないか、食生活が乱れていると考えられます。お菓子などの悪質な脂を取っていたり、糖質を多くとる不健康な生活をしていれば、それは皮膚に出てきます。

【一般的な「綺麗」は本来の肌ではない】

 よくメーカーな掲載されている「綺麗な状態の頭皮」の写真を見てみてください。毛穴の周りに皮脂が一切なく、ツルツルの状態です。それが理想的な状態だと謳っています。

 一見、清潔感があって良さそうに思えますが、これは、シャンプー等の界面活性剤によって、肌が真皮まで溶けているのです。ツルツルなのは皮膚が溶けているからです。肌にとって異様な状態です。

 【界面活性剤による薄毛】

 頭皮にはセラミドと死んだ角質があり、それらがバリア機能を果たしています。皮膚の内部から水分が蒸発するのを防いでいます。シャンプーの界面活性剤により、このバリアを崩せば、皮膚はどんどん削られますし、壊れたバリアを修復するために異様な速さの新陳代謝になります。頭皮が薄いのは界面活性剤の使用や洗い過ぎが原因です。
 頭皮が薄ければ太い髪は生えません。しっかり厚みのある土台に健康的な毛が生えます。

 毛根の中間地点にはバルジ領域があり、そこで毛を生やす指令を出しています。

 毛穴が開いていると、バルジ領域まで経費毒が入ってきて毛を作る細胞の成長を阻害します。すると、1つの毛穴から2、3本生えるはずの髪は、1本しか生えない状態になります。これも薄毛の原因です。

【私の湯シャン法】

■お風呂に入る前にブラシで髪の汚れを落とします。(私は髪が摩擦で傷まないよう、プラスチックではなく豚毛ブラシを使っています)
■お湯の温度は37℃位にします。(熱いと刺激になるので、ぬるい方が良いです)
■爪を立てずに指の腹で頭皮を擦るイメージで洗います。
■生え際から徐々に頭頂部に向けて洗ったり、耳の裏、後頭部など、洗い残しがないよう丁寧に洗います。
■洗う時間は4、5分かけるイメージです。(私の場合、いつも3分くらいしか洗えてないと思いますが、それでも今のところは特に問題ありません)
■お風呂を出たらタオルドライをします。
ドライヤーは熱で髪を傷める原因になりますので、少しでもドライヤーする時間を短くするためにタオルドライはしっかり行いましょう。
■ドライヤーで髪を乾かします。温度は商品によりますが、熱すぎない方がいいでしょう。
 私は何もつけないがベースなので、ヘアオイルもつけません。直にドライヤーをかけます。
 つけたい方は人間の皮脂成分に近いと言われているアルガンオイルなどを試してみるのも良いかもしれません。
■ドライヤーは、髪が乾いてきたら冷風に切り替えて、髪が完全に乾く一歩手前くらいでやめます。(乾かしすぎは髪を傷めるので)
■ほぼ乾いた状態になったら、私はショートヘアなので手櫛で整える程度です。ロングヘアの方はブラシで優しく整えてください。

 湯シャンは夏場は難しいと感じる方が多いと思いますので、秋冬に始めると上手く続けられると思います。

              静かな花より🪷

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