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進化とは、幸せを循環させること

幸せは、自分の満足を他者に渡すことで感じられる。

我々は、一人で生きているわけではない。

何かを他者に渡し、それを受け取ることで我々は進化することが出来る。

進化の背景には、必ず喜びの感情が含まれているものであり、そういった喜びの感情を伝達し広げていくことで、人は進化することができる。

「私」が喜びを感じることは、他者も喜びを感じるものであり、そういった喜びを「渡し」ていくことで、我々は進化する。

世の中に貢献するということは、私が生み出した喜びを他者に渡すことでもたらされる。

自分とは「自らを分ける」ということであり、私が生み出したものを他者に渡していくことで私という存在を自覚できるようになる。

幸せとは喜びであり、喜びは満足である。

喜びの気持ちを他者に伝え、それが返ってくることで人は幸せを感じることができるようになる。

自らが生み出した喜びという満足を伝達していくことで、幸せが拡大する。

自分が満足して何かをするとき、その満足を受け取る人が必ず現れるし、満足の精度を上げていけばいくほど、喜びを感じて受け取ってくれる人が増えていく。

世の中に流通する商品は、精度の高い物ほど喜ばれる。

何かを追求し完成させていくことで納得感という精度の高い喜びを得ることができるようになり、その喜びを他者に渡していくことで、この世界は進化していく。

我々日本人には、物作りに対する喜びの精神が宿っている。

そういった精神が含まれているからこそ、この世界の至る所に日本の製品が広まっている。

もちろん、日本の製品に限らず、我々が普段使っている外国製のものも、そこには多くの人を満足させる精度の高さが存在していることだろう。

ひとり一人の、思いが精度を高めるものであり、その思いが伝達され互いに進化していく。

喜びは、自分の満足から始まるものであり、一つひとつの行為の精度を上げていきながら、それを他の存在に渡し分け合うことで我々は喜びを拡大させていける。

難しく考える必要はない。

シンプルに自分が得意とすることをして、それを渡し分け合っていけばいい。

今この瞬間に喜びを感じて満足し、その満足を何かしらの形で他者に渡していけば幸せの連鎖を生み出せる。

今この瞬間を、自分に満足し喜びで生きる人が増え、その満足を何かしらの形で渡していけるよういなれば、この世界は平和なプロセスを踏みながら進化していけるようになるだろう。

進化は、自他の満足の交差によって生まれる。

我々が、これまでとは異なる進化を遂げるには、これまで以上に自分の喜びと満足を他の存在に渡していかなければならない。

ひとり一人が感じる幸せ(喜び・満足)を循環させていくことで、我々は心地のよい進化を遂げていけるようになるだろう。


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アキタロウ
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