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賢治とアインシュタイン 100年前の最接近【宮沢賢治〜100年前に見たセカイ(2)】#57

○ 宮沢賢治とアインシュタインの最接近

 今日からちょうど100年前の1922(大正11)年12月3日に、宮沢賢治とドイツの物理学者・アインシュタインが最接近しています。
 アインシュタインは、1922(大正11)年12月から日本を訪れており、東京だけではなく、全国各地を周り、12月2日には仙台へ到着し、翌日の3日には仙台で講演会を行なっています。
 この日、賢治は花巻にいたと思われ、2人は最接近しました。

○ 100年前の日本の「アインシュタイン」大ブーム

 アインシュタインが日本に到着する直前の11月10日に、日本へ向かう船の中でアインシュタインのノーベル賞の受賞が発表されました。それもあって、日本へ到着したアイシュタイン夫妻は、熱狂的な歓迎を受けます。東京では、アインシュタイン夫妻を一目見ようと、身動きができない程の人が集まり、アインシュタインの妻は、何度もころびそうになったとも言われています。

 この時期の日本では、アインシュタインの大ブームが起こっていたのです。
 
2022(令和4)年12月3日(土)
 
(続く)

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