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ゼンゼロを始めました。

 お久しぶりです、REXです。
 タイトルの通りZenless Zone Zero(ゼンレスゾーンゼロ)というゲームを始めました。このゲームはサービス開始が2024/7/4とまだ半年しか経ってないゲームではありますが、開発元は原神や崩壊スターレイルなどをリリースしたあの「HoYoverse」です。
 私はこのゲームを2週間ほど前に始めましたが、一応メインストーリーは全て読み終えましたので、そろそろ記事でも書いていこうかなと思った次第です。
 というわけで、私がこのゲームを始めたきっかけやプレイしていく中で良かった点や気になった点などをだらだら書いていこうと思いますので、お暇であれば見て頂ければなと思います。
 あ、ネタバレは極力回避していきますので、未プレイの方でもどうぞ。

【ゼンゼロを始めたきっかけ】

 このゲームを始めたのは去年の2024/12/21でした。
 実はこの前日に職場の同僚との飲み会があり、この時に原神や崩壊スターレイルの話題が上がりました。その時にはゼンゼロの話題は出てこなかったのですが、その関係で同じホヨバが開発しているゲームがあることを思い出しました。Twitterでも偶に広告見掛けるゼンゼロってゲームがあったな…的な感じでしたね。
 その時の飲み会はそれで終わったのですが、帰り道にどうしてもゼンゼロというゲームが気になってしまい、家に帰ったらちょっと調べてみるかと思いながら帰っていました。まあその日は家に帰った瞬間疲れていたのか知りませんがそのまま寝ました(;´・ω・)
 気を取り直して土曜日の昼。いざ調べてみればなんだか現在PUされているガチャのキャラが非常に私に刺さる見た目をしておりまして。そのキャラはどうやら「星見雅」というキャラのようです。

星見雅(自撮りモードで撮影)

 ネタバレにならないような調べ方をしていたらそのキャラは狐(お察し)のシリオン(所謂亜人族的なものらしいです)といったものらしいです。私をご存知の方ならまあもうお気付きかと思いますが、刺さらない筈もなく……。原神もブルアカも狐関係で始めましたからね、神子とかワカモとか。狐あるところにREXありです。な訳でこれも運命かと思いゼンゼロのインストールを始めました。
 私は3年程前から原神をプレイしていたのですが、Ver5.0あたりからどうにもモチベが続かなくなってしまい、ログインすらしない日々が続いておりました。今継続的にプレイしているゲームもブルアカ位しかなく、なんならそれもログインしかしてない位モチベも下がっちゃってるので、新しいゲームを始めるには良い機会だと思いました。
 そんなこんなでゼンゼロをインストールして、いざ起動!とタイトル画面を見ればなんだか一昔前のテレビが映って色んなCMのような映像が流れており、なんだか世界観が良く分からんなこれ…って思った記憶があります。
 とはいえ始めなければ何も分からないので、とりあえずゲームを進めてみることにしました。

【このゲームの本質に気付いた瞬間】

 ゼンゼロ自体はサービス当初から知ってはいたのですが、私がゼンゼロをサービス当初から始めなかったのはとあるコメントを目にして、偏った先入観があったからです。

 『戦闘が単調で、非常に簡単な操作で進行する』

 つまるところ、このゲームはやり応えがないんじゃないかという思いを持っていたからですね。
 自分語りになってしまうのですが、私は高難易度のゲームを好んでプレイする傾向があります。原神も一番楽しかった瞬間はプレイ二日目にしてドラゴンスパインを登頂するという、今考えれば愚行でしかなかった行為ですがそれが一番充実していた時期だったなと思ってます。逆にキャラが揃い、戦闘が安定してしまってからは退屈になってしまったなと感じていました。
 ゼンゼロはそういった私を満足させてくれるゲームではない、という先入観を持ったまま半年近く経っていた訳ですね。レビューだけを見て判断する、今思えば非常によろしくない考え方だったと思います。
 そんな先入観を持ったままチュートリアルを進めてみればどうやらこのゲームは戦闘がメインのようです。かつてプレイしていた原神ではオープンワールドを生かした探索がメインでしたが、それとは真逆を行くステージクリア型のゲームです。
 例えるならそうですね…PSOとDMCを足して2に近い数で割ったといった表現が正しいのではないでしょうか。このゲームはジャンプといった機能が無く、基本的には平面上で戦うことになりますが、私が特に目を引かれた理由の一つとしては戦闘のゲームスピードが挙げられます。DMCのターボモードにも劣らないそのゲームスピードは非常に爽快感を与えてくれます。
 そして私はあることに気が付きます。

『あれ、楽しいぞこのゲーム?』

 どんなゲームも始めたては楽しいものです。いや、例外はあるかもしれませんが、それにしては自分の中でしっくりくる感覚があったのです。
 確かにこのゲームで操作するボタンというのはそう多くありません。通常、スキル、終結(必殺技)、キャラ変更、回避くらいしかありません。DMCのようにスタイルチェンジや固有技コマンド、ロックオンボタンや技を出すときにスティックを複雑に操作して派生するコマンドなどもありません。
 ですが、だからと言ってこのゲームを単調と評するには違うなと感じました。
 このゲームの爽快感溢れる戦闘の理由はゲームスピードだけではありません。それは過剰かと思えるくらいの戦闘面での演出です。
 例えば、敵が特定の攻撃を仕掛ける瞬間に黄色い光が出るのですが、それに合わせてキャラ変更をすると控えのキャラが出てきて、敵の攻撃をドデカい音を出しながらパリィして弾き返します。その時のカメラワークも臨場感溢れる角度となっております。
 そして極め付きには全敵の撃破がミッションクリアの条件だった場合、最後の敵を倒した瞬間「WIPE OUT」といった文字と共に撃破の瞬間が様々な角度から映し出されてそのままリザルト画面に突入するといった、男子なら心の奥底に眠っていた厨二心をくすぐる演出まであります。

ミッションクリアの瞬間

 勿論これだけではないのですが、細かいところまで記載すると書ききれないので、詳細は動画等を見て貰えれば分かりやすいと思います。

 さて、さらっとこのゲームの基本的なことは体験しましたが、1時間ほどプレイした後に私はこのゲームの本質に気付きました。
 アクションゲームというのは良くも悪くも人を選ぶものです。激しい動きに頭が付いていかない人や、操作を覚えるのが苦手でプレイしたとしても思うような動きが出来ない人。勿論続ければ成長はすると思うのですが、それまでの道が苦しく感じる人も居るでしょう。
 そして、このゼンゼロというゲームはそういった人にも配慮されたゲームだと思います。つまるところ何が言いたいかと言いますと、操作のシンプルさと過剰な演出により誰でも気持ち良く戦闘が出来るようなゲームバランスを成り立たせてるということです。
 操作がシンプルだからと言って簡単なわけではございません。パリィ出来る攻撃があれば出来ない攻撃もあります。なんなら攻撃の予告がない攻撃もありますので、そういった敵の技を見極めるのも非常に奥深いです。
 また、キャラごとに操作感が全然違うので飽きが中々来ないというのもありますね。私が始める理由になった星見雅などは、刀を使って目に見えない速度で走り回って敵を切り刻むといったハイスピード戦闘を超えた何かを体験してる気分です。操作してるこっちがヤムチャ状態です。
 ところで原神のときから思ってるんですけど、ホヨバのスタッフにDMCの熱狂的なファン居ませんかね?原神の綾華とかゼンゼロの雅とかバージルの次元斬リスペクトみたいなのが見受けられたので、きっとそうなのでしょう。ニコの特殊コマンドスキルとかもろDMC4のパンドラの形態変化ですし(伝わる人には伝わって欲しい)

雅の強化攻撃。完全に次元斬絶ですね。

 とまあ、戦闘をメインとしているゲームなので探索といった要素は殆どありません。元々原神の探索が非常に苦手だった私にとっては非常にありがたい内容になっています。そのかわりTVアレイというローグライク…もといWWAのようなゲームモードもあり、そちらを使って進めていくサブクエストなどもあり、戦闘で疲れた体に丁度良いくらいの頭の体操が出来ます。
 他にも色んな要素はありますが、細かいところまで記載すると書き(ry
 という訳でシステムについて私的には非常に高い評価をしております。 

【曲がクリティカルヒットしたお話】

 ゲームをプレイするうえで外せないのはBGMですよね。以前ブルアカにハマるきっかけになったのがBGMだったってのもあって私の中ではかなりの比重を占めます。じゃあゼンゼロはどうなのかって言うと……一例ではありますが此方をどうぞ。

 そら刺さるわ。戦闘BGMとかは大体こんな感じの曲をインストにした感じです。
 元々ダンスミュージックで育ってきた私にとってはご馳走に囲まれたと言っても過言ではないでしょう。ゼンゼロのBGMはまさしく癖のビュッフェとも言えるでしょう。
 もう一つゼンゼロのBGMで代表的なのを一つ上げるとしたら「バーニング・ディザイア」という曲があります。これは同作のキャラの一人である「バーニス・ホワイト」というキャラのテーマソングなんですけども、このキャラが中々癖のある性格をしてまして。というか頭お花畑というか、脳内パリピというか。そういったものに近いキャラなのですが、此方の動画をご覧ください。

 なんとも中毒性の高いBGMですね。さて、此方の動画なのですが再生時間をご覧ください。

 1時間???

 そうです、ゼンゼロ公式が1時間耐久BGMを投稿しているのです。この曲だけこの耐久動画を公式があげているということは、まあそういうことなのでしょう。新たな電子ドラッグ、ここに極まれり。
 と、戦闘BGMから日常BGMに至るまで私が好きでしかない曲の集まりなので、それだけで私の心を掴むには十分だったと言えるでしょう。惜しむべくは曲名が殆ど中国語であることでしょうか。せめて英語で欲しかったなというのはありますね…。
 それとBGM関連でもう1つ特筆すべき曲がありまして。人によっては聞きたくない楽曲一位になるかもしれないあのシチュエーションの曲です。

 そうです。ガチャ画面のBGMですね。このゲームでは変調という名前のガチャですね。
 ソシャゲにはガチャに色んな演出があります。虹色に光ったり、途中まで普通であっても急に演出が入って最高レアが出てくる昇格演出まであったりします。
 さて、このゲームの演出はいたってシンプルです。最高レアであるS級が出るときには「テープが凄い勢いで回る→Sの文字のカットインが入る」という分かりやすい演出があります。これだけなら普通のガチャの演出なのですが…この先の演出がこのゲームにしかないガチャの演出となります。
 なんとS級が出たときにはガチャのBGMにボーカルが入るのです。男性か女性かはランダムらしいですが、S級を出たことを祝ってくれるのかボーカルが入ります。
 肝心のボーカルの内容なのですが…とある方があげてくれた日本語訳を載せておきます。

Yeah, The shining golden signs
(輝く黄金のサイン)
Let your inner spark ignite
(内なる火花を燃やせ)
Find your treasure, glowing bright
(光り輝く宝物を見つけ)
Reaching for it, and take a flight
(手を伸ばして飛び立て)

Lucky or not, at least you tried
(運がどうであれ、挑戦したならそれでいい)
Chin up, in yourself, confide
(顔を上げて、自分を信じろ)
No doubt fate’s on your side
(運命はお前の味方だ、間違いない)
You’re chosen
(お前は選ばれし者だから)
So enjoy the ride
(楽しんで行け)

There re are things your can’t control
(自分ではどうにもできないこともある)
Fortune’s fickle, that’s this world
(運は気まぐれ、それがこの世界)
Embrace the result, stop keeping score
(結果を受け入れて、勝ち負けにこだわるのはやめよう)
That’s the essence, Life’s true goal
(それが本質、人生の真の目標)

Not just trials and battles tough
(試練や厳しい戦いだけじゃない)
Go taking joy in simple stuff
(些細なことにも喜びを見つけろ)
Even when it’s getting rough
(辛い時だって)
Take it easy, having fun is just enough
(気楽にいこう、楽しめれば十分だ)

https://closedalpha.com/zzz/gacha-song-lyrics/  より引用

 なんか凄い励まされてるというかなんというか。
 そうです、ホヨバのゲームの特徴ではあるのですがまっさらな状態で限定ガチャを引いて最高レアを引いた場合、PUされているキャラが50%で出てくるといった特徴があります。それを外せば次の最高レアは確定でPUキャラが出てくるといった保証があります。
 勿論ガチャを回している人間にとってはPU逸れは基本的には起きて欲しくない出来事です。ですが、この歌詞を見ると逸れた人間に対して妙にこう、なんというかですね…。
 と、まさかガチャのBGMにこういったプレイヤーに対するメッセージを伝えてくるのは私が知る限りでは初めてではないのかなと思います。こんな言われ方したらPU逸れも許せる……いや、やっぱ許せねえわ( ゚Д゚)
 そんなこんなでサブスクでもゼンゼロのBGMは聴けますので、気になった方は曲だけでも如何でしょうか。

【学びとプレイヤースキルは必ず結果に繋がる素晴らしさ】

 ゼンゼロというゲームは操作は単純ですが、スキルの内容やキャラの性能などはかなり複雑です。ここはホヨバらしい要素ですね。
 原神でも元素反応やダメージの計算、聖遺物によるビルドの考察など考えることは多いですがゼンゼロでもそれは変わりません。知識が無ければキャラの性能は完全に発揮できませんし、プレイヤースキルが無ければ折角整えたビルドも台無しになってしまいます。

色々と考える必要があります

 勿論、敵の行動による多少の運ゲーはありますがそれらは大体自分の操作一つで解決することが多いです。というかTA勢でもない限り敵の行動でクリアできなかったってことは早々起きないと思います。極論全ての攻撃を受けなければクリアは出来るのですから。
 知識を付け、限りあるリソースを適切な箇所に注いで、仕上がったキャラクターで強敵を倒す。この一連の流れが非常に良く出来たゲームだと思います。また、戦闘のリトライが簡単にできるので、ゲームの基本であるトライ&エラーがとても重要になるゼンゼロでは諦めない心も大事です。倒せなかったのは自分の技量が足りなかったのか、それとも根本的にビルドが間違っているのか。こういったことを考えるのも楽しみの一つですね。
 プレイヤーが介入できる要素が多いのは私的には非常に良いと思っております。戦闘面にお祈り要素があるとどうしてもイライラしてしまうので、そういった要素が無いゼンゼロはまさに私が求めていたゲームではないでしょうか。

【テンションの上げ方が分かっているストーリー】

 ネタバレは伏せますが、ゼンゼロのストーリーは大体このような形で進みます。

・新たなチームとの出会い
・各々のキャラと一緒にクエストこなす
・解決すべき事件の真相が分かってくる
・チーム総出でボスと対峙

 といった起承転結が非常にはっきりしている展開です。ありきたりな王道ですが、分かりやすく進行し、分かりやすくテンションが上がるのも王道たる所以です。
 詳細は言えませんが、今のところ一番評価が高いのは三章だったりします。可愛い、格好良い、美しいの三拍子が揃っておりますので、是非ともその目で見て欲しかったりします。
 アドベンチャーパートがアメコミ風で進んだりして、非常にテンポの良いシナリオと、余計なクエストなどが挟まらないのでメインストーリーに集中できる点も評価できます。なんならストーリー中の戦闘を簡単にするモードだってあるので、様々なユーザーの要望に応えるシステムとなっています。

こんな感じのがボイス付きで進んでいきます。

 各キャラの固有のストーリーなどもあり、そのキャラを深く知れるミッションもあります。最初は興味なかったキャラもこのミッションを経て欲しくなることが多々あります。そんなのが無限に繰り返されるので最終的に全員欲しいってことになりかねませんので、ガチャは計画的に回しましょう!

【さいごに】

 そんなゼンゼロですが、エンドコンテンツは無限大にあります。誇張抜きでマジで終わりがないコンテンツもあるので、戦闘という要素に飽きが来なければ無限に遊べるゲームとなっております。
 私も最初は単調なゲームと聞いてましたが、いざプレイすればその評価はひっくり返りました。何事もその身で体験しなければ分からないことがあると再認識させられました。
 数年振りにここまでしっくり来るゲームと出会えたので、末永く遊んでいきたいですね!

 だらだらと書きましたが、ここまで見てくださってありがとうございました!


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