小脳障害(小脳形成不全)の猫 -ハル- 30 ハルを寝室へ、そのためには
ユウナがお出かけした後、すぐにハルを居室に入れることは何となく出来ず、私はユウナがいなくなった生き物の気配のしない部屋で過ごし、ハルは今まで通り過ごしていた。
そんなある日、ハルのノミ取りの薬をもらいに病院へ行った。
あの日、病院へ報告してから2週間ぶりのこと。
会計の際、
「ユウナを思い出して辛くなるならばこちらで。」
とハルの名前だけの診察券を貰う。
お気遣いはありがたいです。
が。
どっちだろうと今は辛いです。はい。orz
2016年7月1日 16時半ごろ撮影
あの日はユウナをメインで担当してくださっていた先生がお休みだった?のでご挨拶できなかったのだけれど、この日病院へ行ったことでご挨拶ができた。
何てったって、診察した12時間後に…ともなれば研究者としても医者としても人としても色々気になると思う。
私がその立場ならめっちゃ気になって仕方がない。
何なら「私のせいですか?!」と思ってしまう勢い。
ふと踏ん切りがつく ー
担当の先生にお会いしたことで踏ん切りがついた?のか何なのか、
ハルを寝室へ連れて行こうと思った。
寝室に入ったハルはしばらく匂い嗅ぎ大会だったけれど、後にユウナが居る所へ釘付け。
※ご飯が気になった説が濃厚w
2016年7月1日 21時ごろ撮影
しばらく後に、ユウナもハルも落ち着かない気がしたので撤退。
まさかの1年ぶりに顔合わせ再び。
少しずつ慣れさせる ー
翌日、顔合わせ?再び。
ハルを居室に入れるも、頑ななまでに布団には乗らない。
マットレスを敷いてるけども、たったの3センチ程。
ハルが登れない高さではない。
最後の瞬間に居た場所だから、
もしかしてユウナが「来るな!」とか威嚇してる?
ユウナが来た時もナナがメインで居た場所には中々行かなかったから、
もしかしたらそういうものなのかもしれない。
と思ってたら ー
未だに片付ける事ができなかった特設ステージへズカズカと登り、
あまつさえ、ユウナが使っていたトイレを無遠慮に使用。
2016年7月1日 21時半ごろ撮影
えええ・・・何それ・・・
と思ったけども、変に聖域化しない様にユウナが
「やっちまいな!」
と言ったと解釈することにした。
見事やり遂げ、満足気なハル。
でも、布団へ登る許可は降りなかったみたい。
まだここはダメらしい。w
2016年7月1日 21時半ごろ撮影
やり遂げた顔。w
これならハルをここで過ごさせてもいいような気もするけど、
何せハルには障害がある。
例えば配線ならば床面から離す必要があったり、家具の角の保護など色々工夫しなければならない。
まだこの部屋はユウナ仕様。
しかも今のハルの部屋とは違って家具が多い。
ハルをここで過ごさせるためには、部屋の全面模様替えが必要。
つまり、
ユウナが過ごしていた痕跡を全て撤廃する
必要があった。
ー続ー
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