覚醒の話41 ゆっくりリズムが大事かな(909文字)
以前に『「ゆっくり動く」と人生が変わる』という本を読んだことがあります。
順天堂大学教授の小林弘幸先生がPHP文庫 から出版された本でした。
小林先生は、以前にもテレビに出演された番組を拝見させていただいたことがありますが、自律神経を調えることが大事ということをよく仰られています。
この本にも、自律神経に関わる内容が記されていて、とにかく動作をゆっくりとすることが、人生全般にとても重要なことなのだということを説かれています。
詳しい内容はここでは控えますが、この本のタイトルに全てが表れており、内容はご自身で読んでいただくのが一番と思います。
私自身、還暦を過ぎて思うのは、これまでかなりせかせかと焦ったり急いだりしながらこの人生を歩んできたな~ということです。
もう少し余裕というか、ゆったりとした心境で物事をやっていたら、もっと成果の多い人生になっていたような気がしています。
落ち着いて、じっくりと、慌てずに、焦らずにやっていたら、喜びも達成感もあり、より充実していただろうに、愚かだったなあ~という悔悟の気持ちがあるのです。
若いころには「とにかく早く、自分の目標なり志なりを遂げたい」という一心で生き、あたふたと地に足がつかないような状態で生きていました。
今さらながら、全く修養が足りなかったことを悔いるばかりです。
まあ、仕事の面では、ゆっくりとはできない部分もありますし、なかなか全ての面でゆっくりとはいかないところもありますけど、でも、この本を読んでからは、なるべくゆっくりとした生活リズム、心の余裕をもって落ち着いて何かをする、というようにはなりました。
今では、それで良かったと思っています。
「もっと早くにこの本に出合っていれば良かった」とも思いますが、ある本に出合うのもタイミングがあります。
その時に必要な情報だから、その時に出合ったとも思うのです。
早い段階で知ろうが、遅くなって知ろうが、要するに、これからの人生において、十分に参考にさせていただき、活用をすればいいだけですからね。
本に出合わなければ情報は得られず、その後の人生にはあまり変化はないわけですし、出合った時が吉日です。