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第59回理学療法士国家試験の解答が訂正され、合格者数も訂正となりました。

ヤフーニュースによると、3月29日厚労省発表で、午前42「アキレス腱炎の問題」と午後22「予防医学」の解答が訂正され、PTで18人、OTで18人の計36人が追加合格となりました。

私の見解では午前87「AEDの問題」と午後79「防衛機制」の問題も厚労省解答が明らかに間違っており、さらに2問解答が訂正されなければなりません(解答速報の3社とも見解が一致しています)。

記事では午前42と午後22が訂正されたと書かれていますが、厚労省発表を確認すると実は訂正されていません。訂正されているのは午後79の問題で正解が3(誤答)だけであったのが本来の正解である4も追加され、選択肢3と4のいずれを選択しても正解になるようです(これが合格者数の変動に影響していると思われます)。

この午後79の正解を3から4へ訂正すると、正解3の得点が取り消されて合格から不合格扱いになる人も発生する可能性があります。そうすると訴訟問題になりかねないので、誤答である3も本来の4も正解としたのでしょう(この場合は本来の正解の4を選んで得点が加算されて不合格であったのが合格に変更するだけで済みます)。しかし今後の事を考えると、明らかな誤答を正解とするのは問題です。

問題を出題した国試出題委員・解答をチェックした国試出題委員会は責任を取るべきで、それぞれ委員を辞退すべきです。



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