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episode2 ムー・アトランティスは存在した

「ヌーソロジーが面白い」という記事を書き始めて、今回が2回目です。

前回は、「2013:シリウス革命」(以下「シリウス革命」と記載)に書かれている、この地球の知られざる歴史について書きました。今回も引き続き、この地球の有史以前の歴史について解説していきます。

「次元の交替化のサイクル」

こちらは、「シリウス革命」の中で紹介されている「次元の交替化のサイクル」の図を模したものです。この図をもとに、あらためてこの地球の歴史を解説すると、この地球には約2万6千年で一周するという大きなサイクルが存在していて、このサイクルを6500年ごとに4分割し、覚醒期と調整期が交互に訪れるという仕組みが存在しているのだそうです。

また、この覚醒期と調整期の違いを説明すると、覚醒期が霊性文明であり、調整期が物質文明ということになります。したがって、この地球では、覚醒期という霊性の高い文明と、調整期という物質中心の時代が交互に訪れるようになっているとのことなのです。

この図を見て貰うと分かるように、2013年から新たな覚醒期に入っていて、それ以前の6500年の間は調整期だったということになります。つまり、2012年末をもって物質文明は終焉し、2013年以降の現在の世界は霊性の文明であるため、これからは徐々に霊性の強い時代になっていくと思われます。

「次元の交替化のサイクル」に示されている、紀元前3200年頃は、4大文明が始まったとされていて、人類の歴史が記録として残されるようになっていますが、現在に至るまでのおよそ50000年の歴史を振り返ると、物質や資源を奪い合うという物質文明だったといっていいでしょう。

しかし、この「次元の交替化」のサイクルに従うならば、これからは霊性の高い文明を築いていくことになるため争いのない時代になっていくことになります。

とはいえ、現在の世の中の状況をみると、果たして争いのない時代がくるのかということに疑問を感じてしまいます。そこで、参考になるのが、前回の覚醒期の時代であり、この覚醒期の時代がまさにムー・アトランティスの時代だったそうなのです。

ムー・アトランティスは存在していた

そこで、ムー・アトランティスが存在していたというところについて、「シリウス革命」からの文章を引用していこうと思いますが、その前に、この「シリウス革命」という本について説明しておきます。

この「シリウス革命」は、著者である半田広宣さんが、冥王星のオコツトというシリウス由来の知性体からのチャネリングによって得られた情報を精査・解析して、ヌーソロジーという思想体系にまとめたものを書籍化したものです。その中の一部として、この地球の歴史やムー・アトランティスについても言及しています。

シリウス由来の知性体である冥王星のオコツトから得られたムー・アトランティスについての情報を半田さんは、次のようにまとめています。

この両者は覚醒期には全く同じ宇宙を共有していたにもかかわらず、意識自体は完全に二つの種類に分かれていた。一方は定質を持ち半神半人のように振る舞ったムー人たち、もう一方は、あくまで、人間の意識の状態のままで、次の次元の原型となるべく性質を持ち合わせらアトランティス人たち。彼らはまさに千年王国と表現していいようなシリウスの時代を過ごすが、定質と性質の流れが、再び交差するときに、お互いの相違がこつ然と現れることになる。つまり、オリオン系のムー人たちの意識は「力の等換」という作用によって肉体の削除が起こり、「真実の人間(体系観察子Ω9~Ω12の領域で働く意識体のことをオコツトはこう呼んだ)」として永遠の生を受け、オリオン領域に入る。一方、プレアデス系であるアトランティス人の意識は、再び人間という意識次元に降下してきて、その意識で次元の交替化を体験させられ、想像を絶するような天変地異の中で調整の再スタートを余儀なくさせられたというのだ。

すこし長めの引用になってしまいましたが、私たちが知る歴史以前には、ムーやアトランティスという人達が存在していて彼らは、前回の覚醒期を千年王国といわれるような、穏やかな時代を過ごしたそうなのです。

ちなみに引用文のはじめにある「この両者」とは「ムー人」と「アトランティス人」を指します。

「シリウス革命」では、オコツトが使っているシリウス言語が使われていることから、上記の文の中には「定質」や「性質」、「力の等換」、「真実の人間」といった読めるけれども、意味が分からない言葉が出てきますが、これについては、後ほど説明します。

私は前回の「episode1 この宇宙の仕組みが面白い」という記事で次のようなことを書いていますので再掲します。

先日、私は、あらためて「シリウス革命」を読み直して、この覚醒期と調整の切り替えがあるということになぜか不思議と腑に落ちたのです。というのも今のスピリチュアルの世界では、現在は風の時代に入っていて、世界が二つの方向に分岐する二極化が進んでいるといわれていたりします。そういった状況が、まさに今の状況と符合しているように思えたのです。

おそらく、これから私たちの身近で起こっていくと考えられる二極化は、前回の覚醒期のようなムーとアトランティスのような分岐であり、二極化の後に訪れるという穏やかな千年王国とは風の時代と一致しているように感じました。またムーやアトランティスの終焉の様子が、「シリウス革命」にある記載と私が超古代として認識している内容と一致しています。

ちなみに、ムーとアトランティスの終焉は、ともに大洪水によってそれぞれの大陸が沈んでいき、その後、生き残った人達は、ゼロから文明を創り上げ、現在に至ったといわれています。

こういった様子についても、「シリウス革命」には記述されているので抜粋してみます。

・人間の目の前に出現してくるのは、天変地異を激しく繰り返す原始時代の自然の姿だ。

・その狂瀾怒涛の場に、こつ然とほうり出された人間たちは、しばらくの間、覚醒期であったころの記憶を無くす。ようするに、学校で習ったような未開の原始的な生活に舞い戻るということなのだろう。

・今から約五千二百年前、すなわち紀元前三千二百年頃からホモサピエンスはホモテクノス(工作人)として自省的意識の目覚めを経験し、ここから今の構造が始まったというのである。

私は、先ほど「シリウス革命」から引用した文章や、今、抜粋した文章を読んで、今の私たちがどういった出自で存在し、これからどのような未来を送っていくのかをなんとなくですが理解できたのが、今回、私がヌーソロジーが面白いと感じた点でもあります。

では、あらためて、先ほど引用した文章のオコツトが使っているシリウス言語やシリウス言語が含まれている文章を翻訳していきます。

ちなみに、私がおこなった以下の翻訳は本の中で記載されている文章や柱脚を参考にしています。

【定質を持ち半神半人のように振る舞ったムー人】⇒自分たちが何を行っているのか、その目的や進化の意味合いを熟知していて、半神半人のように振る舞ったムー人。

【性質を持ち合わせらアトランティス人】⇒まだ漠然と進化や交替化について何も理解できずに、以前として人間の意識のままのアトランティス人。

【シリウスの時代】⇒覚醒期の穏やかな時代のこと。

【定質】⇒進化する方向

【性質】⇒退化する方向

【プレアデス・シリウス・オリオン】
プレアデス・シリウス・オリオンは天体に存在する星々のことではなく、それぞれの意識の状態を指しています。プレアデスは人間としての意識であり、シリウスは人間と神の間の意識、オリオンは神としての意識を意味しています。今後、私たちの意識の進化の度合いに応じて、シリウス、オリオンと変化していくことになるでしょう。

【力の等換】⇒次元進化を生み出す作用。

【真実の人間】⇒現在の人間が進化した姿。

【体系観察子Ω9~Ω12】⇒高次元の意識領域。

といったわけで、先ほどの文章を分かりやすく翻訳してみます。

ムー人とアトランティス人は同じ宇宙を共有していたのにもかかわらず、意識自体は完全に二つの種類に分かれていた。

一方は覚醒期における目的や進化の意味合いを熟知しているムー人たち、もう一方は、あくまで、人間の意識の状態のままで、次の調整期の原型となるべく、ただ漠然と進化や交替化について何も理解できていないアトランティス人たち。

彼らはまさに千年王国と表現していいような覚醒期の穏やかな時代を過ごすが、進化する方向と退化する方向が、再び交差するときに、お互いの相違がこつ然と現れることになる。

つまり、神へと進化していくムー人たちの意識は、次元進化を生み出す作用によって、高次元の意識領域へと進化して、真実の人間となって肉体の削除が起こり、神の意識領域であるオリオンに入る。

一方、プレアデス系であるアトランティス人の意識は、再び人間という意識次元に降下してきて、その意識で次元の交替化を体験させられ、想像を絶するような天変地異の中で調整の再スタートを余儀なくさせられたというのだ。

こういったことから、前回の覚醒期では、ムーとアトランティスという二つの意識を持った人達が共存し穏やかな時代を過ごしていたということがわかります。

そして、覚醒期の終わりごろに「力の等換」という現象がおこり、進化の意味を理解するムー人は、肉体を必要としなくなり次元上昇を果たしていくのに対し、進化の意味を理解していなかったアトランティス人は、再び次の調整期に人間として一からやり直しをしたというのです。

したがって、ムー人は前の覚醒期で次元上昇を果たしているため、現在、この地球に存在している人間は、すべてアトランティス人の末裔であり、今の私たち人類ということになります。

さらに、新しい覚醒期に入った私たちは、前回の覚醒期と同様に、これから千年王国というべき穏やかな時代を過ごしていくことになりますが、これも前回と同様にこの覚醒期は自らの意識を進化させていかなければならないことを理解できている人と、意識進化の意味を理解できないまま漠然と過ごしていく人という二極化が起こっていくといってもいいでしょう。

つまり、今、スピリチュアルの世界で、よく話題に上がっている二極化とは、こういった意識進化を理解している人とそうでない人との分岐を意味しているといってよく、今後、人の意識が二つの方向に分かれ穏やかな覚醒期をそれぞれのスタンスで過ごしていくということがわかります。

とはいえ、この穏やかな時代が来る前に、どうやら一波乱があるようなのです。というのも、前回の覚醒期では千年王国がやってくる前に波乱が起きていて、そういったことも再び起こる可能性があるからです。

「シリウス革命」にある「千年王国」の注釈を引用してみます。

【千年王国】
新約聖書の最後に収録されている「ヨハネの黙示録」によると、世の終末に様々な異変と変化が起きた後、天に白馬の騎士があらわれ、サタンである竜と戦って千年の間封印する。竜に惑わされなくなった世界で、心の正しかった死者たちは復活し、千年の間キリストと共に暮らすとされている。

ここに書かれている千年王国は、ひとつの比喩と考えていいでしょう。なので、こういった何かしらの波乱が必ず起こるとはいいきれません。しかし、穏やかな時代を迎える前に様々な異変と変化が起きるということが、まさに現在の世の中の様子に当てはまるように思います。

また、今のスピリチュアルの世界でも落ち着いた世界がくる前に、これまでの概念が覆されるような出来事が起こるといわれている点も類似しているように思います。

私が、最近、この「シリウス革命」を読み直して「なるほど」と思えたのが、前回の覚醒期と今回の覚醒期との類似だったのです。

そういった意味では、この「シリウス革命」に書かれていることやヌーソロジーで説明されていることを知っていると、新たに始まったこの時代を、進化する意識を持って体験できるようになると思います。

といったわけで、前回と今回にわたって、私が「シリウス革命」やヌーソロジーに惹かれた理由を書いていて来ましたが、次回は、これから起こるであろうと予測されていることと「シリウス革命」やヌーソロジーで語られていることの類似について書いていこうと思います。




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