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79)「好き」「楽しい」「面白い」が出発点!!

「サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん」というテレビ番組がある。

番組の主人公は、まるで博士のような知識と経験を持っている小学生から高校生くらいの彼ら。

彼らの、ある一つのことを夢中になって、身に付けた知識の量は相当なものであり、しかも単に本を読んだ知識だけでなく、様々な体験を通じて自分の言葉で発言できる力を持っている。

この番組に出てくる「博士ちゃん」の誰もが目をキラキラと輝かせながら、毎日を自分な好きなことに夢中になって生きている。

「好きこそ物の上手なれ」をまさに地でいっていて、日々、自分の好きなことにまつわる情報を手に入れ、それを実際に形にして残していたりする。

形にするとは、得た知識をまとめたり、絵を描いたり、写真を撮ったり、字を書いたり、模型を作ったり、剥製を作ったり、仏像を作ったり、魚を捌いたり、資格を取ったり、ねぷたを作ったり、料理をしたり、本を書いたり、大人と交渉して欲しいものを分けて貰ったり、などなど。

大人に混じってそれを発表する場合もあるし、大人相手に講演したり、制作した物を美術展で展示されていたりもする。

中には、自分の好きなことを極めようと、好きなことを特化できる学校に入って学び始めていたりする元博士ちゃんもいたりする。

幼い頃は誰もがそうだと思うけど、好きなことに対する知識はどんどん吸収されていくものだから、彼らの知識量は半端ないし、それに伴って出来ることも増えていく。

好きなことに対する情熱が凄いから、迷うことなくどんどん行動に移すことができる。

また、そういった彼らを影で支える両親や家族の存在も大きいといっていいだろう。

とはいえ、彼らはお金があるわけではないから、身の回りにありあるもので工夫しようとするため、意外な発想力も身に付いていたりする。

一つの対象を通じて出来ることを増やしていく。

たとえば、魚が好きで、その絵を描いていたら絵が上手になったり、上手に写真が取れるようになったり、魚を上手に捌けるようになったり。

どこでどんな魚が取れるかを知ることで地理が詳しくなったり、歴史や科学、外国語にも興味を持つようになることもある。

魚ひとつとっても、そこには多種多様な世界があり、魚に興味を持っていろんなことを調べ体験していくだけで、自然な形で様々な世界を広げていくことができる。

若くして、まさに「博士」になることができている。

しかも、何かひとつを極めながら自分の世界を広げていけるようになることで、生きる上での力を身に付けることができる。

それも、それは本人の意志や欲求が、結果的にそうさせているだけなのだ。

「好き」「楽しい」「面白い」があることで、物おじせずに大人と交渉できるようになったり、大人と同じレベルで会話ができるようになる。

大人でも合格するのが難しいといわれるような資格も取得できたりする。

「好き」「楽しい」「面白い」があると、生きる力を身に付けられるようになるだけでなく、生きる意味を見つけることも出来るし、自分の持つ可能性を実感できるようになるだろう。

自分は何がしたいのかを知ることができるようになると、そこに焦点を合わせて生きていけるようになるものだから、生きることに迷いがない。

自分に対して自信を持てるようになるし、自然な形で社会との関わり方も学ぶこともできたりする。

もちろん、興味を持つ対象が変わることもあるだろう。

それまで夢中にやっていたことを、急に辞めてしまうこともあると思う。

しかし、それでも、それまでに得た経験が役に立つ。

何か新しいことを始めても、それをどのようにやっていけば習得できるかということを、過去の体験を参考にして挑戦することができる。

体感として、どうすればいいか分かっている。

しかも、過去に得た知識は、他の分野でも役立つことも多いから、何か新しいことを始めたとしても、それを習得するのも早かったりするものだ。

「好き」「楽しい」「面白い」が人を動かす力ということは体感として理解できているから、自分がどう動けばいいか、理屈ではなく身体で理解できているといっていい。

幼い頃から、そういった生きる力を身に付けることができれば、大人になってからでも、自分に自信を持って生きていけるようになるものだし、大きな壁が目の前に立ちはだかろうと、それを乗り越えるられるようになるだろう。

ひとつの対象に「好き」「楽しい」「面白い」という感情が生れれば、夢中になって生きることの楽しさを知ることも出来るし、生きることを前向きにさせるものでもある。

もちろん、このことは大人にだって当てはまること。

大人でも、彼らのように夢中なって「好き」「楽しい」「面白い」を日々の生活の中で、工夫しながら生きていれば世界を広げていくことができる。

「好き」「楽しい」「面白い」を軸にして楽しんで生きていけば、自然と世界は広がっていくことだろう。

ただし、大人の場合は、頭で計算してしまうという難点がある。

それをすれば必ず成功するのか?とか。

それで生活は成り立つのか?とか。

もっと簡単にできないものか?とか。

そういった計算は、子どもたちにはないから、それが彼らの障壁になることはない。

しかし、大人になると、どうしてもそういった思考をしてしまうのである。

結果や効率を求めることが、むしろ逆手になったりする。

とはいえ、そういった大人的な思考を超えて、童心になって「やりたい」と思うことができれば、自分の世界を広げていくことができる。

人の持っている可能性は、大人も子どもも同じだから、「好き」「楽しい」「面白い」という思いがあれば、自分の世界を広けることも可能だし、むしろ、そういったことをたくさん生活の中に取り入れていくことができれば、生きることが楽しくなるもの。

結果を気にせず、今を楽しむことが生きることの本質でもある。

楽しむことで、生命力を上げることができ、生きることに対して健康的になる。

少し話は飛躍するけど、もし一人でも多くの人が、好きなことを通じて自分に集中して生きて生きれるようになると、心身ともに健康になっていくから、病気になる人も減るし、病院も薬局も必要最低限で済む世界になるだろう。

年をとっても健康な人が多くなれば、そういった人達の持っている知識や経験を周りに伝えていくこともできるはず。

人の脳は年齢に限らずに若返るといわれていたりするから、身体的な衰えがあっても、「好き」「楽しい」「面白い」で生きていれば、脳が衰えることはないだろう。

「好き」「楽しい」「面白い」ということに、年齢に関係はない。

いくつになっても夢中になって生きていられることが、最高の人生といえるはず。

誰もが楽しんでいる世の中は、平和な世界だし活気に満ちている。

そこで大切になるのが、どんなことでも出発点は「好き」「楽しい」「面白い」ということ。

「好き」「楽しい」「面白い」があると、本気で生きられるようになるものだ。

この出発点を間違わないようにすることが、肝心といっていい。

では、多くの人が出発点を間違わないようにすればいいかというと、社会的な思考を変えていく必要があるといっていいだろう。

「好き」「楽しい」「面白い」があると楽しい人生を送っていけるという思考。

では、そうすれば、社会的思考を変化させていけばいいのか。

このことに気付いた人から始めていくというのが、そのやり方なのだと思う。

まずは自分から「好き」「楽しい」「面白い」で夢中になって生きていけばいい。

自分が中心になって、夢中になって生きることを水面に伝う波紋のように広げていく。

でも、「好き」「楽しい」「面白い」を見つけられない人はどうすればいいか? 

このことについては、また明日、記事にしたいと思う。


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アキタロウ
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