夫婦の役割はパズル!~ストレングスファインダーを受けて~
自分の性格や能力の特性診断って世の中にたーくさんありますよね。
人事部で仕事していた時に、それらのご紹介を頂くことが結構あったこともあり、色々目にしてきました。
どれが良いかは使用目的によるのですが、中でも、私のお気に入りでイチオシは「ストレングスファインダー」です。
ストレングスファインダーとは
米国ギャラップ社の開発したオンライン「才能診断」ツール。
177個の質問に答えることで、自分の才能(=強みの元)が導き出されます。才能を34の資質(似たような才能の集まり)に分類しており、その34資質のうち、最も特徴的(優先度の高い思考、感情、行動のパターン)な5つを診断結果として出します。
ストレングスファインダーにおける「才能」の定義
= 無意識に繰り返し現れる思考、感情、行動のパターン
なぜお気に入りかというと、シンプルな理由ですが、自分の実感として「とても当たっているなぁ」と感じたから。
結果を知った当初は「私ってそうなの?」という感覚もありました。
でも、その後、普通に生活している中で「あ、これはあの資質が表れている行動だわ。」とじわじわと納得感がやってくるのです。自分の資質を感じさせる具体的な思考パターンや行動に日常生活の中で出くわして、パッと光が射す感じ。見えていなかった自分を認識できる瞬間。
あまりに自分の中での納得感が大きいので、「ところで、この隣にいる夫は、ストレングスファインダー的にはどんな人なんだろう?」という興味がムクムクと湧いてきました。ストレングスファインダーについて家庭内宣伝を行い、受けてもらいました。
思い立ったその瞬間にネットで簡単に受けることができ、価格も5資質だけ診断するのならば2000円程度、34資質全ての順番を診断する場合でも6000円程度とお手軽なのも嬉しいところです。
夫に受けてもらった結果ですが、これまた結構な気づきがありました。夫婦でストレングスファインダーを受けること、オススメです。
以下は我が家も場合の気づきです。
例えば人付き合いについて。夫は1位が「個別化」(各人のユニークな資質に関心を持つ)ですが、私は3位が「社交性」。集団に入った時の振舞い方について、社交的な私から見ると、夫はなんとも静か。「もっと話せばよいのに」と、もどかしく思うこともありました。でも、ストレングスファインダーを受けて、夫には夫の人間関係構築のやり方があることを客観的に指摘された気がしましたし、その「個別化」というやり方は、大きな魅力だと感じるようになりました。
もう一つの発見は、夫の資質2位「未来志向」、4位「着想」。言われてみれば!と思い当たることが。仕事について相談したりすると「こうしたら良いんじゃない?」と私では思いつかないようなアイディアを言ってくれることが結構あったなぁと。すっかり忘れていましたが、今度からは「あなたは『未来志向』で『着想』することが得意なのよね」と持ち上げつつ(笑)、どんどん意見を求めてみよう、と思いました。ストレングスファインダーを受けていなければ、そこまで意識的に夫の意見やアイディアを聞こうとは思わなかったように思います。思いついたときに聞く程度で。ストレングスファインダーを受けていなくても、普段からお互いの意見を良く聞く夫婦関係が出来ていれば最高なのですが、私の場合は、ストレングスファインダーに今一度背中を押してもらった気がしています。
最後が、お互いの上位5資質のうち唯一共通だった「学習欲」。資質としては共通でも、興味のある分野(学習したいと思う分野)は全く異なる私達なので、一緒に学習を楽しむということはなさそうです。でも、ことごとく他の資質が異なる中で、共通の価値観を見つけられたのは純粋に嬉しかったです。
今回、ストレングスファインダーを受けて、夫と私は異なる強みを持っているということが可視化されました。
夫婦は、家庭というプロジェクトを一緒に回していく同志だと思っています。そんな中、それぞれが得意なところを担当して、強みを発揮する。そして、それらをパズルのように組み合わせてプロジェクトを回していく。
相手の期待に応えられないこともある。自分の期待に相手が応えてくれないこともある。でも、それで良いんだ、それが良いんだ、と思わせてくれたストレングスファインダーでした。
以前、私の職場では「ストレングスファインダーを受けて、お互いの資質を理解した上で働こう!」という取り組みがあり、とても良いものだと感じていましたが、夫婦間で活用するのもオススメです!
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