小脳障害(小脳形成不全)の猫 -ハル- 21-「推定」小脳障害
第6章 各家庭の「ウチの子」になるのには理由があるのかも
ーだからと言って何が変わるわけでもなしー
麻酔はリスクが高すぎる、ということで去勢手術は行わない。
そして、同時に
小脳障害であるという「確定診断」も行わないことになる。
もう別に「確定診断が出た」から何が変わる、というわけでも無いし。w
確定診断をするにはMRIで見るしかないし、
全身麻酔だし、
費用も掛かるし。w
もしかしたら小脳障害とは違うのかもしれないけど、
ハルが歩くときにふらつくのは事実なので、
今さら症状名とかはどうでもいいし。www
まー、数ヶ月前とは打って変わって、ある種の開き直りとも。w
だって、もう言っても嘆いても仕方がないんだもん。w
ので、ハルは今後もずーっと「推定」小脳障害のまま。
ー初めての健康診断ー
保護してから半年を超え、かかりつけで健康診断を受ける。
デカいけどもw年齢はちびっ子なので、血液検査と尿検査との簡易項目。
乳飲み子の頃はお腹下しだの、一時預かりだの、で頻繁にお世話になり、
ちょっと大きくなったら今度は便秘さんでお世話になり、
月に数度は通っているので、あまり特別感はなし。w
診察台では先生や看護師さんが気になってそれぞれの匂いを嗅ぎまくり、
触診や聴診器を当てられたりするたびにいちいち匂いを嗅ぐ。
興味津々を超えて、「何かのフェチ」のような怪しい行動にも。w
そんな頃の見た目はほぼ大人。
ちょっぴり香箱を組むのが下手くそ。www
2015年11月9日 10時ごろ撮影
ちょっと怪しいけども香箱を組めるように。
ー健康診断の朝、実はー
この日、雨が降っていた。
家を出て病院へ向かう途中で、目の端に白い塊が見えた。
ゴミでも落ちてるのかな、とふと目をやった。
白い小さな何かが濡れていた。
注視すると白い毛皮。
この時のハルよりも少し小さいサイズの白猫がいた。
「雨だよ。濡れるよ。何やってるの?」
と近寄ってみても動かない。
すでに事切れていた。
ーきっと何かがあるー
ふと、
もしかしたらハルもこうなっていたのかもしれない。
と思ってしまい、
運とか巡り合わせとか引きとか偶然とかタイミングとか
それがかみ合わなかったら?とか
なんか色々とごちゃ混ぜな複雑な気持ちになった。
生まれてきた理由がある
ここにいる理由がある
●●なのには理由がある
とか、よく言われるような事を
いちいち考えたくもない性分w
なので気にすることもなかったのだけど、
これを見て何故だかハルには
「ウチに来なきゃならない理由があったのかー。」
と漠然と思った。
ってことは、最初の子のナナも今いるユウナもそうなのかー。
となると、今飼われてる動物は全部?
そう考えるとすごいなー。
何の理由なんだろうねー。
と「キャリーの中で暴れまわるハル」をなだめながら、
ぼーっと考えていた。
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ちょうどこの時期、家の近所で「ちょっと危ない兆候」が色々とあったらしく、明らかな事故以外の野良猫の不審死は調査対象となっていました。
実況見分?では特に異常は認められなかったのですが、この子は念のため警察に引き取られて行きました。
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ー続ー
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