雑記・無水カレーを延々と作り続けるその先に

ヴァンガードばっかだと流石に飽きるだろうなと思ったのでたまには雑記を。(例によってクソ記事です)


僕はあいしう。
ひらがな四文字の頂点に君臨する者だ。

ひらがな四文字の頂点に君臨したならば、頂きに至ったものにのみ許される生活を延々としていた。
何故かと言うと、この判断こそ頂点に君臨した者が出来る行為であることが証明されているし、頂点に君臨しているならば『多少の』戯れなら許されるのだ。

長ったるい文章を読みたくないと思っている頂点に君臨していない民の為に、3行の台詞で要約すると…


『ぶひっ!!ぶひゃひゃ!!仕事終わりの堅あげポテトを飲みながらのコーラ流し飲みは最高デブゥ!!!』
『デーブッブッブ!!!近所のとんかつやはご飯とキャベツがお代わり自由デブ!!!うますぎて5杯も食べちゃったデブ!!』
『ふがっがっが!!仕事めっちゃキツかったから、ご褒美にラーメンとサブウェイのハシゴをしちゃうでやんす!!ぶひっひーー!!!』


…という生活をおおよそ半年にわたって繰り広げていたってワケだ。
これこそが頂点に君臨する者だからこそ許されるライフワーク。カロリーはきっと頂点に君臨する者ならブラックホールが腹の中に生まれており、そこで吸われてきっとカロリーなんてゼロになるに決まっている。僕はこの最高の頂点君臨ライフを止めるつもりは無い。
今の僕は機関車トーマス。トーマスだからきっと健康に間違い無いのだ。

そんな事を思って迎えた健康診断当日に、体重が半年前より10キロ増量した現実を叩きつけられた。

おかしい。僕はトーマスだぞ。
ブラックホールが腹の中に生まれているんだぞ。頂点君臨マンだぞ。
カロリーを全部奪ってくれたんじゃないのか?
僕は真顔になりながら健康診断の問診票をにらめっこしていた。

今からおおよそ10年前、ある一人のあいしうの愉快な仲間から僕がニコ生で配信している時に煽られた一言を思い出す。


『ポ テ チ デ ブ し う !!!!』


今の僕にぴったりの言葉だ。
こんなんじゃしうフォーマーズのリーダーに相応しくない。

僕はしうフォーマーズのリーダー…最近僕も忘れがちな気がするので書いておくが、しうフォーマーズの理念は『人を笑顔にさせる究極の一戦を目指す』というものだが、肝心要の目の前のリーダーがポテチでデブになったたぷたぷおじさんにそんな事が出来るわけがない…!
出てくるのは心からの笑いじゃなくて、引きつった笑みだ。

そんなもの、僕の望むところではない!!

頂点に君臨する者の義務として、僕は自分との闘い…世間一般ではダイエットと言われる行為を行う事を決意した。

頂点に君臨しなおしたければ無水カレーと出会え


頂点に君臨していると自分で思い込む事で無敵になっていた僕を現実という名の健康診断結果によって思いっきり顔面叩かれた僕は、フラフラになって帰路についた。

頂点に君臨した後はやることが無いので後は堕ちるところまで堕ちるだけだと思っていたのだが、堕ちたら堕ちたで現実の攻撃による屈辱のデバフが僕を襲っていた。
僕は頂点君臨する過程で屈辱を何度も何度も舐め舐めさせられていた。
もう二度とそのような屈辱は僕に与えられる事はないだろう、などと油断していたが、そうではない。そうではなかったのだ。

何故なら頂点に君臨したとしても、身体の中にブラックホールを発生させる事は物理的に不可能だし、頂点に君臨した、という情報はこの『あいしう』という人間の頭の中にしか存在していないのでただの思い込みという名の現実逃避でしかなかったのだ。

ただの一般負け組中年ボーイであることを強く自覚した僕はその感情を振り払い、自堕落な食生活にマサラタウンのサトシのようにサヨナラバイバイする決意をした。

そこで叡智と憎悪が渦巻くドス黒SNSこと、ツイッターにて問うてみたらば無水カレーなる物が存在すると聞きつけた。


無水カレー。
水を使わずムシムシにした野菜の水分のみを使いカレーを作るという、真の男が作る料理だ。

水をあえて使わない事でコクと旨味を凝縮した味わいを舌に与え、通常の煮込みと違って野菜の栄養流出を防ぎ、野菜の栄養素を効率的に摂取させるのだ。

分かるか、真の男のカレーは水なんて要らない。

少ない食事量で効率的に栄養を摂取。

顔面をダブルのグーパンでボッコボコに殴る近代料理研究の叡智の結晶がそれというわけだ。
これを読んだ諸兄ら、今すぐ近所のスーパーに向かうのだ。

お前らが僕と同じく頂点に君臨しなおそうというのであれば、染まれ。無水カレーに。その美味さに圧倒されるのだ。


茄子+トマト+ひき肉+カレーの粉=頂点に君臨する無水カレーの方程式だ。覚えろ


僕という世界の中に閉じこもっていたので分からなかったのだが、僕以上の頂きに達した真の男『ボディビルダー』という存在がいる。

ボディビルダーという存在も実は無水カレーを愛用しているのだ。
僕は震え上がった。僕以上の頂きに達した真の男と同じものを食せば、僕は今以上の存在、シンの僕になる。
『シン・あいしう』としての生まれ変わりになるんじゃないか。
ヘタをすれば今までの僕は死んでしまうのではないかと震え上がったほどだ。

シン・あいしうとして爆誕しなおす為にもその無水カレーの作り方を僕は調べてみたらば、とてもシンプルだ。書き記しておくのでこれを見て『シン』の自分になろうと考えている民はマネをするといい。
いいか、強くなりたくば、まずは強い人の真似をすることから始めるのだ。それが出来ないヤツは強くなる為の道筋をぐにゃぐにゃの通路を通る事になってしまうってわけだ。感情だけで強くなれるのは漫画の世界だけだ。夢を見るな。見るなら現実と目標を見るのだ。

~ざいりょう~

トマトの缶詰400グラム×2
茄子×3~6
ひき肉500グラム
カレーの粉一箱(間違ってもデブの素と言われる糖質と脂質が満載のカレールーを使おうなどと考えるな、考えたならばお前は真の男にはなれない。SBのドライキーマカレーの元みたいなのが大体ほしがきらきら1パック以下の値段で売られているから買うのだ)
しうフォーマーズのラストホープ・イチネンさんから譲りうけたさしみ醤油大匙3杯(これはしうフォーマーズのリーダーだからこそ出来る芸当だがこれが無い非しうフォーマーズのリーダー達は普通にキッコーマンの醤油でもいい)
でかいフライパン1個(あるならぶっちゃけ鍋で作った方がいい)

※ちょっと多くねえか、と思っただろう。
どうせ作るなら多めに作って複数食えるように手間を減らせ。真の男はこういうところで時間を買うのだ。時間は金だ。有限では無いのだ※


~つくりかた~

①茄子をまずは一口大の大きさに切り分ける。
いいか、お前の一口に無理なくちゃんと入るように切るのだ。
お前の一口はそんなデカくないだろ、あの全国民が視聴しているヴァンガードディヴァインズシーズン2に出演しているシチューをドカ食いしたヒカリちゃんでさえそんなにデカくないだろ。ズボラにするな。ここはちょっと謙虚になるのだ。それが出来ればお前は真の男になる

②ひき肉と切った茄子を丸ごとフライパンに入れて熱するのだ。
冷凍しておいているなら茄子を切る前にひき肉をフライパンで熱するのだ。
待て、サラダ油という姑息なチートアイテムを使おうとしているんじゃないよな?ひきにくだけで熱するのだ。コイツから出る油だけでやるのだ。分かったか。

③炒めろ。それはお前の敵だ。苦しみを茄子とひき肉に味わわせてやるのだ。

④火が通ったのを見たらば、トマト缶を開けて丸ごと突っ込め。そしてトマト缶のトマトを潰しながらじっくりと大体5~10分ぐらい混ぜろ。分かったか。じっくりと煮込む事でトマトのクド過ぎる酸味を消し飛ばしてやれ。

⑤いい感じにあったまってきたらばここでカレーの粉だ。ひと箱丸ごとぶち込んでやりたまえ。そして全部がカレーの色になるまで混ぜるのだ。

⑥イチネンさんからもらったさしみ醤油があるだろう。こいつをカレーに入れるのだ。大体量にもよるが、この使い方だと3回ししながら入れると大体いい感じだ。こういうところで友情要素を織り交ぜておく。真の男は友を大事にする。友が倫理的に良くない事をしているのなら尊重はすれど怒るし、友が辛い目に合っているならば伸ばせる範囲で手を差し伸べてやるのが真の男というものだ。本当の性別が女であってもそこは真の男、という事にしておいてほしい。冗談はさておきこれでカレーにコクを与えていくのだ。隠し味、と日本語では言われている。

⑦気づいたらお前…汗をかいていないか?大丈夫か?今僕はカレーを作っているだけだぞ。これで汗をかくという事は、努力をしている、つまり真の男に近づいているという証明に他ならない、汗を拭け。今のお前はみっともなくなんかない、最高に美しい。

⑧いい感じに煮立ったらどんぶりを用意しろ。コイツで出来上がりだ。

⑨ん?今お前…何をしようとしている?
炊飯器から、米を用意しようとしていないか?

⑩戯れるな…これはルー単品で食べる為に作ったんだ。
米は確かに力が湧くし美味いよな。だが、シン・あいしうにはそれが許されていないんだ。あいしう真の男条約第8条『ダイエット中は米は食わない』に抵触してしまう。

⑪いや、いいんだ。お前は食べろ。サクナヒメも言っているよな。米は力だと。僕も米にルーをかけるカレーライススタイルで頂きたい人生だった。
ここで耐えられるかどうか。それがシン・あいしうになれるかどうかになっているといっても過言ではない。
因みにボディビルダーさんも米と併せて食っている。ダメだ…米の話をしたら米が食べたくなる…僕が、僕でなくなる…!


わかったか。


料理の画像については載せない。
何故ならここで載せてしまえばそれで作った気になってしまい、シン・あいしうとしてのステップを放棄する事になってしまう事に繋がりかねない。
だが約束しよう。これを食んだ時お前はもちづきさんになる。

うまい こくがあって うまい
とまらない スプーン とまらない

無心になれる。人はこの瞬間にこそ幸福を感じることが出来るってわけ。
僕はこれを食べて自分を追い込んでいる。飽きた時は別の料理をして、自らを高めている。現に執筆中の現在、実は5キロ減った。多分ここからはゆるやかに堕ちてどこかでストップがかかる事だろう。

続ける事、これがシン・あいしうに成る為に必要な事なのだ。分かったか。

後これだけ食い続けろとは言っていない。ちゃんとサラダだの、納豆だの、卵だのも、合間合間に喰うのだ。

それと。もう一つ忘れてはならん。


動け。動かぬ者に結果は付かない。


わかったか。


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