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小脳障害(小脳形成不全)の猫 -ハル- 37 流れるように代替わり


ハル専用のキャリーも到着したので無事に入れ替えが済み、
どうにかこうにかユウナの四十九日前に「ユウナの忘れ物」をほぼ全てお空に送ることができた。

想定外の網戸交換wも、なんとか自力で頑張った。

ほんと、「よくやったね、自分」と褒めてあげたい。w

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2016年7月30日 19時半ごろ撮影
特設ステージ「跡地」で寝るのがこの時のブーム


わたしの誕生日前 ー

2016年8月3日。
ユウナの四十九日を迎える。
「何が」かは分からないけど、色々と上手いなぁ。と思ってしまう。w

そして四十九日を超えた事で、

仏教的には仏様(神様?)となり
今時的にはデータのクラウド保存が完了し、
わたし的にはお着替え前のお風呂タイムとなり、
動物的には「知らんがな」な日が始まった。

スペルは違うけども、
これからのユウナにエールを送りつつ、
「よくがんばりました」と自分を労う事にした。

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2016年8月4日 20時ごろ撮影
奥に見えるのが、ユウナのお骨を安置している祭壇(のようなもの)


慌ただしいったら ー

どうやらお盆前に四十九日を迎えた場合は、その年が「新盆」とのこと。

この理屈でいくと、この日から10日ほどで「お盆の里帰り」になる。

四十九日が終わった途端に、もうお盆。

何もかもが矢継ぎ早で、
「今のうちにまとめて全てをさっさと終わらせておけ」
な感じがしてならない。w


なんと言うか・・・慌ただしすぎる。w


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2016年7月31日 22時ごろ撮影
猫を飼ってる方なら分かっていただけるであろう
「ミミック」状態。w
この時に素手を差し出すのは致命傷になりかねない。w


ユウナからハルへの引継ぎ ー

ユウナと合わなければ里子に出そう、と思っていたハル。

気づけば小脳障害を持っていることが分かり、
里子に出すのは難しいと考えてどうしようかと悩み、
なんだかんだ別居でやっていけたので
「ハル(仮)」からハル」として、
正式にうちの子となったのが1年前の私の誕生日


それからの1年間の間に、

ユウナが発病し、
闘病の末、旅立つ事となり、
四十九日までに色々断捨離しよう!と心に決め、
そして四十九日を迎える。

という、誰も予測もしていなかった日々となった。


これを読んでる方にうまく伝わるかは分からないのだけど、

この怒涛の流れとタイミングはもしかしたら、

ハルがうちの子になって1年になるのに合わせて、
ユウナからハルへ「いろんな引き継ぎが行われた」のでは?

と、思ってしまうのに十分な何かがあった。


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2016年8月1日 22時ごろ撮影
ハルの新しい遊び方。
【頭だけ出す】
ちょっと怖い。w


もしかしたら ー

ユウナが

あのタイミングで旅立つことが分かっていたから、
私にハルを保護させて、
里子に出さずうちの子として過ごさせるようにした

もしくは、ハルが

ユウナがあのタイミングで旅立つことを知っていたから、
私に保護させるように仕向け、
なんだかんだとやっていける、と思わせて里子に出させないようにした

のどっちで考えてもしっくりきた。

もしかしたら
「双方の思惑が合致したからウチに来た」
というパターンでもいいかもしれない。


そう思ってしまう理由 ー

まずは、一つ一つは大したことはないけれど、
ハルの時に使っていた「色んな対処法」がそっくり活きたこと。

■授乳タイミングを過ぎないよう、すぐ目覚めるような寝方を見つけた

ユウナの様子がおかしいとき、このやり方で何度か仮眠を取った
そして、最期の時を過ごすことができた

■小さい頃のハルはトイレに間に合わず?粗相をしていたので、
クッションマットを敷いてその下にトイレシートを敷くようにした

ユウナがトイレに間に合わなく?なり、このやり方で対応した

■ユウナとの同居のために、部屋の中の段差を減らす模様替えをした

ユウナが高いところに登れなくなり、
ハルの時に段差を減らしていたおかげで、多少の調整で済んだ

他にもあるけど、大きくこんな感じ。

他のはいいとして?も、
部屋の模様替えはあの怒涛の中ではちょっとできなかったと思う。


そして一番大きなポイントは、
「友人経由で猫を引き取ろうと準備しただけでユウナの尻尾がハゲた」
過去があるのに、
「なぜハルを保護しようと思ったのか」
という点。

準備どころか、いきなり家に入れて面倒見てるもんなぁ・・・。


こう考えると、ユウナ主導でハルがウチに来る事になったのかもしれない。

ハルで予習しとけ、みたいな。w


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2016年8月1日 23時半ごろ撮影
後ろ足を伸ばして和む。
何はともあれ、長い。w


ハルがウチに来た理由 ー

もしGW前でなかったら、
乳飲み子だったハルを保護していなかった可能性は大。

もしハルに障害がなかったら
どこかのタイミングで里子に出していた可能性も高い。


そしてもし、ハルがいなかったら、
ユウナが旅立った後、酷いペットロスに陥っていたと思う。


もしかしたらハルはそこまでの難しい理由もなく、
「よし!この家だ!潜り込め!」
な感じでウチに来たのかもしれないwけども、

少なくともこの時の私にとってのハルは、

ユウナとしっかり一緒に過ごせる時間を作ってくれた上に、
私の心が暗黒面に落ちないように支えてくれている救世主

と言っても過言ではなかった。


「またまた、大袈裟なー」

と言う人もいると思うのだけれど、私からすると

ハルはウチに来るべくして来たんだ

とすんなり思えた。


こうして2016年に入ってからの怒涛の日々がひと段落し、
「ハル(仮)」が「ハル」になってからの2年目が始まった。


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2016年8月5日 22時ごろ撮影
頭だけ影になるところに突っ込んでの爆睡。
爆睡すぎて口が半開き。ww




ー続ー


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