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食や健康の話9 化学調味料(939文字)

先日夕刻、ある唐揚げ専門店に入って、唐揚げ定食を食べました。
最近はあまり外食をしなくなったが、時々、そうした店に入ることもあります。

出てきた定食は、キャベツが盛られたお皿に大きめの唐揚げが6つ、そしておしんこと味噌汁とご飯がおぼんに乗っていた。
始めに味噌汁を飲んでみたら、化学調味料のだしが十分に効いた濃い目の味噌汁でした。
私は、普段、家では化学調味料を入れないで味噌汁などを作るので、すぐにわかります。

確かに美味しくはあるが、味がちょっとくどくて、強過ぎると感じました。

人工的な調味料を避けるようになって久しい今の私には、その味を嫌悪するようになっています。

家で使う味噌は、スーパーで買う安物で、「だし入り」などと書いてあるが、天然由来の本物の味噌は高価なのため、買うことはできない。

本当は、「だし入り」などではないものが欲しいが、そういうわけにもいかいので仕方がない。

そんな私も、昔はそうではありませんでした。
うどんでも蕎麦でも、肉じゃがでも味噌汁でも、何かを作るときは必ずといっていいくらい化学調味料を入れていました。

しかしあるとき、化学調味料の健康被害の知見を得てからというもの、食生活を見直して、なるべく人工的な添加物を摂らない方針に変えたのです。

おでんを作るときでも、昆布をたくさん入れたり、魚肉のすり身の具材を多く入れるなどして、天然の旨味を摂るように心がけています。

化学調味量は簡単に旨味を再現できますが、その健康被害を知る身としては、これに頼る気にはなれなくなっているのが現状です。

異論はあるかも知れませんけど、魚貝類や昆布などの自然の旨味は最高であって、化学調味料は、旨味の面でも、健康の面でも、これに勝る代物ではないと思うのです。

とはいえ、普段外で仕事をしているときには、外出先でコンビニ弁当やおにぎりを買っているし、たまにはカップラーメンを食べたりもしているので、完全に化学調味料を排除することはできません。

「なるべく摂らないように留意する」という意識だけでもいいのではないかと思うのです。

これを完全に成すには、在宅で仕事をし、3度の食事は全て自分で作る、という方法以外にはないであろうから。

※今回掲載の上の写真は、「photo AC」からダウンロードさせていただいたものです。

ビオラ

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