新嘗祭の日の朝の御岩神社
先月の11月23日の早朝、自宅近くにあるパワースポットの御岩神社に行ってきました。
11月23日は、いわゆる勤労感謝の日ですが、元々は新嘗祭の秋の収穫をお祝いする日だったそうです。
そういったことを知って、御岩神社と家の近くにある氏神の神社に参拝することにしました。
今回は、御岩神社で撮影した写真を中心に境内の様子をお伝えいたします。
御岩神社の一の鳥居の前に着いたのは、7時過ぎ。
御岩神社は、山陰にあるため、ここでの空はまだ完全に明けきっていません。
しかし、参拝客も少なく、朝の清々しさの中で、新鮮な自然の氣を感じることができました。
御岩神社は御岩山のふもとにあり、このあたりに縄文時代晩期の祭祀遺跡が発掘されていて、古代より信仰の地であったと考えられています。
また、御岩神社は常陸国最古の霊山と言われていて、古代信仰や神仏習合色の強い場所でもあります。
御岩神社がパワースポットとされる理由の一つは、アポロ14号の宇宙飛行士エドガー・ミッチェル氏や日本人初の女性宇宙飛行士である向井千秋さんが宇宙から地球を見たときに、一カ所だけすごく光っている場所があり、その場所を調べると、御岩山だったという逸話があったりするためです。
ここには国之常立神、大国主、伊邪那岐、伊邪那美ほか22柱、御岩山全体で188柱の神が祭られています。
一の鳥居をすぎて、参道を歩いていくと見えてくるのは楼門。
この楼門には阿吽の仁王像がいることから、大仁王門とも呼ばれています。
神社に仁王像がいるあたりに、神仏習合を感じます。
この仁王門が建てられたのは平成三年。
以前あった楼門は、明治時代の廃仏毀釈によって取り壊されたそう。
しかし、江戸時代に造られたという仁王像は、無事保管され平成三年の再建と同時に安置されたとのこと。
楼門の先は、なだらかな坂道を歩いていきます。
山麓の自然が醸し出す静寂の中、参道の砂利を踏みしめる音を聴きながら拝殿へと向かっていきます。
参道を歩いていくと二の鳥居があり、拝殿はその先に。
二の鳥居の先にあるのが拝殿。
階段下の手水舎で、身を清めます。
早朝ということもあり、拝殿の扉は閉じられています。
拝殿の左奥には、八代龍王神が祀られています。
本宮は、御岩山山頂にありますが、この日は、八百万の神々と八代龍王神に今年の実りを報告し帰路に就くことに。
帰り道、二の鳥居から撮影した拝殿。
表参道を横目に、杉の木が立ち並ぶ自然豊かな裏参道を通り楼門へ。
タツノオトシゴのような古木をしばし鑑賞。
帰り道からみた楼門。
楼門から望む真っ直ぐな参道。
朝の清々しさを感じつつ、御岩神山から昇り始めた朝日を浴びながら帰路につき、途中で氏神の神社に立ち寄り帰宅。
10日ほど前に旅した京都と茨城の龍脈を繋ぐ役割の一端を担うことができたと思います。
御岩神社は山あいの自然豊かな場所にあり、神気が漂っており、そういった雰囲気を味わうことができると思います。
もし茨城の県北地区に訪れることがあれば、ぜひ御岩神社に立ち寄ってみてください。
お声掛け頂ければ、ご案内いたします。
来週は、今月はじめに、山梨県甲府にある金桜神社に行ってきたので、その様子をお伝えします。